危険人物??
更新遅くなってごめんなさい。
土曜午後、日曜午前午後の三回しか更新できそうにないです。
週三更新になりますが、これからもよろしくお願いします。
平日でも時間がある日は更新するようにします。
「ふわぁ~。よく寝た」
大きく伸びをして宿屋のベッドから飛び降りる。
「んぅ~……おはよぉ」
隣のベッドを除くとやっぱり寝ぼけているローラ。
「起きて。買い物に行かなきゃだよ」
今日はちゃんと起こさなきゃ。布団をはぎ取り、カーテンを開けた。
「うぇぇ。眩しい」
カーテンが勝手にしまって、布団が戻った。念力とか、ありなの?
「ローラっ、起きて!」
「ライラ。多分ルディもまだ起きてないと思う。っていうか、たぶん昼近くまで起きないと思う」
「で、でも……」
「大丈夫。昼近くなって起きなかったら無理やりにでもたたき起こせばいいから」
「……わかった。フェルの言うとおりにする」
昼近くまで私とフェルでトランプ、とやらをした。説明書を読みながらやっていたけど、すごく楽しかった。
「じゃあ、あたいはルディを起こしてくるからライラはローラ様を起こして」
「了解!!」
再び私はローラの布団をはぎ取り、カーテンを開けた。
「眩しい!!」
朝よりも眩しくなった日差しにびっくりして跳び起きたローラとローラをのぞき込んでいた私のおでこがぶつかった。
「痛い!」
「いったい!」
しばらく頭を押さえていたが、フェルたちが戻ってきて宿屋から出た。
「ドレス、言いのないかな~」
「東のほうに行くか?」
「賛成」
「私はなんでもいいよ」
そう言って東のほうに行こうとした私たちの目に(ローラの目に)一つのお店が入った。
「あそこ、よさそうだね」
やわらかい緑のドレスが飾られていた。すごくきれい。……短いけど。
「いらっしゃいませ。……りゅ、龍神様」
店の中から出てきた店員さんはローラを見てすぐにそう言った。
「おすすめのドレスはない?」
「えっと、これがおすすめですが……新しくドレスを作ることもできます。いかがいたしますか?」
「じゃあ、新しく作ってもらってもいい?」
おすすめのドレスにいくつか付け足してもらうことにして、店を出た。
「あの人、はぐれ龍だわ。それに……心が読めなかった」
「ん?どういうことだ?」
「……。昼食を食べながら話すわ。近くでおいしいお店、ない?」
はぐれ龍……。
反逆者の一味でしょうか?
心配です。