表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍姫乱舞  作者: 月見草
第1章 龍神誕生
13/18

出発準備~1日目・ランチ~

「さて、ランチの時間だよ」


「だいぶん過ぎてますけどね」


「ライラがラベンダーにつられるから」


「うぅぅ。ごめんなさい」


上から順番に、ローラ、フェル、ロルフ、私だ。


「ラベンダーの香りがあまりにもいい香りだったから……」


「でも、ライラが気付いたところって結構離れてたよね」


「そうだった? いろんな匂いがたくさんあったけど」


ローラに返事を返すと六つの目に見つめられた。あれ?なんかどこかで似たような状況になった気が……。


「俺でもそんなに嗅げなかったぞ?」


「あぁ、あたい、じゃなくて私もです」


「あたしのライラは鼻が利くのね」


「あんまり注意してなかったんじゃない?」


目をそらして目の前の紅茶を飲む。


「……」


何故かローラに見つめられる


「どうかした?」


「いや、作法がきちんとしてると思って。王宮式のと一般式のがあるのよ。それで、王宮式のを知らなかったら困るなと思ってたから安心したわ」


作法が二種類? そんな話初めて聞いた。


「あぁ。俺の家もともと王宮でしか過ごしたことないし、狼人になってから街に出ることもほとんどないから、王宮式しか知らないんだ。まぁ、王宮式さえ知っていればどうにかなると思う」


「気になるなら、一般式も教えてあげようか? 一応あたしは人間の歴史と文化と習慣と……。まぁ、いろいろ頭に詰め込まれてるから。龍神だしね」


あー、うー。でもなぁ。今は王宮のことを覚えるのに精一杯だからなぁ。


「いろいろ落ち着いたら教えて?」


「ストロベリーパフェ食べたい」


隣を見るともうフェルが食事を終えていた。


「もう食べ終わったの?」


「ライラが遅いだけ。さっさと食べろよ。あと、フェリシア。デザートはなし。俺らの金じゃないんだぞ?」


「うっ……。なぁ、ライラ。デザート食べるか?」


物凄い無言の圧力が。でも、これ食べ終わったらお腹いっぱいになるし。


「ごめん、今日はいいや」


「……。はぁ。商売でも始めるかな」


フェルが遠い目をして呟いた。

フェルは性格男前の雌だから甘党は意外でした。

ストロベリーパフェ、実は私の大好物です(∀`*ゞ)エヘヘ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ