表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

7-2 目薬

しかし、彼との距離が近いところで私がムキになって手を大きく振ってしまったからか、虫が彼の頭付近を飛んでいこうとしたとき彼の顔を見ると彼が私をうっすら睨んでいる気がした。いや、睨んでいるというよりジトッと見ているんだから察しろといった様子だ。ついさっきまで、彼のことを見ていたはずなのに目薬のことなんかさっぱり忘れていた私は、後から彼が目薬をさそうとしていたのを邪魔していたことにやっと気づいた。



「……ごめん、どうぞ差しててください。私はここでじっとしています。」

「……はい、じっとしていてください」



二人は互いに向かいの席についた。

彼は再び目薬をさそうと左手で左目を開け、右手で目薬を持ち、親指で目薬の容器を押し始めた。

そのとき、彼の左腕にちょうど先ほどの虫が止まってしまった。


蚊だった。


私の右手はいつの間にかそこへ向かっていた。ふと気づいた時には、初めに私が彼の腕を手で叩いた時の音、次に目薬から水滴が数粒たれ一粒はしっかり目に入ったかもしれないがほとんど無意味に顔に落ちてしまった瞬間、そして彼が再び私を見つめ何をしてくれたんだとでも言いたげな顔が私の頭にスローモーションで映し出された。

最後までお読みいただきありがとうございます!

今回は珍しく旦那が怒りっぽいですね。怒り方は人によって全く異なるので予め怒り方の種類とその対処法一覧みたいなものがあればいいのにと思ったりします。


あとがきまでお読み頂きありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ