デッド2章「初めての感覚初めての殺戮」
里奈と雄真はバイクで警察署に向かう途中で色々な事に巻き込まれる。
果たして二人は無事みんなと合流できるのか?
デッド2章「初めての感覚初めての殺戮」
前回のあらすじ、無事に学園から脱出を果たした雄真
であったが途中でバスをおりるはめに。
バスを、降りた時近くを走っていた大型バスが雄真と里奈に
迫りくる間一髪回避する事が出来難を逃れたそれから
置いてあるバイクに乗り雄真と里奈はレイ達と別行動をし
父親の働く警察署へ向かうのであった。
あれから、どれくらいバイクを走らせたのか覚えてない。
里奈「走れば何か、変わるのかと思ったけど何も変わらない。」
雄真「そうは言っても仕方ないだろう、もう街も学園と同じように
ゾンビだらけの世界になっているんだろ?」
里奈「どうして、こんな事になったのかな?」
雄真「さぁな、親父の働く警察署に行けば何か分かるだろう。」
里奈「あんたの、お父さん警察のトップなのよね?」
雄真「そうだけど、あまり話さないからそこまで知らないな。」
何故、里奈がこの事を知っているかと言うと俺と里奈は幼馴染だからだ。
里奈とは家が隣同士だからお互いの両親が仲がいいので里奈とは仲がいい。
里奈「それにしても、あいつムカつく。」
雄真「何が、ムカつくんだ?」
里奈「だってさぁ、あんたに助けて貰ったのにこんな仕打ちする普通?」
雄真「まぁ、あいつもあいつなりに頑張っているんだよ。」
里奈「だからって、バスから追い出す?」
雄真「まぁ、落ち着けって過ぎたことを今更言っても仕方ない
だろ?」
里奈「そんなんだから、なめられるんでしょうが。」
雄真「お、あれはパトカー親父の部下が乗っているはず。」
里奈「ノーヘル、盗んだバイク相当怒られるんじゃない?」
雄真「こんな事態だ、許してくれるさ。」
そんなことを、話しながらパトカーに近づく。
そこで、目にしたのは虚しくも死んでいる親父の部下だった。
里奈「こんな事に、なるなんて。」
雄真「よいしょ。」
里奈「何してるの、危ないでしょう?」
雄真「ゾンビ共が、来ないか見張ってくれ。」
里奈「いいけど、何するの?」
雄真「警察なら、あれを持っているからな。」
里奈「あれ・・・?」
がっちゃり。
雄真「失礼しますー。」
ガサゴソ。
雄真「よし、あった。」
雄真が、警察の死体から取ったのは。
里奈「拳銃?」
雄真「そう、正式にはニューナンブМ60って名前。」
里奈「あんた、拳銃には詳しの?」
雄真「少しは、知っている。」
里奈「そうなんだ、持つのは?」
雄真「今日が、初めて。」
里奈「初めての感覚は?」
雄真「重いし、これを持つ責任も持たないと。」
里奈「そうね、それを持つてことはそれぐらいの覚悟が必要よねぇ。」
この時初めて本物の武器という名の銃を手にいれた。
それを、手に入れた後にこんな事になるとは思わなかった。
それから、バイクを走らせた。
里奈「やっぱり、誰も居ないのねぇ。」
雄真「居ないだろ、いるのはゾンビ共だろう。」
里奈「もし、生きている人がいたらどうするの?」
雄真「それは、当然助けるさぁ生きていればなぁ。」
里奈「生きていると思う?」
雄真「さぁな、生きているならどうにかなるけど居ないんじぁないか多分
避難所になんとか逃げているといいが。」
里奈「そうね、知り合いがゾンビ共だったら最悪。」
雄真「そろそろ、ガソリン入れないと。」
里奈「その先の、曲がり角を右の所に確かあったはずよ。」
雄真「了解、曲がり角右ね。」
(ガソリンが、切れる前に何とか着くことができた。)
雄真「あ、やべぇ。」
里奈「どうしたの?」
雄真「ガソリンを入れるための、お金がねぇ。」
里奈「噓でしょ、私も急いでたから無いわよ。」
雄真「仕方ない、あまりやりたくないが。」
里奈「どうするのよ?」
雄真「ゾンビ共が、来ないか見張ってくれないか後これ。」
里奈「警察が持つ、棒じゃないこれ。」
雄真「俺が戻るまで、一応持って置け何かあったら大声で
叫べすぐに行くから。」
里奈「分かった、気をつけてね。」
雄真「ああ。」
(そう話すと俺は、里奈から離れ店の中へと入って行った。)
雄真「お邪魔します、誰かいますか?」
(・・・・・・・。)
雄真「居るわけないか、ゾンビ共も居ないみたいだし。」
(カウンターに、向かう。)
雄真「あまり気が進まないけど、生き残るためだすまない。」
(バットを、振りかざす。)
ガッシャーン。
里奈「あまりやりたくないって、そゆうことねぇ」
(何か、あいつと話すの久しぶりな感じ今まではよく一緒に
遊んだり話したりしてたけど今はあまり話さない事の方が
多くなっていたけど今はこんな時だから物凄く話すように
なったな。)
里奈「何だか、今の方がいいなぁ。」
そう思ってた時だった。
後ろから突然覆いかぶさり、私はビックリして叫んだ。
里奈「きゃああああぁぁぁ。」
雄真「!!!」
(外から里奈の、叫ぶ声がした急いで外に出る)
雄真「里奈、大丈夫か?」
(外に出ると、そこには大柄な男が里奈を捕まえていた。)
大柄な男「おい、ガキ今店で何かしてたんだろ?」
雄真「バイクに入れるガソリンが、必要だったからお金を
貰っていた。」
大柄な男「なら、早くガソリンを入れろ。」
雄真「分かった、入れるから。」
ガソリンを入れる。
雄真「なぁ、彼女離してくれないか?」
大柄な男「あ?何故だこんなにもいい身体している女を
手放すかよ。」
雄真「そこをなんとか、俺達は親が生きているかどうかを
確認しに行かないと行けないんだ。」
大柄な男「はぁ?お前頭大丈夫かよ今こんな事になっているのに
親が生きているわけないだろ。」
雄真「分からないだろう?」
大柄な男「いいや、分かるね。」
雄真「何故そう言い切れる?」
大柄な男「何故って、俺はここに来るまでに親に妹それに
弟親友をこの手で殺したんだ。」
雄真「!!!!」
大柄な男「俺の家族が、あんな風になっていたんだ
お前らの家族も同じようになっているんだよ。」
雄真「分かった、あんたの言う通りにするから彼女を
離してくれ。」
大柄な男「何回言えば分かる、この女は性欲を満たす為に
必要なんだよ?」
雄真「おい、あんた後ろ危ないゾンビ共が来ている。」
大柄な男「そんなのに、騙されるかよ。」
雄真「マジだって、後ろ。」
大柄な男が後ろを向いた時。
(俺は懐に隠していた、銃取り大柄な男に体当たりした。)
大柄な男「うぉおお!!」
雄真「動くな、俺は今お前に銃を向けている。」
大柄な男「フッ笑わせる、お前の嘘にまた引っかかる
所だったぜ。」
雄真「いいや、今度は本当に銃を持っている。」
大柄な男「だとしたら、ここはガソリンスタンドだぞ
銃をぶっ放したら引火するぜそしたらお前らも終わりだぞ。」
雄真「大丈夫、この距離なら外さないこの至近距離なら。」
大柄な男「撃てるのか、お前に一般市民のこの俺を。」
雄真「心配ない、お前はもう一般市民では無いお前はゴミ屑だ
そんな奴を撃つのためらわない。」
大柄な男「マジかよ、お前に人の心は無いのか?」
雄真「お前には、無い。」
パーーン。
大柄な男「いってぇー、本当にためらわく撃ちやがった。」
雄真「言っただろ、俺の大切な人を傷つけた報いだ。」
里奈「この野郎、良くも私の身体を触ってくれたわね。」
大柄な男「ひぃいいい。」
雄真「里奈、もういい。」
里奈「でもこいつ。」
雄真「里奈、行こう今の銃の音でゾンビ共が集まり始めた。」
里奈「・・・・、そうね行きましょうこんな奴ほっといて。」
大柄な男「おい、行くのか俺をこんな風にして。」
雄真「・・・・・・。」
バイクのエンジンをかけアクセル全開にしてエンジンを
空ぶかしする。
ヴォン、ヴォンンンンン。
大柄な男「おい、助かってくれ俺が悪かった。」
里奈「アンタみたいな屑、誰が助けるもんか。」
雄真「しっかり捕まえてろ、ゾンビ共がそこまで来ている
から一気に抜け出す。」
里奈「分かった。」
雄真「行くぞ。」
ブンンンンンン。
(バイクのアクセル、全開にしてその場を離れる)
大柄な男「おい、行くな助けてー。」
ゾンビ「アアアアア。」
大柄な男「ひぃいいい、来るな来るなぁぁぁぁぁぁぁ。」
ゾンビ「アアアアア。」
大柄な男「ぎぃあぁぁぁぁぁいってー、食うなああああ。」
(俺はこの日の事は、忘れないだろう。)
雄真「俺は初めて、銃を使ったそれも家族を失って混乱している
一般市民を。」
里奈「そうねでも、ああするしか無かった。」
雄真「初めての、銃を使った感覚がやばかった。」
里奈「うん。」
雄真「初めて生存者を、助けずに見殺しにした。」
里奈「うん。」
雄真「こんな時、あいつらはどう行動をしたんだろう。」
里奈「あの二人も、同じようにしていたと思う。」
雄真「だといいけど。」
(俺と里奈は、大柄な男見殺しにしてガソリンスタンドを後に
しレイ達と待ち合わせ場所の警察署へとバイクを走らせた。)
次回デッド3章「合流。」