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【プロットタイプ】子の心、親知らず

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

私は人の心に入り込むのは大好きですが、入り込まれるのは好きではありません。


だから何時もこうなる。

鏡花の母は俺と鏡花の仲を良く聞きたがる。

――瑠衣たんとは上手くいっているか。ちゃんと話し合っているか。デートはしているか。

鏡花を通じてそんな話を聞いた後、俺に対しても何かしら贈り物を貰った。

その話を俺に話す時の鏡花の目は、何の感情も読み取れ無かった。所謂、深淵であった。


「はいこれ。母さんから。今食べる?」

「あぁ」

渡されたのは白いケーキ箱。どうやら家族の分を買う次いでに、俺達の分のも購入したらしい。鏡花は二人分の皿とフォークを用意して、テーブルに着いた。

黙ってクリームを口に入れながら、鏡花の様子を観察する。間違いなく好物である。だが表情は無表情で、何処か虚無的だった。それはきっと母親が関係しているのだろう。

「お前の母さん」

「別に君の事を狙ってるって訳じゃない。ただあの人は心配性だからね」

ただ意味深にそう伝えると、徐に口を開き始めた。


私はね、君にプロポーズをされなかったら、一生結婚するつもりは無かったんだ。

私の性質はよく知っているだろう? 熱しやすく冷めやすい。だから結婚生活も持って一年だと思っている。母もその性格を熟知していて、私の結婚は諦めていた。

そんな私が瑠衣と結婚まで至ってしまったものだから、親としては心配なのさ。私の何でもない行いで、君が離れていかないか。愛想を尽かさないか。そして離婚しないか。

君と離婚したら、もう次は無い。次はないから、一人になったら永遠一人。其れがどうにも気掛かりで仕方がないだけ。

君には迷惑掛けてるね。私の母の干渉が鬱陶しいなら、上手く私から言っておくよ。


鏡花は人格を変えて他者と交流を図っている。そして死に様を残す為に執筆を行っている。

だが其れに負担が掛からないかと言われれば、きっとそんな事はない。演じ続けるのにそれなりの苦労をしている筈だ。それは本人が演技を『死に様』と称した事からも分かる事だった。

「もし、俺以外と結婚していたら、永遠に犬を思わさる性格で相手を楽しませていたのか?」

「勿論。だが素を見せられない相手な上に、両親からの過干渉と来るだろう。

だから最終的には『素直な人格』が崩壊して、私を引っ張り出し、全てを終わらせていたと思うよ」

ただそう言うと、またクリームを口に含む。それをは舌先で捏ねくり回しながら、滴る様に笑った。

「迷惑だろう? 問題を君にまで持ち込んで。本当に済まないね。ただ私の母は君に対して恋慕や発情といった念は抱いて居ないよ。そこだけは信用してくれて構わない。

ただ心配なのさ。そしてその心配を隠す術を知らないだけ。素直な人だからね」

もしこの話をお読みのお母さん。

息子や娘に、恋人出来た場合。


絶対に干渉しないで下さい。

ほっといてあげて下さい。


とやかく聞き続けると、二人の間に亀裂が入って、破局するんで。

そうしてぶっ壊れた私の話でもします?

別に、別れて後悔はしてませんが。


まぁ、脅しはこれくらいにして。

趣味悪いね。だから性格悪いって言われちゃうんだよ。


鏡花の母、鏡花の事がとっても大好きです。

ただ素直さ故に、無神経なところがある。

今回もそんなところが出た話。


娘は絶対に結婚しないと思ってた。

するタイプでない事は娘含めて分かっていたし、そもそも興味も無さそうだったから。


だから改めて、瑠衣という旦那が出来て、娘以上に舞い上がってるんですよ。

其れに結婚するタイプでも無かったから、離婚しないか心配。

だからとやかく聞いちゃう。滅茶苦茶聞いちゃう。


ただね、鏡花としては、もうちょっとほっといて欲しい。

上手く行っているし、心配とかして欲しくない。

これが頻繁に続き過ぎて、ちょっと疲れているから、目が死んでるんです。


これね、表面だけ見ると『娘の彼氏狙ってる』とも取れるです。

ただそう言う訳では無い事は、娘が一番よく分かってる。

『瑠衣たんとデートしてる?』『これ逃したら次はないよ?』という台詞からも、狙っては居ないんです。

ただ言葉通り『これ逃したら次はない』という圧が強いので、ちょっと疲れてる。


……嫌がらせじゃない。ただ単に心配。其れは分かってる。だから強く言えない。ストレスマッハ。~完~

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