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なんで僕が!?  作者: へたれ度100%
8/79

役目

さて、次の日・・・

土曜日がやってきた。

やってきてしまった!!


朝5時に起きるも・・・


「あいつ(卯月)の家ってどこだよぉ~!?」


とか迷いながら結局6時となった。

やべぇ・・・怒ってるかな?


いや、待て待て。

そもそも僕はやらされ役じゃないか・・・


なんて思っていると・・・


「ピンポーン」


とインターホンがなる。


まったく誰だよ・・・こんな早い時間に。


ゆっくり立ち上がると、インターホンが再度なる。

しかも連打で・・・


「はいはい、今、あけます・・・」


ガチャリとドアをあけるとそこには卯月さんがいた。


「・・・遅いから・・・きた。」

「・・・」


てか、なんでこいつは僕の家を知ってるんだ!?

怖ッ!


「ひぐらし」なら雛見沢症候群にかかるぐらい怖いぞ、これ。


「・・・なんでうち、知ってるの?」

「使用人に調べさせたの。」


このストーカー野郎が・・・

とかは微塵も思ったりはしていない。

のだが・・・


「権力の高い人ってうらやましいねぇ・・・」


なんてことをいっておくことにしよう。


とりあえず支度をして、いく。


「・・・ごめんね・・・ボディーガードなんて急に・・・」

「いや、大丈夫だよ。」


実際大丈夫でもないが。


外にでると、黒い長い車があった。


「どうぞお乗りください、お嬢様。」

「ありがとう。」


はい?

お嬢様?

こいつって・・・ここまで金持ちだったのか?

でも、よく考えればそうか・・・

なんたって、「卯月コーポレーション」の娘だもんな。


「どうぞ、お乗りください。」

「え?僕?」

「はい。」


僕も半強制的に車にのる。

しかし・・・これだけ金持ちならボディーガードだっているだろう・・・

なんで僕に頼むんだか・・・


そんな不満を思っていると彼女の家についた。

てか家っつ~か・・・


「・・・屋敷じゃん。」


でかい。

とにかくでかい。

おまけに敷地もでかい。

こりゃぁ・・・とんでもねぇやつが近くにいたものだ。



車からおり、屋敷に入る。

入ってもやっぱり大きい。


「・・・どうしたの?」

「いや・・・大きいなぁ・・・って思ってね。」

「そりゃそうです。だって卯月コーポレーション社長の日本の屋敷ですから。」


ちょっと待て!

今、こいつ「日本の」っていったよな?

・・・日本以外にもこのレベルがあるってのか・・・

・・・すごいの一言とは、まさにこのことなのだろう。


「・・・てか、なんで卯月さん家にきたの?」

「外にでる支度をするから。」


・・・じゃぁ、準備をしてうちにくればよかったじゃん!

とか思ってしまう僕である。


さて、どれほど歩いただろうか・・・


「てか・・・どんだけ広いんだよ!?」


びっくりを通り越して、「わぁお!」である。


「ここが私の部屋。」

「・・・で?」

「・・・入って。」

「はぁ・・・」


なんとも気まずい空気である。


部屋に入ると、そこはまたすごく豪華である。

部屋の片隅にピアノが置いてあった。


「ねぇ?あのピアノ・・・弾いていい?」

「別にいいけど・・・」


とりあえずピアノをあけて、「ド」の音を弾いてみる。


(うん・・・よく調律されているピアノだ・・・)


関心する。


「ピアノやってるの?」

「えぇ。まぁ、父に強制的にやらされているんですけどね・・・」

「へぇ・・・」


とりあえず弾いてみることにした。

・・・テキトーに。


「!?」


さすがに卯月さんもびっくりのようだった。


何しろ音楽になっていない。

騒音だ。

戦闘機よりうるさいかもしれない。


「・・・るっさいっての!!!」

「・・・」

「・・・なんていうと思った?えへ・・・」


・・・なんというごまかし方だ・・・

いや、すごい演技力というべきか・・・

つなぎ方が素晴らしい。


「あ、私、準備があるから、ちょっといってくるね。」

「へいへい・・・」


すると彼女は逃げるように部屋を出て行った。


彼女が外にでて10秒ほどたった。

外から物音はしない。


(いったか・・・)


これでやっと落ち着いてピアノが弾ける。

そして、ゆっくりと・・・ピアノを弾く。


僕がピアノがうまいかどうかはわからない。

けど、1回だけ中学で弾いたら、音楽の先生にうまいと言われた。

まぁ、趣味で五月雨にピアノを貸してもらいにいって、練習をしたりする。

五月雨はいい奴だから、基本いつも貸してくれる。

だから、まぁ、ある程度の曲は弾けるようになった。

これはいうまでもない、五月雨のおかげである。


ならなぜ表向きで弾かないかって?

僕が弾いたら、皆、「意外」という顔でこちらを見る。

その視線が地味に僕には痛い。

だから、表向きで弾かない。


単にそれだけの理由だ。


せっかくピアノがあるのだから、弾ける曲をすべて弾いてしまおう。

僕が弾けるのはたったの5曲。

だけど、綺麗に弾けたらいいな、と思う。


そして5曲目が弾き終わって、ピアノをとじた。


「・・・まったく・・・どんだけ広いんだよ・・・ここは。」


びっくりしすぎで逆に呆れてしまうぐらいである。

辺りを見渡していると、ドアがひらいた。


「おまたせしました。」

「・・・遅ぇぞ・・・」


服は着替えて、綺麗なものになっていた。

が、あえてそこはふれないでおくことにする。


「ごめんなさい・・・」

「いや、素直に謝られると困る。」

「ならどう対応すればいいんです?」

「・・・るっさいって~の・・・とかは?」


なんとなくいつも追われる立場なので、逆の立場に立ちたくなる。

いってみれば、いじめてみたくなってしまう。


「・・・」


これにはさすがの卯月さんも困った様子だ。


「・・・るっさい・・・て~の?」


・・・可愛い。

これはアニメ好きの僕でも正直に可愛いと思った。

よくもまぁ、うまく切り替えができるなぁ・・・とも少し関心。


「・・・さて、いきましょうか。」

「・・・どこに?」

「町です。」

「町って・・・どこの?」

「知りません。」


はい?

目的地なしですかい?

それはお客さん、困りますよ・・・


ってタクシー運転手なら答えるだろう。

が!

あいにく僕はタクシーの運転手ではない。

それに断る理由もない。

何しろ今日は僕は卯月さんの「ボディーガード」なのだから・・・


「わかったよ・・・」


それから長い敷地を越えて、門を通り抜け、やっとのことで町にでた。

なんかこれだけで非常に疲れた。


あぁ・・・なんで僕がこんな目に・・・

・・・「ボディーガード」のことを引き受けたからか・・・


「・・・ねぇ?オススメの場所は?」

「え?僕の?」

「えぇ。」


オススメって・・・

ねぇ~・・・

どうしよう?

とりあえずゲーセンにでもいくか。


「ゲーセンなんてどう?」

「げ~・・・せん?」


またとぼけているのか?

それとも本気なのか?


「知らないの?」

「うっ・・・し・知らないわけないじゃないですか。さぁさぁ、行きましょう!」


・・・ありゃぁ、知らないな。


「・・・なぁ、方向違うぞ。」

「え?あ・あれ?・・・あはは・・・間違えちゃいました・・・こっちでしたね、こっち・・・」

「・・・そっちも違う。」

「あれ!?・・・こっちだったっけ?」

「・・・お前、わざとやってる?」

「・・・」


少し卯月さんの目つきが悪くなった気がしたが、見なかったことにしておこう。


「もしかして・・・方向音痴~?」

「なっ!?なにを言う!?この私がそんなもののわけがないだろうが!!!」

「・・・」

「・・・と強くしていうと、こうなります。」

「・・・そうですか。」


もうふれないことにしよう。

うん、それがいい。

いちいちふれていると疲れるだけだ・・・


「で・・・こっちもあっちもそっちもダメだったってことは・・・こっちですね!!」

「・・・はぁ・・・」

「・・・正解は?」

「あっちだ。」


それは最初に行こうとした方向だった。


「・・・一番最初のであってるじゃないですか。」

「いやぁ~、からかいがいがあるな、と思ってな。」

「・・・」


今、卯月さんの目つきが鬼のように悪くなった気がしたが・・・見なかったことにしておこう。


「んじゃぁ、いきますか。」

「・・・」


なんか不機嫌になったようだ。

あまりしゃべらなくなった。

いじりすぎたか?

まぁ、いつも追われる立場なので今日ぐらいはいいだろう。

・・・いいでしょ、神様?


「ついたぞ。」

「・・・ずいぶんと明るい感じですね。」

「そうだな。まぁ、明るい感じにしないとお客さんはこないでしょう・・・」

「そうですね。さて入りましょう。」


そしてゲーセンに入ると・・・

ゲーセン特有のタバコ臭いにおいがした。


「煙草臭ッ!チョーありえな・・・くはないけれど。」

「・・・やめとくか?」

「・・・そうですね。」


というわけでゲーセンにきたも、1発アウト。


「他のオススメってありますか?」

「・・・」


考えろ、僕。

あまりテキトーなことをいうと、逆鱗にふれるかもしれん。

ここは・・・よくいくBOOK OFFにするか。


「本屋はどうだ?」

「・・・本屋さん・・・ですか?」

「あぁ。」

「・・・オススメというなら・・・行きましょう。」


が、問題はそこへ向かう途中におきた。


「なぁ・・・さっきからずっと思ってるんだが・・・僕たちつけられてない?」

「・・・」


だが、これに珍しく彼女が静かだ。


「・・・どうしたの?」

「・・・あの・・・」

「ん?」


彼女はしたを向いたままだった。

再度いう。

この現象は、おそらく日本に竜巻がくるぐらい珍しいことだと僕は思う。


「・・・ここ最近・・・私、つけられてるんです。」

「は?」


なに、その・・・ゲームみたいな話は!?

僕の冗談でいったのに・・・マジな話になっちゃいました☆

なんて笑えない冗談もいいところだ・・・


「つけられてる?・・・誰に?」

「わかりません。でも・・・私・・・卯月コーポレーションの社長の・・・娘だから・・・」


なるほどね。

金持ちだと、厄介なこともあるようだ。

・・・てか犯罪じゃね?


「なんで警察に頼らないんだ?」

「・・・え?」

「ほら、警察に頼ればいいじゃないか。」

「・・・その・・・え~と・・・」

「?」

「卯月コーポレーションの娘がストーカーにあった、なんて警察にいえば、マスコミにも知られます。」

「なるほど・・・マスコミはねぇ・・・」


とりあえず察した。

金持ちでなおかつ有名となると、厄介なこともあるようだ。

・・・てか犯罪じゃね?


「それに・・・到底信じてもらえるとも思えませんし・・・」


なるほどね。

金持ち、なおかつ有名、さらにお子様1人だと、厄介なこともあるようだ。

・・・てか犯罪じゃね?


・・・警察の役立たず。

このとき、初めて警察の役立たずさを知った気がした・・・


しかしながら、こいつにも怖いものがあるんだな・・・とも思った。

そりゃそうか。

こいつも同じ、人間だもんな。



その後、いろんなところへいくも、結局卯月さんが気に入るようなところはなかった。

そして、夕方となってしまった。


やれやれ・・・暇な時間をすごしすぎた・・・

と我ながら後悔しながら、今、こうして公園のベンチに1人、座り込んでいる。


ちなみに問題児はというと、ジュースを買いに行った。

僕はここで待たされている。


「はぁ・・・」


でるのはため息ばかりである。

カラスの「アホー」というのが本当に「アホ」と聞こえてならない。


くっ、カラスって意外に嫌な性格してやがるな・・・

そう初めて思った瞬間だった。


それから空を眺めていると・・・

不意に缶ジュースを頬にあてらえた。


「冷たッ!!」

「・・・びっくりしましたか?」

「・・・心臓がとまるかと思った。」

「ごめんなさい。お詫びといってはなんですが差し入れです。」

「・・・ありがとう。」


こうして2人でベンチで並んでジュースを飲んでいるとデートをしているように見えてしまう・・・

はぁ・・・桶狭間がいなくてよかった。

あいつがここにいて、この一部シーンを見れば、確実にデートだと思い込むだろう・・・


よく考えたら僕のまわりは問題児ばかりだ。

「卯月」といい、「桶狭間」といい・・・


その問題児のうちの1人を相手しているかと思うと僕も大変な人生を歩んじゃったなぁ・・・

なんて思う。

まぁ、2人じゃないだけマシだとも思うのだが。


「ねぇ?」

「ん?」

「・・・こうして2人で並んでジュースを飲んでいると、デートをしているように見えませんか?」


不意に僕は飲んでいるジュースを吐き出しそうになった。

まさに僕が思っていたことをいったのだから。


「・・・そうだな・・・」

「・・・ありがとうございます。」

「え?」

「今日は付き合ってもらっちゃって。」


・・・無理やり付き合わせたんだろうが・・・

とかはあまり思っていない。


「・・・いや。」

「・・・」


会話が続かない。

・・・てか、僕が悪いんじゃん。


しかし、まだ気になることがある。

気にしていたこと。

彼女のストーカーの件だ。


・・・なぁに、せっかく感謝してもらったんだ。

せめて1個ぐらいは「ボディーガード」としての役目を果たしにいくとするか。


「ごめん、ちょっとトイレ。」

「・・・うん。」


僕はそんなテキトーな理由をつけて、抜け出す。

ストーカーの目的が卯月だけならば・・・

そこから動かないはずだ。


ストーカーにばれないように大回りをして、視線を感じた場所をみてみる。


気づけば、僕たちが座っていたベンチからずいぶん遠い。

ここからじゃぁ、肉眼でベンチが見えるか見えないかぐらいである。

目の悪い僕にはぜんッぜん見えないが、方向から推測して間違いないだろう。

そのストーカーには双眼鏡という素晴らしいアイテムがあるようだ。


「・・・ねぇ、きみ。」

「!!!」


ストーカーは双眼鏡をのぞくのに必死で、いきなり声をかけられてびっくりした模様だ。


「こんなところで双眼鏡なんて見ちゃってなにしてるの?」

「・・・」

「何か見えるの?・・・なら見せてよ。」


地味に責める。

これが技のうちの1つ。


「・・・ねぇ。」

「・・・関係ないだろう。」


ほう、そうくるか。

たしかこの公園は警察が定期的に見回りをしている。

この時間も・・・まわっている。


なら・・・

ストーカーめ。

腕力も運動能力もない僕だけど・・・

こんな僕を敵にまわしたことを後悔するがいい!!


「たしかに関係ないね。・・・けどさぁ・・・」

「?」

「のぞかれて、ずっと視線を受けて、おびえてる人もいるんですけど!!!」


大声でさけぶ。

もちろんまわりには一般の人もいる。


「皆さん、きいてくださいよ!この人、ストーカーなんですよ?」


まわりはザワザワし始める。


「その証拠にこの双眼鏡!」

「こ・これは・・・バードウォッチングのための・・・」

「この時間はカラスしかいないんですけど!!」


ん?今、僕は世界中のカラスファンを敵にまわす言葉をいったか?

まぁ・・・いいか。


「この時間にカラスしか見てないっておかしくない!?」

「か・カラスが好きなんだよ。」

「でも見ていた方向・・・あっちだよね?・・・何もないし、カラスもいないよ。ここから見えるのは・・・あのベンチぐらいなんですけどね!!!」


・・・実際見えてないけど。


「てか、まずそんなに欲求不満ならアニメを見なさい!!SHUFFLEとかTo Lovesとか・・・」

「・・・勝手にシャッフルしてろよ・・・」

「!!」


貴様・・・

ストーカーのくせに、アニメというわが国最高(だと僕が勝手に思い込んでいる)の開発品になんてことを!!


「おい、坊主。お前・・・SHUFFLEを馬鹿にしやがったな・・・」

「・・・え?」

「なめんなよ、SHUFFLEを!空鍋を!!」

「・・・は?」


さすがにこれにはストーカーもついてこれないようだった。

だが・・・

そんなの僕には知ったことか!

アニメを馬鹿にしたこと、後悔されてやる!

そして、僕という男を敵にまわしたことを絶対に後悔させてやる!!


「お前、SHUFFLEのOPの「YOU」は神曲なんだよッ!!それをお前は!!」

「・・・」


さすがにストーカーのほうも参ったのか、逃げ出そうとし始める。


「このストーカー野郎!逃げるな!」


僕は桶狭間から学んだ「相手を逃がさない」ための妙技。

「腕つかみ」を炸裂・・・

というほどでもないが、発動させる。


「は・放せ!!」

「逃がすかよ・・・こっちにはな・・・おびえている人間がいるんだ。そいつが安全に過ごせるようにさせるのが、ボディーガードとしての役目なんだよ!」

「うっ・・・」


するとやっと警察がやってきた。

周りの人が呼んでくれたようだ。

どうにかこうにかギリギリで時間を稼ぐことに成功した。


「あれ、どうしたの!?」

「う・うわぁ~!!」

「きみ、待ちなさい!!」


ストーカーは逃げ出し、警察が追いかけていく。


ストーカーのくせになんとも脚の遅いストーカーだ。


「ありゃぁ・・・つかまったな。」


なんていっていると、まわりから拍手された。


「え?」

「きみ、偉いよ。」


・・・ボディーガードとして当然までのことをしたまでです。

とここでいったら格好良かっただろう。

でも、僕にそんな格好良さはもったいないし、いらない。


「いえいえ・・・あ、僕、用事があるんで失礼します。」

「頑張れよ、少年!」


公園の人々から祝福をうけた。

うれしかった。


けど・・・まずい!

トイレにしては長すぎるだろ、これ!

卯月に殺されるんじゃないか?

とりあえず急がなければ!


走って走って走りまくった。

で、ベンチについた。


「・・・遅かったじゃないですか。」

「悪い悪い、昼食を食べてないのに歩きっぱなしだったから、腹が減りすぎて下痢になった。」


なんともありえない言い訳である。

腹が減りすぎて、下痢になったら、余計に腹が減るだろうが・・・


「・・・そうですか。さっ、いきますよ。すっかり暗くなってしまいましたし。」


が、彼女は怒っている様子はなかった。

結構待たせてしまったのに・・・

怒るというより、少し満足げな顔をしていた。

・・・本来なら怒るのに珍しいものだ。



その後、彼女を家・・・てか屋敷におくり、僕も家に帰った。


今日はなんかいろいろと疲れた。

けど・・・この地味な達成感は悪くないものだ、と思った。(正直怖かったけど・・・)



                          「役目」  完

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