満開 教
まず一番最初に、感謝しなくてはならないことが。
お気に入り登録がなんと40件をこえました。
お気に入り登録をしてくれた方、ならびに毎回この小説を読んでくれている方、ホントにありがとうございます。
これからも可能な限り頑張りますので、よろしくお願いします。
話はかわりますが、今回も、後書き(おまけ)をいれましたが、今回はちょっと「東方」関連が多くなってしまいました。
・・・東方関連が苦手な方にはホントに申し訳ないです(東方って結構人の好みにわかれているみたいなので)
すみません(苦手な方は後書きはとばすことをお奨めします)
それと、今回の後書きはかなり長めです(これでもおまけのつもり)
あ、最後に一言↓
※これは校長視点の物語です
私は現在、わが国でトップクラスの文型高校・・・
「霧島第3高校」の校長を務めている。
目の前には、「人とのつながり」こそを「誇り」として、まっすぐに突き進んできた9人の巨大な意志が、非常にいい顔をして先ほど、ここ・・・
「校長室」から、次の場所に向け、羽ばたいていった。
私は数十年間教師をしてきて・・・
あれほどまでに「まっすぐ」で、あれほどまでに「人を信じれる」生徒を久々にみた気がする。
いや、もしかしたらあのレベルはもはや初めてなのかもしれない。
彼らと出会うまでの道のりは非常に長かった。
話はだいぶ前にもどることとなる。
私が霧島第3高校の校長になる、ときき・・・
視察と、前校長と話したときから道のりは始まった。
そのときのこの高校はまだ今よりも明るかった。
しかし、今のように生徒たちのどこかに「闇」が潜んでいるようにも見えた。
その日、視察を完了し・・・
校長室へと私は向かった。
校長室に入ると、もう日は落ちかけていたというのに校長は机の上に手を組み、座っていた。
それは私は朝に視察にきたときからの姿勢から、まったくといっていいほどかわっていなかった。
「どうでしたか?うちの高校は。」
前校長は、私が入ってきたのを見て、にっこりと表情を和らげていった。
「非常に勉学に関しては素晴らしいですね。」
私はこの日、1日かけていろんな教室へと行き、授業を見学させてもらったが・・・
さすがは我が校のトップクラスの高校というべきか。
素晴らしかった。
それからいろいろなことを校長としゃべった。
どのようなカリキュラムで勉学を進めていくか・・・
大学への進学率はどの程度なのか?
どの程度の大学へと進学するのか?
どの程度就職するのか?
就職するなら、どのような職業につくのか?
など、ほんとに多くのことだったが・・・
やはり、「素晴らしい」の一言だった。
そしてある程度のところで、間ができた。
今度はマイナスの部分をいう番だ。
「・・・しかし、生徒たちの心のどこかに「闇」が潜んでいるようにも見えました。」
それは休み時間のとき・・・
今まで楽しそうに会話をしていた生徒たちが、ある一部の人間が通ると雰囲気がガラリとかわるのだった。
「ふむ・・・さすがは次の校長先生だ。」
彼は関心しているようだった。
それから先ほどまでの和らいだ表情を消し、一気に真顔になった。
「校長先生、この高校がもし帝国主義を貫いている、といったらどうされますか?」
「え?」
私は最初、前校長がふざけているのかと思った。
帝国主義・・・
って、あの帝国主義?
しかし、少しの間があり、私は気づいた。
これは冗談などではないと。
その証拠に、前校長の目はいかにも本気の目をしていた。
「・・・帝国主義って、軍事力とか・・・そういう?」
「いや、うちの場合は上からの命令に絶対服従、ということだ。」
ま、それだけならたいしたことない。
それにそうしたほうが今はいいのかもしれない。
今までに私は多くの生徒を見てきたが、時折無礼の限度を超す生徒がいるのも現状だ。
最初はそう思った。
「逆らった者は厳重に取り扱う。それがこの高校の方針なのだ。」
「・・・厳重・・・というのはどの程度ですか?」
「最悪は生徒会による「暴力行為」で事を終わらせます。」
馬鹿な!?
生徒による暴力行為で、事を収拾させるだと!?
「生徒会・・・ですか?」
「はい、うちの高校の生徒会は非常に大きな権力をもっていまして。」
そのことを聞き、いかに前に私が「そのほうがいい」と思ってしまったことが・・・
間違った選択だったかを思い知った。
生徒に対して、同じ生徒による暴力で事を収拾させる?
そんな暴力行為を学校が許している?
学校というのは、安全に勉学に励み、同時に友とともに心も成長させていく。
そんなところではないのだろうか。
だが、この高校は「安全性」などない。
そして、気づいた。
廊下での出来事。
あの雰囲気のかわりめは・・・
あの廊下に「生徒会」の生徒がいた、ということだ。
そんなに強大な権力を与えられているなら、誰だって生徒会が怖いはず。
誰も生徒会には逆らえない。
「・・・つまり、生徒たちを抑圧している?」
「はい、そういうことになります。」
校長は静かに首を縦にふった。
「どうして帝国主義を解除しないのです?この高校は上の命令は絶対服従なら、あなたなら・・・」
「それがうちの高校は教師たちで決めることは、多数決なんです。」
「!!」
帝国主義でありながら・・・
民主主義制もいれているというのか。
非常に厄介な造りをしている。
そう思った。
「現在うちの教師たちのほとんどが賛成派でして・・・」
「しかしそれでも1人1人説得していけば!」
やる気さえあればこんなこと解決できる。
当時の私の考えはまるで甘かった。
だからそんな考え方ができた。
しかし、その言葉に校長は無言で首を今度は横へとふった。
そして、こちらを静かに見つめ、再び口を開いた。
「それに・・・私がこの高校の帝国主義を強化させてしまったんです・・・」
「なっ!?」
その言葉は誰が見ても、後悔をしているようだった。
しかしそれでも驚きが隠せなかった。
校長ですら、こんな傾いた考え方に賛同してしまったなんて・・・
「以前は帝国主義は時間の流れのおかげで徐々に弱体化していたんです。しかし、ある人物がきてから異常な具合で帝国主義賛成派は増えていってしまいました。」
ある人物?
その人物が中心にいるということか。
それだけ帝国主義に対する想いが深い人物・・・。
となれば、元帝国軍人の孫・・・とかだったりするのだろうか。
それか、よっぽどな歴史好きか・・・
さらには、よっぽどな理想見がちな人間か。
「しかし、若い先生方はこれに反対をしていました。ですので、毎回のように会議が行われていたんです。」
さすがに賛成派だけ、というのはありえない。
現に私も聞いている限りでは、反対だ。
「そしてある日、私と教頭先生も参加する会議ですべてが決まりました。」
「・・・」
「話が賛成派と反対派だけでは進まなく、私と教頭先生にも意見を持ちかけてきたんです。」
・・・たとえ民主主義制である多数決とはいえど・・・
帝国主義に賛成している者たちには、上にたつ者の意見も重要・・・
ということ・・・なのだろうか。
「教頭先生は「中立」という立場をとりました。そしてその後の視線は私のみとなりました。」
「・・・」
「私には・・・どうしても判断が下せなかった。・・・今思えば反対と言うべきでした。」
「なぜ反対と言わなかったのです?」
もしそのとき、反対といっていれば、少しでも帝国主義の復興のリスクは消えたかもしれない。
「あの時・・・雰囲気は鳥肌がたつ、では言い切れないほど詰まった雰囲気でした。私はその雰囲気に勝てなかった・・・」
どちらかを選べば、どちらかから恨まれる。
そういうことが怖かった、ということか。
たったそれだけのことではないのだろうか?
何かの判断を下すとき、必ず反対派も賛成派もいる。
その判断で、選ばなかったほうの反感は買う。
しかし、それも背負うというのが一番上に立つ者、判断する者の責任ではないのだろうか。
「あなたもあの場にいればわかったはずです。あの時、賛成派も反対派も「帝国主義」にとらわれすぎていました。」
帝国主義に対する「反対」と「賛成」の気持ちが大きすぎて・・・
異常な圧迫感と感情をかもし出していた、ということか。
そんなことなどあるのだろうか。
「・・・だから私はいってしまったのです。・・・「中立」・・・と。」
「・・・」
「そうなれば当然No,3に判断が委ねられます。No,3である教活主任は「賛成派」でしたので、いろいろありましたが、結局最終的には、賛成派が勝利をおさめました。」
No,3の判断で、即時に決まらなかった・・・
ということは、やはりそれだけ皆が帝国主義に対する思いを執着させていたのだろう。
「そうなるとわかっていて・・・なおかつ私は反対だったというのにもかかわらず・・・自らの意見をいうことができなかった・・・」
校長の拳にはグッと力が入っていた。
目は、わずかながら潤んでいた。
「結局私は最後まで後悔を重ねるだけで、何もできなかった・・・私の前の校長は帝国主義の弱体化に最大限まで力を尽くし、それを引き継ぐように、と私は言われたにもかからず・・・私は・・・」
彼は先ほどまでは冷静だった。
にもかかわらず、今はひたすらに下を向いてしまっていた。
それだけ後悔が大きいと言うことなのだろうか。
それから顔をあげて言った。
「これは私からのお願いです。もし今後、生徒に「帝国主義反対派」がでてしまったら、迷わず「退学」にさせてください。」
「・・・」
退学にすれば、生徒会による暴力は防げる、ということか。
それによって安全性をとる。
しかし、そんな安全性のとり方など理解できるものではない。
「帝国主義を解除する、ということに私は力を尽くそうと思います。」
私がそういうと、彼は再び下を向いた。
「おそらくもう帝国主義を解除するのは不可能です。」
なぜ諦めるのだろうか?
諦めてしまえば、すべてそこで終わってしまう。
相手に背を向ければ、それこそ「隙」をみせることとなる。
だからこそ、全力で前から戦っていかねばならないのだろうか。
「不可能・・・そんな言葉を私は信じません。」
「・・・はい?」
「これは人が起こしていることです、神のしていることではない。人が起こしていることであれば、人がその問題を解決するのも、可能なはずです。」
たしかに状況は悪いかもしれない。
しかし、同じ人間が起こしていることなら、解決できないわけがない。
問題を起こせた人間なら、同じ人間である私にも、その問題を解決させるための力があるはずだ。
「・・・不可能ですよ。状況が悪すぎるんです。この私も・・・何もできなかったんですから・・・」
その言葉から、後悔から「帝国主義賛成派」に何度かは反論したとみえる。
が、今の状況をみる限りは、まったく効果はないらしい。
私はこの高校の校長で、おそらく教師人生に終止符を打つだろう。
もう少しで退職だ。
だからこそ、最後の山場は越えてみせる!
私はそう深く心に刻み込んだ。
その後、前校長は退職された。
私はその退職式に参加し、前校長を見送った。
最後に廊下で、すれ違うときに・・・
前校長から一言・・・
「応援しています、頑張ってください。・・・どうかこの高校を良い方向へ向かわせてください。よろしくお願いします」
と、言われた。
後悔と無念の表情にとらわれながら。
私は前校長の無念も、心の刻みつけ、さらに一歩を踏み出す。
私が霧島第3高校の校長となり、早くも3ヶ月が経過した。
この3ヶ月はとりあえずは静かにしていた。
まわりの様子を的確に判断するためだ。
おかげでこの3ヶ月で、誰が中心人物で・・・
誰が賛成派か、を大体は見分けることが出来た。
そして、どの程度帝国主義が生徒を抑圧し・・・
この高校でどの程度の大きさを保っているのか・・・
多くのことを見極めることができた。
・・・中心にいるのは教活主任および学年主任。
この高校のNo,3とNo,4だ。
教頭は前校長のいったように、「中立」を保っていた。
ある日、私が校長室でプリントに署名をしていると、ノックがあった。
「はい、どうぞ。」
「失礼します。」
入ってきたのは、学年主任だった。
幸いなことに入ってきたのは彼一人だった。
これなら話もつけやすいだろう。
もうこの3ヶ月で十分に見極めていた。
そろそろ動き出すべきだろう。
「どうです?もうこの高校には慣れましたか?」
「はい、基本的には。やはり勉学が素晴らしい高校ですね。」
「えぇ。」
彼は満足気に頷いた。
「主任は何を教えられているのですか?」
「俺は「日本史」を教えています。」
「そうなんですか、私ももとは「日本史」の教師だったんですよ。」
なんて世間話をしている。
「校長先生も私とたしか同じ年齢でしたよね?」
「はい、お互いこの高校で最後になりそうですな。」
「みたいですね。」
学年主任は少し名残惜しそうに苦笑して、辺りを見渡しつつ言った。
「最後なら自分にとっての山場というのは超えておきたいものです。」
「わかります、その気持ち。」
学年主任は頷いた。
まるで、私の言う言葉を待ち構えているかのようだった。
「・・・帝国主義を解除しませんか?」
「やはりそうきますか。」
彼は不気味な笑みを浮かべた。
まるで「予想通り」とでもいいたそうである。
「なぜ帝国主義が悪いと決め付けるのです?」
「はい?」
「あなたにもわかるはずです。今、この国がどこまで腐りきっているかを。」
学年主任は拳に力を入れて言う。
「若者は荒れ果て、政治はどこまでも悪化している。」
「若者すべてが荒れ果てているわけではあるまい。」
「そうですかね?そう見えますかね?」
学年主任はこちらに背を向けて、この校長室の上に飾ってある額縁を見上げる。
「ここに飾られている方々はこの高校のためにつくしてきた人物たちです。帝国主義という理想を掲げ、見事に今・現在のこの時まで「伝統」として貫いてきた。守り抜いてきた。」
再び学年主任はこちらを向いた。
「帝国主義は誇るべき我が校の「伝統」です。校長、それをあなたはこの高校の校長でありながら、潰す、というのですか?」
「帝国主義はたしかに伝統なのかもしれない。が、今はもう必要ない。」
「・・・なぜです?」
彼は真顔できいてきた。
帝国主義は生徒たちを抑圧している、ということに気がついていないのだろうか。
「帝国主義は生徒たちを抑圧している。」
「それは違いますね、我が校の生徒たちは自ら足で進もうとしない。となればますます腐りきるのみ。ですので、帝国主義による絶対的権限と生徒会を使い、皆を引っ張っているんです。」
それは帝国主義賛成派の都合の良い考え方だ。
この状況は一目ではわかぬまい。
しかしながら、ジッと目をこらしてみれば、生徒たちは活力がない。
・・・その活力がないのは、生徒たちのせいではない。
他でも帝国主義のせいなのだ。
「違うな、帝国主義によって抑圧されているから皆が思うように進めない。」
「・・・ふむ、もう少したてばあなたも帝国主義が完全なる存在だと気づきますよ。」
違う・・・
私が何も言わなくなったときは、この間違った空気に「慣れ」てしまったときか・・・
「諦めた」ときだ。
しかし、私は「諦め」などしない。
前校長の無念もあるし、何よりこの高校の校長として間違っている、と思っているから。
それを察しられたのか・・・
学年主任は一言さらに一言残し、静かに部屋をでていった。
「「諦めなければいつかは勝利することができる」なんていうのは理想論ですよ?実際、戦力と巨大な意志の前には、空想論でしかありません。」
私にはその言葉が理解できなかった。
今までだって、私はこの言葉をモットーに多くのことを解決してきたではないか。
それは空想論でも、理想論でもない。
それは私自身が証明してきたことだからこそわかることなのだ。
その後、書類を仕上げ、職員室へといくと、そこには非常に重苦しい空気があった。
「・・・」
なるほど・・・
これが前校長がいっていた圧力・・・か。
たしかに恐ろしいまでの圧力だが・・・
私はそれでも諦めない。
その証として、私はここの校長としてこの高校の方針を大々的に表向きにだした。
「生徒1人1人がしっかり意見をもてる学校」
この目標は、前校長とさらに前校長がいつか表向きに出そうと計画していた目標らしい。
生徒1人1人が意見をもてれば、自ら足で進んでいくことが証明される。
となれば、「帝国主義」の必要性はなくなる。
そういう考えかららしい。
生徒たちは馬鹿ではない。
この目標が、今のこの高校の柱である帝国主義と矛盾していることはたしかなことだった。
それをみて、生徒たちがこの旗を否定してくれれば・・・
この目標は「帝国主義打破のための旗」として成り立つ。
そしてもう1つの意味もこの目標にこめた。
それは帝国主義というものが消えたら、こうなって欲しい。
生徒たちがのびのびと意見をいい、お互いに尊重しあい、成長していってほしい。
そういう、帝国主義が消えたあとのことも考えた願いも込めた。
その願い・目標を決して忘れぬため、この「打破旗」を私はどうにかたてたのだ。
現にこの目標は何度も皆に反対されたが・・・
これだけは死守した。
そしてこの目標を先頭にして、この高校の自由を勝ち取る!!
絶対に負けない。
そう・・・心に刻んであったはずだった。
しかし、その後何度彼らに話をしても、まともにきいてくれなかった。
聞く耳をもってくれなかった。
いつしか、門前払いまで食らうようになった。
生徒たちを見ていても、「打破旗」はまったく役に立っていなかった。
皆が意見をいわなかった。
彼ら、教師・生徒たちのなかでは「帝国主義」こそが絶対的存在だった。
教師たちにとっては、「理想」として。
生徒たちにとっては、「脅威」として。
人数でも賛成教師はこの高校のほとんどを占めている。
味方などいない。
生徒も、すでにこの状況を諦めてしまっている。
今までに数人反対者がでたが、結局皆は立ち上がらなかった。
そして、私は「退学書」に判子を押すはめとなった。
・・・状況が悪すぎる。
私にはこの間違った伝統を砕くための巨大な意思があった。
だが、あっちにもあっちの巨大な意志がある、と今更ながらに気づいた。
学年主任が言い残した「巨大な意志」というのはこのことだと、今更気づいた。
ならば、巨大な意志は「数」で決まる。
・・・たった1人で、何ができる?
何が変えられる?
この高校は決め事は民主主義制。
かえるためには、皆の理解が必要だが、皆には正直私を上回るほどの「絶対的意志」があるのではないだろうか。
そう思うと、勝てるわけなんてなかった。
「諦めなければなんとかなる。」
私は今までにそれをモットーに多くのことを行ってきた。
そして、今までにその言葉を味方に多くのことを解決してきた。
だがそのときには、味方もいた。
そう、今までのことは、「たまたま」「都合よく」物事がこちらに進んできただけ。
こちら側に、風が吹いただけだった。
風なんてどちらに吹くかはわからない。
今までは単に、まぐれ、偶然、などという言葉で片付けられてしまう。
所詮「諦めなければなんとなる」とかいうのは、「アニメ」や「ドラマ」などのフィクション上だけであり・・・
現実世界では通用しないんだ。
学年主任の言葉が深く心に刺さる。
彼の言うとおり、そんな考え方は空想論でしかなかった。
現に私は今まで、何にも解決できていないのだから。
この高校にきて、自分の考え方まで見事に破壊された。
完全なる私の敗北だった。
それからは「諦め」の2文字だけとなった。
何を決めるのも、賛成派の思うがままとなった。
会議をしなくても決まってしまうことすらあった。
すべて・・・学年主任と教活主任の思いのまま・・・か。
なんとも虚しいものである・・・
ここにきて、空気を正すはずが、こちらがやられてしまった。
笑えないジョークにもほどがあるというものだ。
それからいくらかたって、新入生が入ってきた。
この時期だけは、学校全体が明るくなったように見えた。
新入生歓迎会が行われ、後には部活に誘うため多くの生徒が自らが所属している部活のチラシを配る。
外は綺麗な桜が咲いていて、いかにも春という感じだ。
新入生は、この学校の実態を何にも知らず、笑顔で歩いていく。
・・・あとどれほどしたら、今の2年や3年のように上っ面だけの笑顔になってしまうのだろうか。
せっかく咲いた桜も、時期がくれば枯れる。
・・・彼らの笑顔も、時期がくれば枯れてしまうのだろうか・・・
私はただ、風に吹かれ、風に舞う桜の花びらを1枚とった。
「・・・」
今年も・・・綺麗に咲いてくれた。
この高校の桜は何度観ても綺麗だ。
よく管理されている。
多くの桜の花びらが風にのって舞う。
「・・・満開の時期は、何事も美しいものじゃよ。」
「?」
後ろには教頭がいた。
「教頭先生・・・」
「時期がくれば、美しさは朽ちるがそれは流れによってのものじゃ。誰にもとめらん。」
「・・・」
「校長先生も、もう少し肩を抜いて流れにのってみてはいかがかな?」
それはきっと、いまだにこんなにも大きな敗北を見せ付けられたにもかかわらず・・・
心の奥底で、まだいけると考えている私の心を読んでのことだったのだろう。
「・・・彼らの笑顔を枯らすわけにはいきません。」
「それは桜の花を一年中満開にしろ、といっているようなものじゃよ。誰も流れには逆らえん。」
彼は中立の人間のはずだ。
・・・ついに彼も賛成派となったのだろうか。
「ま、校長先生自身も実感していると思われますがな、ハッハッハ。」
と校長は苦笑する。
それから背を向けていった。
「今の桜は散っても、いつかまた新たな桜が咲きます。そのときまで待てばよいのじゃよ。」
そういうと彼はゆっくりと歩いていった。
・・・つまり今年の新入生を犠牲にして、来年の新入生の笑顔を待てと?
今の同じ状況下で、どうせ後には消えてしまう笑顔に期待しろと?
ただ散り行く、このながれを受け止めろと?
そういうのか?
「・・・勝てないものは勝てない・・・か。」
私はもっている花びらを捨てた。
その花びらは風にのって、どこかへとヒラリヒラリと飛んでいった。
「私もあの花びらのように・・・今の風にのるべき・・・か。」
彼ら1年生が入学して早1週間。
校長室にノックがかかった。
どうせいつも通り学年主任の「目標反対」とのことだろう。
しかし、これこそはホントに捨てられない。
私の考えは砕かれても、次のための芽は潰させない。
ここ1週間教頭の言葉を考えた。
そしてある結論に至った。
それは「次の花が咲く」というのは、校長のことだと。
今の校長は、諦めという名のもとに花びらは枯れてしまった。
だから次にやってくる校長に願いをたくそう。
次の花が咲いたとき、私は次の花にこの「打破旗」の意味を理解してもらい、次なる花こそ立派に咲き誇るように・・・
そのための芽をつなげるために、この旗は必要だった。
潰させるわけにはいかなかった。
「どうぞ。」
私は声に力がまるでない声で言った。
すると、入ってきたのは学年主任ではなかった。
非常に美しい女性だった。
・・・制服をきていることからうちの生徒だろう。
「何のようだね?」
「これ、父上からです。どうぞ。」
といって、机の上においたのは、札束だった。
「なっ!?」
私自身これほどの札束を見るのは初めてで、つい目を丸くしてしまう。
しかし、こんなもの、受け取れるわけがない。
「きみのお父さんにいっておきなさい、このようなものは学校は受け取らないと。」
「援助金らしいです。この学校も、そろそろガタがきてるみたいなので、父上が援助すると聞かなくて・・・」
目の前の女性は困り顔でいった。
「ま、文句があれば私じゃなく父上にいってください。」
そういってだしたのは1枚の紙切れだった。
「これが父のオフィスへの電話番号です。多分でると思いますので。」
そういうと彼女は「言いたいことは言った」という態度で校長室をでていった。
・・・彼女はいったい?
・・・そしてこの金をどうしろというのだ・・・
その後、彼女の父に電話をしてみれば、まさかあの大企業「卯月コーポレーション」の社長だった。
これにはもう笑うしかなかった・・・
結局反対するも、半強制的に受け取るはめとなった。
挙句に毎月援助金を渡す・・・とか。
しかし、この援助金に関しても、いつしか援助金に頼りきりになり・・・
挙句に卯月家と手を離せなくなってしまうほどの状況に陥ってしまうとは・・・
今の私は気づく余地もなかった。
それからさらに1週間ほどたつと、今度は野球部顧問が校長室へとやってきた。
彼も賛成派の1人だ。
・・・次なる花を咲かせるための芽を潰しにきたか・・・
「・・・卯月家の寄付金のことですが・・・」
どうやら目的は違うようだ。
少しホッとして、肩に力を抜いた。
「どうしたのかね?」
「卯月家の寄付金は国には渡さないという結論がでました。」
「なにっ!?」
卯月家の寄付金を国に渡さない・・・だと!?
まさかこの高校のみで独占して使うつもりか・・・
そんなこと、許されるはずがない。
「これは賛成派の総意です。」
「それは認めることはできん!!」
・・・ついに本性をだしてきたか。
と思った。
帝国主義を掲げて、「この国のため」とか彼らはいってきたが・・・
所詮は結局ここにつなげたかったのだろう。
結局は「自分のため」じゃないか。
・・・そんな連中がよく、「この国は腐っている」などといえたもんだ。
腐っている原因は彼らのような連中がいるからであろうが。
「校長、あなたはこの高校の最高責任者です。学校の方針には従うべきなのでは?」
「学校の方針は私や教頭が決めるものだろうが!!」
「しかし、実際この高校では多数決制ですよ?」
私が来る前にも、賛成派の思うがままになってきたと前校長からきいている。
・・・私もなめられたものだ。
こんなときに本性をだしてくるとは。
「あなたの判断でこの高校の生徒たち総勢約600人が犠牲になる可能性もあるのですよ?」
「!!」
その言葉が私の心にグサリと貫通するかのように刺さった。
そして自らのたっている場所に気づく。
私はたっているのは、他でもない、この高校の最高責任者なのだ。
私がこの高校の最高責任者であるということは、最終的に何かを行うのは私の判子が必要だ。
だから彼らの方針に無理やりでも反対することはできる。
帝国主義に関しては、校内ことだから解決できないにしても・・・
金のことなら、国も関係してくる。
だから無理やりでも反対することは可能だ。
だが、それによって我が校の生徒600人が犠牲になるとしたら?
おそらく今、このことを国に報告したら、これと同時に帝国主義も発覚するだろう。
今はどうみても世間に公表できるだけの準備は整っていない。
となれば、世間から叩かれるのは確実。
しかも、今までに暴力事や退学した生徒たちが再びこの期に乗じて世間の前にでたら・・・
前は、生徒会やこの学校全体で、ごまかしたらしいが・・・
今、出られたらひとたまりもない。
となれば、この高校の維持すら厳しくなる。
この騒動に関係した「賛成派」の教師は皆、辞めさせられるのは確実。
もちろん私や教頭もそうだろう。
それだけならいいが・・・
そんな大きなことを影で「我が校トップクラスの高校」がしでかしてきたとなれば・・・
国が、この高校を取り潰すかもしれない。
となれば、ここにいる生徒たちはどうなる?
ここにいる600人の、これから社会に飛び立つツバサたちはどうなる?
「・・・」
「これは決定事項です。・・・したがってくれますね。」
自分だけならまだしも、生徒を巻き込むわけにはいかない。
同時に生徒の安全性を確保する。
・・・それが学校の校長としての責任と役目なのだ。
そして、自分の意見にとらわれない、自分の正義感にとらわれない。
校長としての必要な技能なのかもしれない。
大きな役目と責任が自分の心を押しつぶしそうなぐらいに圧力をかけてくる。
それから何分たったかは自分ではわからないが、目の前にたっている男に返事をした。
「・・・わかった。」
私は非常に重たい決断をしてしまった・・・
国を騙すか、生徒を犠牲にするか・・・
どちらに転んでも、笑える道ではない。
自分の勝手な正義感のせいで、生徒600人を犠牲にしたらそれは自己満足と呼ばれるものだ。
ここは校長としての役目と責任を遂行するしかない。
・・・私に残された道は1つしかなかった。
私はそれから渋々判子を押すこととなった。
それからこれに関しては多くのルールがあり、それを野球部顧問から報告された。
偽の報告書をだせば「出した」という、などといったルールだ。
こういうルールは正直彼らの罪悪感を少しでも軽減させるためのルールとしか思えない。
中途半端な気持ちでこんなことをすればいつか失脚する日がくる。
そもそも帝国主義さえなければこんなことにはならなかった・・・
帝国主義を恨むしかなかった。
後に、私は学年主任にたびたび「出さなくていいか?」ときいた。
「今ならまだ間に合う。すべてを国に報告し、生徒たちだけでも安全な道へ進ませよう」
と考えたときである。
しかしそれさえも、学年主任ははっきりと否定した。
校長としての役割と責任は、いつまででも私に鉄の鎖でつながれているかのように、硬く重くのしかかる。
正直こんなことをしていると私のほうが鬱病になってしまいそうである。
そんなことをし続けて、約1ヶ月がたった。
帝国主義と彼ら賛成派による不当な行為に耐え切れなくなっていた。
「・・・」
その日も、私は額縁に飾ってある今までの校長たちの写真を静かに見上げた。
賛成派の不当な行為を砕くには、同時に帝国主義も砕く必要があった。
内部から帝国主義を砕き、何もなくなったら外部に不当な行為のことを報告すれば、少なくても学校が潰されることはなくなる。
不当な行為をしてきた教師たちのみが犠牲になる。
「帝国主義さえ砕ければ・・・」
帝国主義さえなくなれば、すべてかたがつく。
しかし、その帝国主義を砕くことなど不可能。
いったいどうすればいいのだ・・・
自分がここの校長として、何をすればいいのか・・・
どのような判断をすればいいのか・・・
それらがわからなくなっていた。
そんなときだった・・・
まさにその日だった。
私が彼らと出会ったのは。
彼らはその日、体育館の舞台で皆に今の疑問を問いかけるも失敗した。
一度は失敗したが、それでも「仲間を見捨てない」という誠意ある態度を示し、校長室へとやってきた。
そして彼らと話した。
彼らと話し、私は彼らの情熱に魅了された。
彼らのまっすぐさが、とても心強く思えた。
桐山先生はすでに覚悟を決めていたらしく・・・
迷うことなく、学年主任と対峙した。
私は彼らと話しながら、自らの行く道を悩んでいた。
もし、ここで彼らを信じれば彼らが犠牲になる可能性すらある。
ここは今までどおり、退学にさせるのがベストだ・・・
そう思った。
だが、ここで私が反対すれば前校長としていることが一緒なのではないだろうか。
自らのホントの意見をいわずに、後悔する日がくるのではないか。
また、彼らは今までの生徒とは違ってもいた。
今までにも、何人かの生徒たちが帝国主義に反対してきたが・・・
皆、自らの意見をはっきりとは述べなかった。
しかし、彼らは自らの意見をしっかりと自分の口で伝えた。
今回の彼らは、明らかに強い意志があったのだ。
そうなれば・・・
自らの進む道はおのずと答えが見えてくる。
彼らは、私がここにきて間もない頃に、帝国主義打破のために多くの想いをこめて作り上げた目標・・・
今まで、どうにか守り抜いてきた目標・・・
「生徒一人一人がしっかり意見をもてる学校」
の下に集まった。
この「帝国主義打破旗」の下に集まってくれた。
ついに答えてくれる生徒がでてきてくれた。
私はこの瞬間を待っていた。
生徒たちが自ら足で進むこの瞬間を。
この瞬間を私は心から待ち望んでいたのだ、と気づかされた。
私は校長室にて、桐山先生と生徒たちだけを残し、前校長からきいたすべてのことを話した。
そして、今、現在に至る。
彼らは生徒会の権限を潜り抜け、学年主任まで説得してしまった。
私にとって今では彼らはこの高校の救世主にしか見えない。
そしてその救世主たちは、先ほど校長室からでていった。
次なる手を考える、とか。
学年主任も先ほどこの部屋を出ていき、職員室に向かいにいった。
「・・・彼らは我が校の誇りとなりますね。」
「えぇ、少なくても私としては、あのような生徒たちをもてて非常に幸せに思っています。」
と桐山はいった。
「ふむ・・・校長先生、時はきたようですな。」
「?」
後ろをみると、いつの間にか教頭が立っていた。
「時は・・・きた?」
「前に話しましたでしょう・・・いつか次なる花が咲く、という話じゃ。」
それは4月の最初の話のことだった。
「今、綺麗に咲きましたじゃろ?」
「はい?」
「花たちじゃよ、我が校の。」
「!」
そのとき、初めて私は4月の教頭の言葉を本当の意味で理解した。
次なる花、というのは校長のことではなかったのだ。
ながれにまかせて咲く、生徒たちの意志だった。
「花というのはバラバラに咲いてしまっても、あまり美しくはありませんじゃろう?」
「えぇ。」
「しかし、今を見てくだされ。バラバラで意見すらいわなかった生徒たちは今1つとなり意見を言うようになり、教師たちも1つになろうとしています。」
彼ら9人のおかげで・・・
バラバラだった生徒は1つとなり・・・
再び対立しかけていた教師たちも、1つになろうとしている。
「・・・満開は時間の問題じゃのう。」
教頭はそう静かに笑みをうかべていった。
「・・・そうですね。」
その花を満開にするために・・・
私1人の努力では限界がある。
だからこそ、皆で立ち向かうのだ。
いざ帝国主義打倒を目指し、今、すべてが進みだす。
「満開」 終
おまけ(?) 自己紹介その2
参加者→十六夜、卯月、五月雨、桶狭間
卯「前にあんなにグダッたのにもかかわらず「その2」をやるのか・・・」
五「相変わらずだな、うp主も。」
十「お前も相変わらずだな、そろそろ「筆者」って呼べよ・・・筆者だってきっと筆者っt・・・」
五「だが断るッ!!」
卯(早ッ!!)
桶狭間「しかし、今回はグダらないぜ!」
十「その根拠は?」
桶「俺と言うスーパースターがやってきたからだぜ!!」
十「・・・さ、進めようか。」
桶「スルーすんな!!」
十「・・・で、相変わらず進まないね・・・」
桶狭間「・・・前もこんな感じだったのか?」
卯「・・・想像に任せるわ・・・」
桶(こんな感じだったんだな・・・)
五「そういう仕様となっております♪」
十「そういう仕様にするな!!」
桶(そういう試用?・・・つまりプロトタイプということか、なるほど。)
卯「・・・そろそろちゃんと進めましょう?」
十「だな。」
卯「ま、第2弾ということは、今回は「ヒロイン」である私の番だな。」
十「うわ、でたよ、「自称」ヒロイン。」
卯「なによ?その「あ、そうだったんだ~」みたいな目は!」
十「別に~?」
卯「どうせあんたはいいわよ!!前書きに「※これは十六夜視点の物語です」って書かれないし、1話からいきなりお前視点の話だったし・・・お前は特別待遇されすぎなのよ!!」
十「これが「主人公」というやつなのさ。」
卯「なんでお前みたいな社会のクズが主人公なんて勤めているんだ・・・その地点で終了してるだろ・・・」
十「勝手に終了させるな。」
五(いつまで続くのだろうか、この夫婦喧嘩・・・ま、こっちとしては、ハイパー2828タイムだからいいんだけど・・・)
十「というか、僕が主人公じゃないとしたら、誰が主人公なんだ?」
桶「そこはスーパースターである俺だろ!!」
十「絶対ないだろ。」
五「絶対ないな。」
卯「絶対ないわね。」
桶「なんでこういうときだけ団結してるんだ!?そして、その根拠はなんだ!!」
十「だってお前視点の物語って、今までこうして55話やってきたけど、ほんとに少ししかないじゃん。」
桶「・・・」
卯「あ、石化した・・・」
五「死んだwwww」
十「とりあえず話ズレてる。・・・いい加減進めようぜ。」
卯「そうね。・・・で?私以外にといえば、五月雨しかいなくなるわね。どっちが先に自己紹介するの?」
桶「俺がいるだろ!!」
五「俺はどっちでもいいぜ、なぜなら主人公の親友だから!」
十「そこ親友関係ないし・・・」
桶(か・華麗にスルーされた!?)
卯「じゃいいわよ、どうせ「自称」ヒロインだから五月雨に先に譲ってあげるわよ!」
十「なんだかんだで優しいじゃないか・・・」
卯「そ・そういうわけじゃないんだから!」
五(今度は「デレ期」ですか・・・これはこれで2828タイムだからいいんだけど。)
卯「今、私が「デレ期」に入ったと思った者!自重しろ!!」
五「はい、自重します!!」
卯「私に「デレ期」もなにもない。私は私だ!!」
五「Yes,sir!」
十「発音悪ッ・・・」
五「フッ、英語は苦手なのさ(キリッ」
十「格好つけるな・・・」
桶「俺も英語は苦手だぜ。」
十「というか、お前、得意な教科あるの?」
桶「ん~と、数学とか?」
十「嘘つくな!!」
五「嘘つくなwww」
卯「嘘いわない!!」
桶「・・・はい・・・ごめんなさい、読者の前なのでつい「頭が良いキャラ」みたいに見せたかったんです。」
五(無駄な抵抗wwww)
卯「このままグダりの無限ループになりそうな予感がする。」
五「じゃ、とっとと進めよう。じゃないと読者も飽きてしまうからな。」
十「だな。」
五「俺の名前は五月雨 時雨。」
十「知ってる。」
卯「クズ、自重しろよ・・・」
十「僕のときは自重しなかったくせに・・・ブツブツ・・・」
五「好きなのは・・・う~ん、「東方」が好きだな。」
十「東方PROJECTだな。」
桶(東宝プロジェクト?・・・ゴジラとかが好きなのか?)
五「そうそう、神主ZUNだな。俺の一番尊敬する人物だ。」
十「おぉ~、そーなのかー。」
五「ルーミア自重しろ。」
桶(ルーミアなんて怪獣いたっけ・・・)
十「・・・僕は思うんだけど、これ、東方知らない人だとわからないよね・・・」
五「だな。」
桶「・・・東宝知らない人なんているのか?」
五「おぉ!!だよな、今の時代、東方だよな!!」
桶「昔からそうだろ・・・」
五「そーなのかー!くそ、まだまだ「東方厨」への道のりは遠いぜ・・・」
十(桶狭間に先をこされるとは・・・不覚だぁ!!)
卯「・・・基本、一般の人はわからないと思うけど・・・(この私がわからないんだし・・・)」
五「・・・とりあえず、そういう皆がわからないことはするな、親友よ。」
十「Yes,sir!」
卯(・・・こいつも人のことをいえないぐらい発音悪いじゃない・・・)
五「で、将来の夢は皆に「東方厨」と呼ばれること!!」
十「・・・お前、馬鹿だろ?」
桶(そういえばさっきもいってたけど「厨」ってなんだ?)
五「お前は何もわかってないな!「厨」とはその前につく物事を極限まで極めた者に与えられる称号なのだ!!すなわち俺たちからすれば「憧れ」であり、呼ばれている者は「誇り」となるのだ!!」
十「そうだったのか!!」
五「そうだったのだ!!だから俺はそこを目指すのだ!!」
卯(・・・違うと思う気がするのは私だけじゃないはず・・・そう信じたい。)
桶(なるほど・・・そういう意味だったのか・・・あとでメモしておけなければ・・・)
五「東方で一番好きな曲は「幽雅に咲かせ、墨染めの桜」だぜ。」
十「ちなみに僕は「U.N.オーエンは彼女なのか?」。」
卯「たしか中島は「砕月」が好きっていってた気がするわね・・・」
五「「幽雅に咲かせ、墨染めの桜」は東方ではかなり有名どころだが、それ故にアレンジも多くあって飽きないぜ!」
十「わざわざ曲紹介乙!」
五「この間、カラオケJOYSOUNDに「蒼空に舞え、墨染めの桜」という東方ヴォーカル曲が配信されたのには、ホントに感動したな。」
十「あ~、あれはガチだもんな。」
桶(意味わからん・・・俺が知らぬ間にこんなにたくさんの映画をだしていたなんて・・・映画好きの俺としたことが!!)
五「この調子で「寒想桜」もでてくれないかな、とか思う今日この頃。」
十「・・・“イエローゼブラ(サークル名)”はカラオケに曲を出さないからな・・・」
五「そうなんだよなぁ・・・はぁ・・・」
十「で?「蒼空(ry 」は歌ったのか?」
五「初めて歌って、96点をだしたぜ!!」
十「SUGEEEEEEEE!!」
卯(ホント、後書きの「おまけ」ってフリーダムね・・・)
桶「うますぎだろ!!」
五「これは俺の「幽雅に咲かせ、墨染めの桜」への愛ゆえの結果だな、うんうん。」
桶(それだけこいつも映画が好きなんだな。よかったぁ~、語り合える友がいたぜ~。)
卯(話がわからない・・・)
五「よし、ここで皆にいっておこう!!」
十「なぜ喧嘩腰なんだ?」
卯(そんなに重大なことなのかしら・・・)
桶(なんだなんだ?新しい映画の予告とかか?)
五「ゆゆ様はたとえ死んでいても俺の嫁だ!!異論は認めん!!」
十「・・・アホだ・・・」
卯(ど~でもいい・・・)
五(まさかの嫁発言・・・)
十「ならプリズムリバー三姉妹はいただいていきます♪」
五「え?フランじゃないの?」
十「いや、フランもいいんだけど・・・フランの場合、嫁とかいう前に殺されるオチだろ。その地点で死亡フラグ全開なんですが・・・」
五「たしかにwww」
卯(殺されればいいのに・・・)
十「プリズムリバー三姉妹はアレだ、“Melody!”でホントに好きになった。」
五「でたよ、イエローゼブラ・・・」
十「カラオケこい!!」
桶「お前、さっき自分でそこはカラオケに曲をださないっていってたじゃん・・・」
十「あと“埼玉最終兵器”さんのアレンジも好きだな。」
五「あの加速感がいいよな♪でも俺は、プリズムリバーといえば“タミフルリバー三姉妹”を思い出すんだが・・・」
十「あ~・・・あれはいろんな意味で笑ったな・・・」
五「あ!気づいてみればお前、嫁が3人じゃないか!!」
十「うっはうっはだぜ!!」
五「食われちまえ!!」
十「・・・東方知らない方、すみません・・・」
桶(東宝ってホラー映画もだしてたのか・・・いつの間に・・・) ←今の会話から察したらしい
十「というか、もし読者に西行寺 幽々子ファン(東方登場人物)がいたらどうするんだよ?」
五「そのときは戦争をするしかあるまい。」
十(こういうやつが独裁者の道に進むのかなぁ・・・)
卯(・・・なんか、そっちの世界も大変なのね・・・)
桶(物騒だな・・・しかし恐怖から町を守るためなら仕方あるまい!!)
五「・・・なんでしらけるんだお?」
十「「お」自重!!」
五「さて、そんなところで、今日も始まってしまいました、五月雨の曲紹介コーナー!!」
十「いつから始まった!!」
卯(いきなり話をかえたわね・・・このノリについていけないのは私だけじゃないはず!・・・そう信じたい。)
桶(話をかえるのか・・・ま、俺についていけない話題なんてないけどな、フハハハハ!!)
五「今回紹介するのは「風の詩」というヴォーカルアレンジ曲。」
卯(・・・相変わらず全力でわからん。)
桶(また渋い曲を・・・) ←もちろん知ったかぶり
五「「AIR」が好きで「東方」も好き、そんな方にはこれ!!」
桶「エアーってなんかの略か?」
五「いや、何の略でもないが。」
桶(なに!?またしても俺の知らない映画が!?くそー、やっぱ世界って広いぜ・・・)
十「「AIR」というより、「鳥の詩」だな。」
五「ま、そうだな。」
桶(やべ、なんか自分の映画知識に自信がなくなってきた・・・)
十「鳥の詩といえば、Liaさんが歌ってるんだよな。となると、My soul,your beatsもよかったな。」
五「天使ちゃんマジ天使!!」
十「はいはい・・・」
五「いざちゃんマジ馬鹿。」
桶(原型とどめてないだろ・・・)
十「るっせぇ!!誰が「いざちゃん」だ!」
卯(というか、「馬鹿」のほうに突っ込めよ・・・)
十「ま、馬鹿は認めてやる!なぜなら数学でほぼ0点みたいな点数とったからだ!」
卯(・・・ホント、死ねばいいのに・・・)
五(ドヤ顔自重しろよ・・・仕方ない、もう1回。)
五「いざちゃんマジ馬鹿。」
卯「・・・」
十「・・・」
桶「・・・」
五「・・・」
卯「・・・」
十「・・・」
五「うんたん♪うんたん♪」
十「ごまかすな!!」
卯(動きが可愛い・・・)
五「以上、けいおんでした!!」
桶(今の軽音楽部はそんなことをするようになったのか・・・時代はやっぱかわってくもんだぜ。)
十「一々説明をするな!」
五「・・・きっとこれ読んでる読者は今頃、「いつまで続くんだろうな・・・」って目で読んでるんだろうな。」
十「かもな。相変わらずグダグダだもんな。」
五「いつまででも続きますよ、お客さん☆」
十「死んでくれ・・・」
五「死ねませんね、お客さん☆」
十「・・・」
卯「・・・」
桶「・・・」
以下省略。
五「えーりん!えーりん!!( ゜∀゜)o彡゜」
十「だからごまかすな!!」
卯(というか、人との会話で顔文字っていいのだろうか?)
十「それと顔文字自重!!」
五「それと便座カバー。」
十「もうやだ・・・こいつ・・・」
五「大丈夫だ、わかる人にはわかる!!・・・はず。」
十「わからない人はどうすりゃいいんだよ?」
五「・・・だからさっきまで説明をしたのに!!」
十「・・・ごめんなさい。」
卯(・・・今日のおまけはリアルに意味不明だな・・・もしや!!これは私に与えられた新たな筆者からの試練なのか!!)
※そんなわけありません by筆者
十「結局何一つ紹介できてないし・・・わかったのはお前が「東方」好きということぐらいしか・・・」
桶「少なくても俺はお前がとても映画を愛している、ということは理解したぞ!!」
一同「・・・は?」
桶「・・・え?」
卯(映画の話なんてしたっけ・・・)
五(こいつ・・・もしかして「東方」を「東宝」を勘違いしてるんじゃぁ・・・)
十(となると・・・やっぱこいつ、馬鹿だ・・・)
桶「ん?なんだ、その哀れじみた目は?」
十「い・いや、別に。続けようぜ!」
五「そうだな。ちなみに俺は東方だけじゃなく、「AIR」や「けいおん!」や「ビートまりお」や「CLANNAD」とかのそっち系も好きだぜ。」
十「ビートまりおって、結局東方だし・・・」
五「いや、時々違うのも歌ったりしてるんだぜ。その代表格が「僕らのおt・・・」
十「さて、そろそろ文字数と行数もヤバそうなので、終わらせましょうか。」
五「あっさりスルーすんなwww」
十「したくなるでしょ、この状況。」
五「ですよねwww」
十「なら言うな!!」
五「と結局ホントに何も自己紹介できませんでしたが、今回は終了のようです。」
卯「お疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。」
桶(家に帰ったら、パソコンでさっそくいろいろ調べるか・・・)
終
終わってから気づく。
今回の一番の被害者は桶狭間だということに・・・
・・・ま、ドンマイですね(苦笑




