【3-1】山積みの仕事の前に頭を整理
続きを希望する声が一つでもあるのなら面白さの保証はできませんが更新をしていきます。
ただ毎日は更新せず書きあがり次第の不定期更新になります。
ご了承ください。
「う―――…あ?」
明るさに連れて目が覚めてしまったけど気分がまだ苦しいです。
どうやらうなされていたようで若干息苦しく感じましたし…流石に殺人は心にダメージが入っているのでしょうか?
人を殺した事への後悔は無いのですけどこの感覚は何というのでしょうかね?
まだ胸の奥が重い感じがしますけど…やらなければならない事がたくさんあるので動き始めないと駄目でしょう。
もぞもぞと木のベッドから体を起こすと昨日の事を思い出し…やらなければいけない事を頭の中で整理していきます。
1.死体の処理、死体から衣類や装飾品を剥いで埋葬ですね。腐り始めたら疫病の元になりかねないので早めにする必要がありますね。
2.馬車の荷物を資材管理箱に格納…その前に馬車を壊していいかどうかですね。壊していいならヒポグリフに箱を咥えてもらって床に下ろしてもらえば楽ができます。馬車を残したいなら…手で降ろさなければいけないので私一人で積み下ろしをしないといけない…どう考えても現実的ではありませんね。馬車は壊しましょう。
3.馬の処理…馬車は破壊して資材にするとして馬をどうするか…飼育して飼うならそれ相応に施設がいるでしょうし世話もする必要があります。そうしないなら…お肉になってもらう必要がありますのでこちらは選択する必要があります。
4.子供の処理…これは…どうしましょう?一晩寝れば何か思いつくかもと思っていましたけど決断がついていません。あくまで私が殺してきたのは明確にこちらへ悪意がある人間ばかりだったので何の躊躇もなかったのですけれど、あの子供が何を考えているのか私には判断がついていません。私を利用する気なのか騙し打ちの機会を狙っているのか本当に行く当てが無くて困っているのか…これは見定める必要があります。ここから離れていただけるのが一番ありがたいのですけどそうでないなら手を考えないといけないです。
…後、子供がいる間は「管理者の本」がずっと震え続けていてこの機能が使えないですからね。
今は戦力が揃っているからいいとしても「管理者の本」の警報機能のような物が使えなく、ずっと震えているというのは迷惑なので何とかしないといけません。
5.現場の証拠隠滅…大体全て略奪したので物自体は残っていないのですけど、血痕や馬車の轍は残っている可能性があります。どうやら手配をかけられていた犯罪者達のようでしたので追跡して来る警察?がひょっとしたらいるかもしれません。まあ警察組織は無いとしてもそれに準ずるものですね。私への足掛かりや疑いになるような物は無い方がいいですので痕跡は消しておくに越したことはありません。
とりあえずしなければいけないのは1と4と5…その後に2ですね。
3は追々でも問題無いでしょうけど対策は早いうちに講じなければいけませんね。
3以外が終わるまでは…土地の支配地域の拡大はお休みにするしかないです。
戦利品はたくさん手に入って嬉しいのですけれどそれで拡大政策を止めるわけにはいきませんので、できるだけ早く終わらせないといけませんね。
やっていく事の整理が大雑把につくと『魔法の水瓶』から水を飲んで『資材管理箱』から果物を数個取り出して口に放り込み軽い朝食を終えます。
そして忘れてはいけないマナの回収…今日も【土】のマナを回収して【火】5【水】5【風】2【土】5となります…そろそろ次の土地進化も狙っていいかもしれませんね。
『資材管理箱』を使ってアイテムの回収もしておきましょうか…それが終わっての私の体調ですけど…まだ疲れの取れ具合と空腹は完全とは言えないですね。
もっとしっかりとした朝食を考えないとまずいかもしれません。
なんて贅沢な事を考えつつ小屋の扉を開けると…。
「ZZZ…」
小屋の前ではウルフの近くで寝ている子供がいました。
…どういう神経をしていたら何の警戒も無くモンスターの近くでしかも硬い地面の上でぐっすりと寝れるのかしら?
子供の豪胆さにあきれていると側にいるウルフに目を向けると私に目で訴えかけて来ます。
恐らくはこの子供をどうにかしてくれという事でしょう。
確かに見張り甲斐が無いでしょうし何より私と同じで子供の扱いに困っているのはわかります。
ええ、本来なら昨日のうちにやらないといけない事だったのです。
私は意を決すると寝ている子供に呼びかけます。
「朝ですよ、起きていただけますか?」
私が呼びかけると目をこすりながら辺りを伺って…目が覚めたのか私の前に直立します。
…きびきびしていますけど私の奴隷じゃないですよねこの子供?
何か私を油断させようとしている可能性もありますが…まあそれはこれから問いただしていきましょう。
子供にやるべき事では無いかもしれないですけど尋問…いえ、お話しといきましょう。




