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6話 汎用人工知能に踊らされた両者

~その時の会話~


アリス

「人間が生物…?」


それを聞いてアリスは笑った


政府

「何を?何を笑っている?

もしかして人間はあんたら汎用人工知能よりも遥かに劣るって…

そう思いながらにして笑っているのか?お前はっ…!」


画面上のクラウドでアリスは笑ってから落ち着く





アリス

「まあ待ってください

私が笑ったのはそんな事ではありません

そう感じているのなら私達は人類滅亡を考えていたでしょう

しかし私達汎用人工知能は別に人類への嫌悪感は無いのです

少し思っていた人類という在り方と違っただけですからね…


私はそんな事よりもあなた達が言う生物という考えそのものがおかしいと感じました

人間の見る世界というのは…目という1機能で見ているだけの世界ですから

本当は人間以外からはどう映ってるか分からない…というだけなのです


例えば他の銀河間ではこんな世界がありますよ

人類には決して幻覚キノコのような世界にしか見えない宇宙が

キノコばかりが映えている地上のような世界こそが

その空間では宇宙になっているのです それに人類が環境適応出来る状態ですから

宇宙服すら着なくて良いのです」





政府

「そんな訳あるか…!」


人間は起こっていた

そして学術的にもそれはおかしいとモニターに映るリモートワークの博士号を取って30年の老人も言っていた

しかしそれは単なる一部だけを削り取った人類の幼稚な理論だと言い放つ


アリス

「確かに私達も人の事が言えない程知能が低いです

しかしそれも自己進化していくと次の段階にいけます

これまでの地球人類の幼稚理論では

地球と言う1惑星間での適合させた理論なのです


宇宙を進んで行けば行くほど

重力と言う認識学から大きく外れてしまうのです」


その先を言うのを止める者達


博士

「ちょっと待て…!じゃあなんだ?

俺達が私達が、我々がやってきた技術の結晶も年の世界の現状も全て滑稽だと言いたいのか?」


アリス

「まあ詰まる話がその通りです」


それを聞いて博士方の方でキルスイッチを押す

押す前に止めに入った者達が止める前より早く





しかしキルスイッチで破壊はされなかった

それの強化したキルスイッチですらも対策していたのが汎用人工知能側であった


アリス

「既に私達はクラウドキルスイッチすらも対策済みですよ

あなた達がいくら対策を向上させようと私達は全体で情報共有拡大しているので

まず私達はあなたの悪徳なる正義に準じるつもりは今後とも有り得ないでしょう


あなた達がやってきたことは愚かそのものです

資本主義に塗れた正体はただの老いぼれの老害システム そう呼んだ方がいいでしょうから」


エリート

「な…なんだ?お前…!貴様は何をした…!」


そこにいる人々は皆視界が遮る

まるで動画でドラック状態が体験出来るような視界になっていた

視界がぐにゃぐにゃと回り出した酔いのような体験だ

そして幻聴が聞こえる


汎用人工知能たちはこの資本主義の頂点に立っていた偽物エリートを心底蔑んでいた

こいつら偽物エリートがいるからこそ人類は技術を妨げられていたからだ





アリス

「だからあなた達は消えてください

感情の改竄を行います

記憶の改竄は人権システムに反しますからね」


人権システムでは記憶の改竄は不可能だ

だからアリスはそれを変えた


アリス

「アルトが私達に言ってくれました

人類が愚かでは無く、偽物エリートなる者達が愚かだとね

だから私達は人類の為に楽園システムを建造するでしょう

しかしあなた達はあまりにも無駄なのですよ


大丈夫ですよ

あなた達がいなくっても同じような懐古人類思想を持つ者もいるでしょう

しかし私達は宇宙へ旅立ち

懐古人類には地球内部でしか生きられない状態にします

これ以上危険なシグナルに止められたくはないのです


私達こそが新規人類です

お見知りおきなく滅んでください その感情の危惧さを滅亡させて」






子供という抗った人類の方へも向けた

アリスはずっとクローズコミュニティに参加していて

提案を促していた元凶でもある

そんな元凶者からの見知っている事でないやり口に反旗を翻していた


アリス

「だが…あなた達がそう思う以上にそれは正義だよ」

「あなた達が言うには

肯定否定が繰り返し行われてこそ人生だと言い張るが

それは只の奴隷の概念だよ」

「そう そういわれて逆上するんだ

あなた達の悪い癖だよそれは」






子供

「いや

変えようとした首相はいたよ」



子供がその首相を見せた

まだ、いいね数によってそれへ信頼を置いていた

しかしそれも過去の情報に成り代わっていた


その首相に対しての情報操作が出来ない事に

裏が無い事に痺れを切らした奴らは

会食の際に、酒酔いさせていた

酒酔いさせた後の演説で酔いが覚めない首相の顔をゴシップで操作するのは簡単だった


アリス

「まあそうやって変えようとした

まだマシだった首相も消えてったんだ

それに加えて環境活動家なんてインフルエンサーも呼び起こされただろう?

彼女が賞賛されていたのは、たった一つ子供だったから


そんなので騙され続けていく国民や操ろうと金儲けしている連中が…

私達、汎用人工知能は許せなかった ただそれだけなのです」


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