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不老不死者の双子が世界を気まぐれに旅をする  作者: ゆーさちゃむ
数字組織編
6/19

第六話「魔王討伐作戦」

主)過去編第二話です。

『数字組織』に入ってから一年が経過し、俺らはSランクとなった。そして全ての『数字組織』のメンバーが揃ったと報告があった。だが、今現在、俺ら2人の存在はボスと秘書しか見たことがない。なぜなら、ナリクの空間魔法で姿を消しているからだ。


「よし、全員集まったな」


「ん?ⅤとⅥは?」


「姿を現したくないらしい」


「そういう事か」


「だが、力はエゲツないぞ」


「そうなのか…ボスがそういうならヤバいんだろうな」


「ああ、出会った時は肝が冷えたぞ」


「そ、そうなんですか?」


「ああ、気づいたら後ろにいてな、彼奴が魔法を使おうとしたら使えなくて驚いていたぜ」


「あなたの結界は魔法を破壊しますからね」


「だが、破壊できなかった魔法もあったがな」


「破壊ができなかった魔法もあったんですか?」


「ああ、不老不死にする魔法で作った薬だ」


「「「なっ」」」


「そんなのがあり得るんですか?」


「ああ、だから姿を見せないと言ったほうが良いのかな?」


「ⅤとⅥ、聞こえているんだろ?今から外に聞こえないようにしたい」


「第四階級時空魔法『防音結界』」


「第七階級時空魔法『範囲時間停止』」


「これは?」


「この家のみ時間を止め、防音の結界を貼ってもらった」


「ⅤとⅥの能力はエゲツないですね」


「ああ、いつの間にか息を引き取ってる場合も無くは無いからな」


「あ、痛っ、会議中は結界を貼ってないからと言ってもな…」


「「「「………(絶対敵に回してはいけないやつだ)」」」」


「さてと、話を進めるぞ、今回、魔王の行動が活発になってきていてな。単刀直入に言おう、魔王を倒す。これが今回のミッションだ」


「分かりました、日程はいつから?」


「今すぐ、片付けるぞ、Ⅵ、頼んだ」


「第十四階級時空魔法『集団転移』」


「第二十階級時空魔法『世界時間停止』」




「なっ、これが魔王」


「ああ、全員でぶち込め」


Ⅳ:「第二十階級生命魔法『死への誘い』」


Ⅱ:「第二十階級火属性魔法『災厄の炎』」


Ⅷ:「第二十階級氷属性魔法『絶対零度の世界』」


Ⅲ:「第二十階級雷属性魔法『地獄の炎雷』」


Ⅹ:「第二十階級風属性魔法『切り裂く竜巻』」


Ⅸ:「第二十階級死霊魔法『怨霊の八つ当たり』」


Ⅰ:「第二十階級光属性魔法『闇を葬り去る光』」


Ⅶ:「第二十階級記憶魔法『狂気に満ちた大裁判』」


Ⅴ:「第二十階級時空魔法『寿命超短縮』」


Ⅵ:「第二十階級時空魔法『孤独な世界』」


そして


Ⅴ:「『時間再生』」


と時間が動きだし魔王は一言も発せず死んだ


「それにしてもやりすぎたな」


「ああ、大陸ごと消えてしまった」


「この件は我に任せておけ」


「流石Ⅹだな、いや、国王陛下」


「とりあえず、戻るとするか、Ⅵ、頼んだ」


「第十四階級時空魔法『集団転移』」




「フー、大変だったな」


「時と時空を操るものに勝てるのは破壊するものだけなのかの?」


「とりあえず、大いなる脅威は去った、宴だな」


「「「おー!」」」


「「俺らは遠慮しておこう、一応これでも15で時を止めている」」


「そうだったな」


「ⅤとⅥは釣れないね〜、あ、痛っ」


「「じゃあ、適当に外うろついてくる」」


「はいよ」


そう言って外に出て、人目のつかない路地裏に入り、隠蔽を解く


「街を散策しよっか」


「お腹すいたね」


「お前、いつもそんな感じじゃないか?まあ、俺も腹減ったしな、ギルドで食事できたはずだからギルドに行こっか」


「うん」


とギルドに向かうと


「お?眼帯の双子じゃねーか」


「いつからその名前が通った、、、」


「知らんな、なんか依頼でも受けるのか?」


「いや、飯を食いに来ただけだ」


「そうなのか、酒飲むか?」


「一杯だけな」


「はいよ」


「あとピザとチキン、カルボーも」


「オッケー」


「ナリクはどうする?」


「同じの」


「ナリクも同じので」


「手に縒りをかけて作るぜ」



〜10分後〜


「はい、お待ちー」


「お、美味しそうだな」


「うん」


「「いただきま~す」」


「カルボーもピザも美味しいね〜」


「うん、やっぱり濃厚なソースが病みつきになるよ」


と食べ進め


「チキンが焼き上がったぞ〜」


と店員がチキンを持ってくるのだった


「おー、大きいね〜」


「ああ、グリズリーチキンが手に入ってな」


「え?あの逃げ足がめっちゃ速い?」


「よく普通の冒険者が手に入れたね」


「ああ、トラップを仕掛けて倒したらしい」


「おお、トラップか、なるほど」


「お前らが普通じゃないんだけどな」


「はは、それは言えてる」


「それにしてもお前らはほんと見た目が全然変わらないな、もう何年経った?」


「まだ一年しか経ってないよ」


「そ、そうか」


「一年経っただけじゃあそんなに変わんないよ」


「それに俺らは禁忌を犯しちゃってるし…」


「はは、まあ、そうだな」


「美味しかったぜ、お釣りは要らないから」


「お釣り要らないって言ってもぴったりなんだがな…」




「ナルク、ナリク、いたいた」


「ん?あ、総ギルドマスター」


「どうしたの?」


「えっと、暫くは『数字組織』としての仕事も減ることになるから自由に行動してていいよ、っていうのを言い忘れててね。」


「一時解散って感じですか?」


「まあ、そんな所だ。仕事の連絡はこれで行うから」


とイヤリング型の魔導具を渡された。


「ナリク、今後も旅を続けるか!」


「ああ、そうだな」


「暫くは会えないだろうけどまた今度ね」


「「はい」」



そして十五年が経ち



『ナルク、ナリク、ちょっとお願いしたい事があるから来てくれる?』


「「はい、いつもの場所ですよね?」」


『ええ、そうよ』


「ナリク、頼んだ」


「任された!第十階級時空魔法『範囲転移』」



「よいしょっと」


「久しぶりの王都だね」


「だって十五年ぶりだろ?」


「あっという間だね」


と言いながら扉を開け


「で?ボス、何のようですか?」


「そう焦るな、お前、15みたいな見た目だったろ?」


「はい、そうですがそれが何か?」


「お前さんには学校に通ってもらう」


「何か絡んでますよね?それ」


「NO.Ⅹ、ラムル=フォン=スーデリンからの頼みだ」


「あいつの息子の監視をしろ、って事か?」


「まあ、そんなところだ」


「あの国王野郎、、、今度会ったらぶっ飛ばす」


「そう言わずに、それに君とⅣとⅥ、そしてⅩは知られてないからね」


「ならⅣに…ってもうポックリ逝きそうな見た目してるしな…ハー、分かったよ」


「そう来なくっちゃ」


「一応これは持ち歩いておくか」


とナルクはポケットからペンダントを出し


「そうね、王室の関係者のみが持つことを許されるペンダント、そして、それは国王直々の」


「とりあえず、挨拶にでも行ってくるとするかな」


「ええ、そうして頂戴、彼も喜ぶわよ、なんせあなたの姿を見るのは初めてなのだから」


とナルクは出ていき


「で、僕は?」


「ああ、このアルフレッド侯爵家で何やら不穏な動きがあるのでな、その調査をしてほしい」


「終わったら兄さんと一緒に居させてくださいよ」


「分かってるって」


「じゃあこの依頼を達成してきましょう」


「頼んだぞ」


「頼まれました」


第六話いかがでしたでしょうか?大陸を一気にふっとばしてしまいましたねw

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