第五話「過去の日々」
主)疲れてきました…
これは十年、いや何千年もの昔の物語
「ナルク、ナリクを頼んだよ」
「うん」
ナルク十歳
「ナリク、どこに行こっか?」
「東かな?」
「分かったぜ」
と東に向かうのだった
そして、旅は5年が経ち十五歳になった時だった。
空から眩しく人が降りてきたのだった。そして彼女たちはこう言うのだった
『私達は双子の女神、ソーラと』
『ルーナ』
『それぞれ時間と』
『空間を操る女神』
『『そなたらに時間と空間を操る能力を与え、私達の眷属となり、この世界の平穏と秩序を守って欲しいのだ』』
俺らはこう思った
旅を無限に続けられる、と
「「ああ、その話、乗っかってやるぜ!!」」
『『では、そなたらに時間と空間の祝福を!!』』
と時間と空間を操る力を貰い、時空魔法でのみ使える秘薬を作ることにした
「えーと、確か、こうしてこうやるんだったな」
「そうそう、そしてこうする」
「「できたー!伝説の秘薬『時空渡りの蓬莱薬』」」
と俺とナリクは不老不死として色々な街を旅するのだった
そして、千年が経ち
俺らは今のボスと出会うのだった
「ナリクの空間魔法は便利だよな」
「兄さんの時間魔法だってかなり便利じゃん」
と時を止めて歩いている所だった。急に時間が動き出したのだった
「「なっ」」
「そなたらはいつから居た?」
「え?」
「ついさっきまで気配が一切しなかった、そなたらは一体何者だ?」
「何者でも関係ないだろ、第十二階級時空魔法『時間停止』」
だが時間は止まる事はなかった
「なぜ、なぜ発動しない」
「兄さん、大丈夫?」
『あら、随分と面倒くさい人を見つけてきてるわね』
『そうね、確か、破壊神の異能持ちね』
「ソーラ!」
「ルーナ!」
「破壊神って一体」
『諦めた方が良いわね、自然の摂理すらも破壊しかねないから』
「そんな」
「そうじゃ、私は旅をしているのじゃが一緒にどうだ?」
「「え?」」
「お主らは、私達と一緒に強くなりたくないかね?」
「どうする?ナリク」
「強くなりたい」
「分かった、一緒に行く」
「若いもんは良いな」
「「若くない」」
「そうなのか?」
「今の俺たちは不老不死だ。これはいかなる無効化魔法を使っても解けない」
「久しぶりじゃな、不老不死者を見るのは」
「「え?」」
「他にも不老不死者が?」
「ああ、私の二人目の仲間じゃ、そしてお主らは四人目と五人目じゃ、おっと、名乗り忘れたな、『数字組織』のボスであり、冒険者ギルドの総ギルドマスターであり、NO.Ⅰ、スーザンよ」
「「『数字組織』?」」
「『数字組織』ってのは冒険者ギルドのSランクの更に上の組織よ、もし入る気があるなら歓迎するわ、必ず、体のどこかに番号を刻む必要があるけどね」
「「入ります!!」」
「そう、どこに数字を入れたいのかしら?」
「左目」
「右目」
「そう、でも痛いわよ、それでも良いの?」
「「大丈夫」」
そうして目にナルクはⅤを、ナリクはⅥをそれぞれ左目と右目に入れてもらい、眼帯を付けるようになった
「眼帯ってかっこいいよな」
「ああ、なんか強くなった感じする」
そうして、俺らは『数字組織』に入る事となった
(現在の『数字組織』)
NO.Ⅰスーザン(ボス)、NO.Ⅱ???(秘書)、NO.Ⅲクリーラン、NO.Ⅳクラリス=フォン=ナータリック、NO.Ⅴナルク、NO.Ⅵナリク、NO.Ⅶ???、NO.Ⅷ???、NO.Ⅸネイフィン、NO.Ⅹラムル=フォン=スーデリン
主)現在分かっているメンバーを載っけました