おねえさまその1 千石陽子 2
千石陽子編その2です
私はヒロちゃんのほかに、洋介くんと山本くんを捕獲し2階の中央渡り廊下に来た。
「陽子さん、、いつも思うけどこういうのってどーかと?」
「ヒロちゃん、細かいことはいーのよっ!なんかやらかしても、若さゆえの過ちですまされるっ!」
って、、いつもながら学年1位で来年度生徒会長のお言葉とは思えないんですけどぉ~
「で、陽子先輩、この前と同じでいいんですか?」
「そおだよぉ~投げて箒で打つ!そんだけぇ!」
じゃあ打順だけど、、この前は山本くんで終わったからあたしねっ!で、ピッチャーはヒロちゃん!
さて、このルールだけど
バットは箒を使用しボールはスポンジボール。
攻守 10球で1ターン ヒット数と飛距離で競う
適当に作ったルールなので、、
「きなさい!ヒロちゃん!」バッター千石陽子
「はいはい、、、陽子さん!いきます!」ピッチャー神岡
1投目、かるくぽーんと高橋くんがいるところに。
こんなとこ?
2投目 山本くんがいるあたり、、
よっし!
3投目 やべえ!すべったあああああああああああ!
すぽーん!
へ?
陽子さんなにを考えたかホウキから手を離してそのホウキが天井の蛍光灯に命中!
ガッシャーン!
およよ?
蛍光灯が割れてその真下にいたヒロちゃんに破片が降り注いだ、、
というか、、蛍光灯に命中したホウキがヒロちゃんの頭に落ち、倒れてそのあと破片が降り注いだんだけども。。
ヒロちゃんが倒れたときに近くにあった消火器を蹴っ飛ばして倒し、消火剤噴射!
辺り一面消火剤がまかれ、ヒロちゃんは真っ白。。
おいおい。。これすごくあかんやつだろ、、
「なっなにが起きたんだ。。いったい?」
「神岡、とりあえずおまえは着替えてこい。シャワー室使っていいから。。んで、生徒指導室に必ずこいよな」
あい、、、
そのあと私たちは生徒指導室に連行され、10分後ぐらいにヒロちゃんが来た。
「千石陽子、おまえなあ。。。高校生だぞ高校生、、しかも学年首席で来年度生徒会長でなにやってんの。。」
てへへ、、
「いやぁ~照れるなぁ~せんせい!」
あたしを無視して生徒指導の教師はお話を続けた
「毎回毎回説教するのおまえらだけだよ小学生レベルのおバカなことやらかして。。うちの学校が共学になって初めてだよこんなの。というか、、俺も人のことは言えないんだけどなあ、、中学の時、廊下でお前らみたいに三角ベースやっていて窓ガラスわって思いっきり怒られたわ。。それみておもいっきりゲラゲラ笑っていたのが、、、、おまえさんの叔母さんの望月恭子弁護士だよ」
「そうなんだぁ~」
「千石、そのあとの話しらんのか?」
「恭子さんのことですかあ?しりませぬ」
「そうだよ、、高校も同じだったんだけど、望月が廊下でラクロスやっていてその近くを通りがかった男子生徒の後頭部をおもいっきりどついて脳震盪起こしてぶっ倒れ救急車呼んだよ、、そのあとのことは望月弁護士にでも聞けってなに言ってんだ俺は!」
おおお!
「恭子さんすごいっ!それいただきっ!ヒロちゃん、よーすけちゃん、山本くん!こんどはそれだっ!」
「おまえなあ!教務主任、、生徒会長選挙もう一回できませんかね?あるいは信任投票で。。」
う~ん、、としばらく考え込み
「時間も金もないので、、おもしろいからいいんじゃないのそのまんまで。昭和の高校生みたいでいいじゃんか。そういうこと昼休みによくやったもんだよ。今後は常識の範囲で遊ぶように指導すれば」
おいおっさん!その常識の範囲越してるんですけどねえ?つーか、こことりあえず進学校だぜ?
はあ、、
「でよお、、千石さんよ、そういう遊びは廊下でやっちゃだめだろ、、高校生にもなってそんなこともわからんのかい?」
にひっ!
「せんせい、廊下で掃除用具つかってやるから楽しいんです!偉い人にはわからんのです!」
なんだそれ、、なにその超理論は?
「おいおい千石さんよ。。 おまえの超理論わからんでもないけどな、それやってもいいの中学生までだぞ、、おまいさん、たしか大学は法学部で弁護士志望だよなあ?」
「そうですよぉ~恭子さんみたいな企業法務系の弁護士になりたいですっ!」
それだったらまずルール守ろうや?あ、、望月もへんなコト言っていたような。。
たまにタウンニュースで望月でるけど、、変わらないよな。
「なあ神岡、、おまえも学年首席。。。というか、高橋は2位、山本は5位って、、どうなってんだよ?そろいもそろって成績上位者がこのありさまって、、泣けるぜ」
「せんせい、若さゆえの過ちというシャア少佐殿のお言葉がございます」
ボコッ
ずっこけておもわず頭を机に打ち付けていた、、いたいよねぇ~それいい音したしぃ。
「おい!千石やい、、おまえまじで内申ひびくぞ、、生徒会長って肩書きあってもよぉ~響くぞ。
できれば楽して大学いきたいだろ?推薦とかで。どうなんだい?」
「考えたことないです。フツーに受験します。そんなのかんけーねぇーです」
またいらんこと言いやがったよ陽子さん。。こりゃあ、、話が長くなりそうだ。。
「あのせんせい?」
「なんだい山本」
「あの、そろそろ5時限目なんですけどねぇ?」
はあ、、、疲れたよ。。おれだって早く帰りたいわ。
「かえしてやりたいのはやまやまなんだけどさあ、今かえしてやるとお前らまたやりそうなんだよなぁ特に。。わかるよな?」
はあ、、一名のぞいて溜息をつく。
「ん?なになに?どったの?」
「おいおい。。陽子ねえちゃん、、たのむわぁ~」
結局のところ校長まで出てきたよ。。
校長も高校の頃にそういうことをやって怒られたけど、常識の範囲内で安全確保してやるようにで『お言葉』はとどまったわ。
処分は後日ということになったけどさあ。
解放されたのは6時限目が終わった後なんだけど、、、
生徒指導室の前にやばい人がいましたよ。
あれ?なんで今日いるのかなぁ?高橋真紀さん??
連続投稿です。
今回のストーリーは『いいわけのようなもの case3 普通』をベースに組み直ししました。
実際にいまの公立の進学校でこんなことやらかすのいるかは知りませんが。。
50年ぐらい前の青春ドラマみるとそんなのばっかりなような気がしますけどね。
というわけででは!
アシガラAB11 JI1QAU ex KJ7HHH こと kei