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男のさが
「素晴らしい眺めだ。」
今日は女子の体育の教師が休みらしく男子と合同となった。合同と言っても一緒にやるわけじゃなく両方体育館でやるだけだ。それにしても…
「揺れる、揺れる。」
もうバインバインですよ。勿論実り難き子もいるが…。
「環、目線がいやらしいよ。」
隣に座る亜久津が注意してくるがお前の目線も女子の方を見ているぞ。
「男子として当然だろ。」
「正木を見てみなよ。」
亜久津に言われてこの学校屈指の変態である正木の方を見る。
「っふ、なに!。このクソ…」
懸命にバスケをしていた。その目にはいやらしさなど微塵も感じられなかった。
「ほら、みてないじゃん。」
「あれはロリコンだろ。単純にストライクゾーンから外れてるだけだろ。…見てろよ。」
俺は体育館の入り口を指差し大きな声で叫ぶ。
「嘘だろ⁉︎。なんでこんなところに女子小学生が‼︎」
「なんだって⁉︎。早く保護しないと。」
ほら、1人のロリコンが反応しただろ。