表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が幼女になって異世界LIFE  作者: のりとも
第1章 異世界はそんなに甘くない
14/33

第1章13話 『リア充戦争 災厄の化身戦』

神殿、それは奥には宝箱やらなんやらお宝があるものだと思っていた。




************************




竜が倒されたことで隠されていた神殿が姿を現した。



神殿は例えるならピラミッドの様な形をしていた。.........が、ピラミッドは宙に浮いていて近づいたところで神殿に入る手段が無かった。




これはどうしたもんだか。

.............神殿、入れねぇー。




俺らが入る手段を考えていた時、急に竜車の竜が落ち着きを取り乱して暴れ始めたのだった。



そして、業者の人が近づいた瞬間、竜の首に光が走り首から上が吹っ飛んだのだった。



…………えっ?一瞬のことで何が起きたのか分からなかった。



「ひっ!?……敵襲っ!敵しゅ.....ぐはっ。」

敵襲を知らせたおっちゃんも切られてしまった。


………………見えない敵に。



くっそっ!今度はなんだよっ!


「竜は警戒心が強いから困る。邪魔は消さないといけないからな。」


死んだ竜車の荷台に現れた真っ黒なマントをつけていた白銀の髪の男。



「さぁ、ショータイムだ、冒険者たちよ。」




最悪のショーが幕を上げた。



************************



「私は新魔王軍幹部のジンだ。お前達はここで死ぬ運命だ。」

そう言うとジンは襲いかかってきた!



くっそ!どいつもこいつもふざけやがって!



俺はとっさに聖剣でガード。しかしそれを読んでいたらしくジンは回り込んでさらに攻撃を仕掛けてきた!


やばい、やばい、やばいっ!

敵が速すぎるっ!対応しきれないっ!


ジンの剣がまるで雨のように降り掛かってきた。

このままだと死ぬ。



「クイッンテットホールっ!」


ユメがとっさに唱えた魔法によってジンの剣による攻撃は一時的に収まった。



「ここは任せて行ってくださいっ!くう様!」


「でもどうやって!?」


「舌を噛まないように気をつけて下さいねっ!いきますよっ!」



なになになに!?怖い怖い怖いっ!何する気だよ!?



「クインテットブレスっ!」


ユメがそう唱えると俺の足元で風が舞い上がった。



そして気づいた時には神殿が下に見えた。


.........えっ?



嘘嘘嘘!?死ぬ死ぬ死ぬっ!なんで神殿のあった高さの5倍飛んでんだよぉー!



そして俺は急速に落下してあと1メートル神殿との距離があるか無いかのところでユメが


「今ですっ!あっつーヒールっ!」


「気合い入れてすごいヒール打つよー!…………えっと詠唱なんだっけ?」


……………早くしろー!その間に俺死んじゃうから!!



「思い出したっ!パーフェクト・ヒールっ!」



こうして俺は2度目になる死ぬ瞬間にヒールで回復して死を回避する高難易度の技を行なったのだった。


………もう、一生やらねぇ。



************************



神殿に入るとそこは全く音がせず、真っ暗な空間だった。



歩くたびに俺の足音だけが響き渡る。



とても暗くて怖い。


でも、一歩一歩確実に歩いて行った。



神殿の最奥地に着くとそこにあったのは宝箱でも金の山でもなく1つの大きな赤く光る水晶があった。


………………………なっ!?




俺はその水晶に近づいて驚いた。

水晶の中には1人の少女がいたからだ。

髪は白銀の髪で先の方が薄く水色になっていた。



とても神秘的で綺麗だった。

まるでこの世のものではないぐらいに。



俺が無意識に水晶に触れると水晶は粉々に砕け、少女が中から出てきた。



そしてその少女は水晶が砕けたことで目を覚ました。


「私はゼロ。災厄の化身にしてこの世界を終わらせる者なり。」



片目が水色、もう片目が赤色の少女、ゼロはそう言ったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ