11〜15話
[夏と冬]
千晶 「あゆみ〜。何で、夏に辛いものを食べたくなるの？」
あゆみ「唐突ね。たぶん、辛いの食べると熱くなるでしょ。その反動で、涼しく感じるからじゃない？」
千晶 「ふ〜ん。じゃあ、冬にアイス食べたくなるの？」
あゆみ「冬は気温が低くて、アイスが溶けないからだよ」
千晶 「なるほど！でもさ〜、室内にいたら夏は涼しいし、冬は暖かいから、最近じゃ意味ないね」
あゆみ「それを言ったら、元も子もないじゃない」
千晶 「みんな流されながら生きてるんだね〜」
あゆみ「お前もな！！」
[七夕]
千晶 「もうそろそろ七夕だね」
あゆみ「もうそんな季節か・・・」
千晶 「雨が降らないと良いね〜」
あゆみ「雨が降っても、鶴が橋になって彦星と織姫を会わせてくれるらしいよ」
千晶 「え！！彦星と織姫は、鶴を踏むの！？」
あゆみ「まぁ、そういうことになるわね」
千晶 「虐待じゃん！！」
あゆみ「お前にはメルヘンが足りない！！」
[天の川]
沙耶 「天の川は、綺麗だよね」
あゆみ「そうだよね〜。神秘的だよ」
千晶 「でも、死人がたくさんいるんだよね？そう考えると、ちょっと・・・」
沙耶 「そうなの！？初めて聞いたよ〜」
あゆみ「それは、三途の川だから！！ってか、信じるなよ沙耶！！」
[開き]
千晶 「最近いろいろ開いてるよね〜」
あゆみ「開いてる？」
沙耶 「あ！！海開きとか山開きとかプール開きとかのことだね」
千晶 「そうそう。ということは、あゆみの頭ももうそろそろ開くのか！？」
あゆみ「開くわけないだろ！！」
沙耶 (千晶ちゃんは、あゆみちゃんのことをなんだと思ってるんだろ〜？)
[とばっちり]
沙耶 「千晶ちゃん。あゆみちゃんは、ちゃんとした人間だよ！！」
あゆみ「こいつだってわかってるよ！！」
千晶 「いつも沙耶は、変なところを拾うな〜。でも、少し違うぞ」
沙耶 「え！？」
千晶 「あゆみは、”ちゃんと”してない！！」
あゆみ「ちゃんとしてるよ！！少なくとも千晶よりはな！！」
千晶 「何を言ってるんだ？ここにいる全員ちゃんとしてないよ」
沙耶 「私も！！」
あゆみ「あ〜言えばこういう」
千晶 「でも大丈夫。皆あいつよりましだ！！」
千晶:大志を指差す
大志 「何の話だよ？ってか、何でお前ら全員納得してんだよ！！」
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