第四十四話「体育祭実行委員長の追跡」・2
久しぶりの投稿で作者がはっちゃけて過激表現多めになってるやもしれません。そう言った表現が苦手の方は十分ご注意の上お読みください。
「ぜ―――――――――ったいに嫌だッ!!!」
これでもかというほど声を溜めて溜めて溜めまくり、一気に吐き出す。その声音は変態三人組を吹き飛ばすまでの威力はないはずなのに、三人はまるでリアクション芸人のように大袈裟にコケて仰向けに倒れた。周囲の机や椅子が追いやられて、同時に付近で楽しく会話していた女子生徒や男子生徒がつられて三人から距離を取る。が、少し遅れた女子三人組に被害が及ぶ。
「カッ!! 見よ二人共! 我々はついに、桃源郷を発見したりッ!」
「へい、隊長! 私めからも見えるでありますッ!! あれは紛う事無き純白の聖地ッ!!」
「まさに感激の至りであります、隊長ッ!! 私めは視界が霞んで、覆い隠せし布壁の最奥に眠る秘宝が見受けられないでありますッ!!」
亮太郎を筆頭に、日暮里と鶴吉が敬礼しながら感涙する。しかし、一方でその女子たちは大きく息を吸うと同時に、黄色い声を発した。
『いやあああぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁあぁっ!』
その声が響くと同時、三人の顔面には鋭い一撃が走った。
「ぶぎゅっ!」「ぎゃびゅっ!」「ぷぎゃっ!」
奇っ怪な声をあげて、三人はその場にのびてしまった。顔面に足跡をつけて、鼻から赤き誇り(鼻血)を垂らしながら。
「はぁ……亮太郎と友達とか、普通ありえねぇよな」
と、そんなことを思いながら俺は自分の席に戻った。無論亮太郎たち三人組は、その後女子たちにどっかに連れて行かれた。そのあとのことは俺も知らない。
え、知りたくないかって? 嫌だよそんなの。だって、女子は怖いんだぜ? なんせ、亮太郎達が戻ってきたの―――――――――――――放課後なんだから。
その間に何があったのかは聞かなくてもよく分かるさ。青痣と、明らかに妄想によるものではない血を垂らしている凄惨な姿を見れば、誰でもな。
――☆★☆――
その日の夜。響史宅にて……。
「ふっふふ~ん、お兄ちゃん今日も疲れてたから、わたしが頑張らなきゃ!」
護衛役の一人、水連寺霖は必死に晩御飯の準備をしていた。精がつくようにタンパク質やコラーゲンたっぷりの料理を励んで作る霖。だが、その量はあまりにも多すぎた。確かに響史以外にも瑠璃や麗魅など魔界の少女達が食べるのだが、それでも食べきれないほど霖は料理を作りすぎていた。はっきり言って、張り切りすぎていたのだ。
「あれ、少し多いかな? ……まっ、大丈夫だよね! 皆食べ盛りなんだから!」
前向きにそう考えた霖は、鼻歌を歌って料理を作り続けた。その際に腰を振っている姿が後ろから見ると何とも艶かしく、後ろに立っていたある人物の欲望をかきたてていた。水連寺一族の三女にして霖の実の姉――水連寺露である。
――はぁはぁ、い……いけないわ! わ、わたしったらまた欲情して可愛い可愛い可愛い可愛い妹の霖ちゃんを食べちゃうトコだったわ! 食べるならちゃんと料理を食べないと……。そ、それに、いくらなんでも実の妹を食べるわけにはいかないわ! でも、つまみ食いなら――だ、ダメよ! やっぱりダメ! かわいい霖ちゃんを食べたりしたら、それこそ兄さんに怒られちゃう。そしたら……。
『露……お前、実の妹に手ぇ出すとはいい度胸してんじゃねぇか。しかも、俺の可愛い可愛い妹によぉ……。覚悟は出来てんだろうな?』
『ハァ、ハァ! うん、兄さん、わたしイケない女なの! ダメな妹なの! だから、このイケない体にお仕置きしてぇ~!!』
『いいだろう、おらケツ向けろッ!!』
『や、優しくしてね?』
『安心しろ、その真っ白な肌に、真っ赤な紅葉……刻みつけてやんよッ!!』
バッシィィィィィィンッ!!
『あひぃぃんっ! い、痛いっ! に、兄さん痛いよぉ!』
『てめぇがそれだけやってはいけないことやってたってことだろうが、この変態がッ!!』
『ああっ! そ、そうなんです! わたし、イケナイ子なのぉっ!! あひゃっ!! だ、ダメ……何だか気持ちよくなってきちゃった』
――ハァハァ、あ、あれ? 響史くん? いつもならここで、ここぞとばかりに「何やってんですかあぁあああ」とか言ってツッコミに来るのに来ない?
露は相も変わらずの変態チックな妄想をしていて、お決まりの人物にツッコまれると思っていたのだが、何故かいつもツッコミに来るはずの人物がやってこないことで、狐につままれたような顔をした。無論、目の前にある可愛い妹の左右に揺れる小ぶりなお尻を凝視し続けることはやめない。
「ねぇねぇ、霖ちゃん」
「あひゃんっ! も、もうお姉ちゃんっ! 急に変なトコつつかないでよぉ~。料理の最中なんだから、リビングで待ってて?」
変態な姉に人差し指でお尻をちょんっとつつかれた霖は、おたま片手に顔を真っ赤にし、その場に跳び上がった。それからバッと振り返って、お尻を庇いながら姉を優しく注意する。普通ならば激怒して罵声を浴びせまくるところだろう。が、心優しい霖は、例え――例え救いようのない変態バカな姉であろうと、優しく接してあげていた。
「えぇ~? まぁいいや。それよりも、ねぇ霖ちゃん。響史くんどこにいるか知らない?」
「え、お兄ちゃん? うぅ~ん、お風呂じゃないかな?」
おたまを顎に添えて、う~んと思案する霖。ただの、そんななんとなくの仕草にも、愚姉はだらしない表情を浮かべた。
「ありがとう、それじゃあお姉ちゃん、これからお風呂に行ってくるから!」
「え? でもお兄ちゃんが――」
「いいのいいの!」
霖が止めるのも聞かず、露はそのまま手を振りながら妹に背を向けて風呂場へと向かった。
脱衣場へと赴いた露は、そこに充満する皆のいろんな臭いを嗅いでいた。
「くんかくんか、すーはーすーは~……ハァ、ハァ。もう辛抱たまらん! って、いけないいけない! こんなことをしに来たわけじゃないのよ、わたしは……。わたしは一言響史くんに物申さないといけないんだから!」
そう、露がここへ来たのは、ただ単純に覗きに来たわけではない。
「響史くん、今日こそは年上として言わせてもらうわよ!」
と、その時だった。まさに風呂場へ繋がる扉の取っ手に手をかけた瞬間、その視界にあるものを捉えた。
「こ、これは――!」
愕然として思わずそちら側にがっつく露。
「ぶ、ぶぱっ! こ、これは……ま、まさか……る、瑠璃姫様の……ぱ――ん、つ……。そ、そんな、ありえない! いくら拝みたくても拝めなかった姫様のぱんつが、ここにっ!? 魔界の王宮ではどんなに衛兵の目を盗んでも無理だったのに……素晴らしい人間界! まじ人間界リスペクトだわっ!! こんな、こんな嬉しいことがあっていいの!?」
歯止めなど利かない。もう完全に興奮していた。鼻血がドクドクと溢れるのを片手で押さえる。鼻息を荒くして目を白黒させていた露は、そのパンツの両端をそれぞれ持って、顔へと近づけていた。が、そこで僅かながらの理性が働く。
「だ、ダメダメ! いくらなんでもそれはダメよ水連寺露っ! これだと、わたしの大事な何かが失われてしまう気がする! ……第一、このパンツが瑠璃姫様の物だという保証がどこにあるというの? で、でも確かにこのパンツは今日姫様が装着されていた物っ! それは確かに、この眼球で目にしている! このわたしが見間違えるはずなんてないわ!! 断じてっ!! てことは、これは今日履いていた……し、使用……済!? ぶはぁあああああっ!!!」
露は十中八九瑠璃の物と思われる下着を両手に持ったまま、盛大に鼻血を吹き散らした。
「そ、そうとなれば……やることは一つ! だ、大丈夫よ。だ、誰も見てないし……か、か……被――」
「ちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっと待ったぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁッ!!!」
ガララッと風呂場の戸が荒々しく開け放たれ、露の背後から制止の叫び声が飛び込んできた。それをまるで待ち望んでいたかのように、露がいやらしく鼻血を大量にドバドバ垂れ流しながら振り向いた。
そして、途端その視線は下へと注がれる。ここで改めて考えて欲しい。ここは風呂場――所謂裸でお湯に浸かる場所。そうなると、必然的にそこにいる響史は一糸纏わぬ姿なわけで―――――。
「あ――」
「え――」
「い、いやぁあああああああああああああああああああああああああ!!! へんたぁぁああああぁぁぁあぁああいっ!!!」
「ぶぎゅるるるるるるぅッ!!?」
響史の体は思い切り回転しながら脱衣場に転がり、仰向けに横たわった――大の字で。無論、裸だ……裸だ。大事な事だから二度言わせてもらう。
「いやんっ! もう、響史くん……そんな粗末なモノ見せないでよ」
露は顔を覆いながら頬を紅潮させてその場を後にした。
響史は意識を闇に呑まれながらも、心の中でただただこう呟いた。
――変態のあなたには、言われたくない……。
こうして、響史はこの後自分で起き上がるまで裸で大の字状態だったのだが、一人を除いて、失神中に誰にも恥辱の姿を見られていないことは、不幸中の幸いだった。
プルルルルル……。
突如聞こえてきた固定電話からの着信音。
「あれ? 誰だろう?」
頭上に疑問符を浮かべ、霖はコンロの火を切った。それから濡れた手をタオルで拭いて、スリッパを履いたままトタトタと廊下を進み、電話の受話器を手にとった。
「はい、もしもし……えと、水連――じゃなくて神童ですけど?」
たどたどしくそう相手に尋ねる霖。すると受話器の向こうから聞こえてきた声は、少し年老いた男のしゃがれた声だった。
〈んぅ? おや、響史……じゃないのかのぅ?〉
「え? えと、お兄ちゃんは今お風呂に入ってて……」
〈あぁ、そうじゃったかそうじゃったか。それはすまんことをしたのぅ。ところで、お主は?〉
「へ?」
何と応答してよいものか戸惑った霖。が、それも無理はない。何せ、相手は見知らぬ人物で人間界に住む住人。その相手に、自分が魔界の人間である事を伝えてしまってよいのだろうかと思ったのだ。しかし、改めて考えると名前だけ教えたところで何も問題はないだろうという結論に至り、名前を口にした。
「あ、あぁ……わたしは、水連寺霖です」
〈はて、水連寺……どこかで聞いた名じゃのぅ。まぁよい、それよりも響史のことをお兄ちゃんと呼ぶとは……それは何かのプレイかのぅ?〉
「ぷ、ぷれい? 何それ?」
〈ん? 知らんのか? プレイというのはじゃな――〉
その時だった。突然ノイズ音が走り、ザザザッ! と音が途絶えたかと思うと、再びあの老人の声が聞こえてきた。
〈……あ、イタタタ。すまんすまん、孫がちょいとばかし暴れてのぅ。それで何の話じゃったか――あぁ、そうじゃ! 響史に伝えておいてくれんか?〉
「お兄ちゃんに?」
首を傾げる霖。すると、そこへ一つの足音が聞こえてきた。神童響史だ。ただし、下半身に真っ白なバスタオルを巻いただけの。
「お、お兄ちゃん! そ、その格好――っ!?」
「ん~? あ、あぁ悪い……何か頭がボ~ッとしててさ。え、てか誰と喋ってんだ?」
響史は側頭部を押さえながら霖に訊いた。霖の視線は明らかに響史の顔ではなく下半身に注がれていた。あわわわと顔を盛大に真っ赤にして、頭から蒸気を発生させている。今にも沸騰してお湯が出せそうな感じだ。
そして、そんな状態で霖は響史の質問に答えた。
「お、お兄ちゃんの……知り合いの、ひ、人だよ?」
少しカタコト口調で霖はそう言うと、響史に受話器を渡してから猛スピードでキッチンへと駆けていった。
――☆★☆――
「どうしたんだ、霖のやつ」
俺は半眼でボ~ッとしながら受話器を耳に近づけた。
刹那――俺は相手の声を聴いてその半眼の瞳をカッと見開き、一瞬受話器を落としそうになった。が、既でそれをキャッチする。それから、確かめるようにゴクリと乾く喉を湿らせながら相手へ声をかけた。
「も―――もしもし?」
〈おぉ~、元気にしとったかのぅ、響史?〉
「じ、じじじじじじじじじじじじじじじじじじじじじ爺ちゃんッ!?」
声を聞いた瞬間、俺はいかれたロボットのように顔をガクガクさせながら電話越しの相手が自分にとって誰なのかを即座に口にした。神童豪佑……俺の祖父だ。なぜ爺ちゃんから声がかかってくるのかは大体予想がついた。
〈なんじゃ、ノイズかと思うたぞい。元気にしとったかのぅ?〉
俺はまさかの可能性も考え、爺ちゃんの問いなんぞ無視して問うた。
「爺ちゃん……まさか体育祭の日――」
〈おぉ! さすがはわしの可愛い孫じゃ。言わんでも分かっておったか!〉
――やっぱり来る気だ、あのジジィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!
はっきり言って来てもらいたくなかった。何よりも、あんな変態軍団が暗躍している学園にバブルドリームカンパニーの社長を赴かせたりしてみろ? 仮に新しいテーマパークが出来たとしたらそれはもうR指定がつくこと山の如しだよ! それが俺の気持ちだ。
「え、爺ちゃんマジで来るの? 会社忙しいんじゃない? 別に来なくていいんだよ? てか来ないで」
〈何を言うとる。恥ずかしがらんでもいいんじゃよ? それに、仕事なんてどうでもよいわぃ。可愛い可愛い孫が出るんじゃから、体育祭に参加せぬわけにはいかんじゃろうて。安心せい、必ずや可愛い可愛い孫の晴れ姿を写真に収めるからのぅ!!〉
受話器の向こうで、威勢良くやる気に満ち溢れている俺の爺ちゃん。もう人生の半分以上を謳歌しているはずなのに、それでも元気が続く爺ちゃん。ちなみに精神年齢を調べたところ、俺よりも若いことが判明した。何だろう、この敗北感。
「ま、待ってくれよ。写真に収めるって、そんな恥ずかしいって……」
俺は思わず照れ隠ししながら爺ちゃんに言った。すると、向こうからはあまりにも同じ人物とは思えないような口調でこんな言葉が返ってきた。
〈ん? 何を言うとるんじゃ? わしが言うとる可愛い可愛い孫の晴れ姿とは、燈や姫歌や茜のことじゃ。何もお前のことじゃないぞい〉
――えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえッ!? いやいやいやいや……え? だって、え、えぇええ!? う、嘘だろ!? そこは嘘でも冗談でもいいから、お世辞でもいいから写真撮るって言えよぉぉぉぉぉ! てか、さっきの俺の照れ隠し返せよぉぉぉぉぉ!! 何か普段ツッコんでばかりいる俺がデレるというレアなツンデレがあったというのに、それはないんじゃないの!? おいこら、ジジイ! これじゃあ孫(女の子)限定じゃねぇか!
「ふ、ふぅ~ん。そ、そうなんだ……。なんか、どうでもいいや――ぐす」
俺は鼻声になっていた。あれ? おかしいな、涙で前が……見えないや。
〈これこれ、泣くでない。ちゃんと響史も撮ってやるからの〉
「じ、爺ちゃん……ありが――」
〈まぁ、姿が見えたらじゃがの〉
――テンメェェェェェエエエエ、死ねジジィゴルァアアアアアアアアッ!!! あっぶねぇ、危うくこんなクソジジイにお礼言うとこだったぜ! ったく、孫をなんだと思ってんの、この女好きがッ!!
俺は激しく爺ちゃん――もとい、ジジイを殴りたくなった。だがやめておくことにする。一応世話にはなっているので。まぁ、瑠璃たちの編入資金なども助けてもらったわけだし。しかし、そこで俺は改めて冷静になる。
「ん? 今、燈達が……なんだって?」
〈じゃから、体育祭の種目に出場すると言うておるじゃろうが! おかげさまでわしは暇で暇で仕方ないのじゃ! さっきまでいた三人も燈がわしを殴り倒した後に帰りおったからな……。全く、老いぼれにこの仕打ちとは、将来が心配じゃわい!〉
――燈、ナイスッ!
俺はいつになく珍しい事に燈を褒めていた。まぁ、それも無理はない。何せ、あの乱暴者の燈が俺の代わりにジジイを殴ってくれたのだから。しかも死なない程度に。俺なら思わず殺ってしまいかねない。
〈まぁ、そういうわけじゃ……今会社には奈緒しかおらんのじゃよ〉
「いや、奈緒と遊んでればいいじゃん。あいつ結構ゲーム出来ただろ?」
俺には従姉妹が四人いる。二歳年上の東條茜、一歳年上の北条姫歌、同い年の西城燈、そして六つ下の南篠奈緒。この四人が俺の従姉妹。ちなみに父親が五人姉弟で、その五人の内の四人がそれぞれの母親。父親とは全く関係ない。つまり、俺の父方は女ばかりの家系なのだ。ちなみに婆ちゃんは俺が光影学園の中等部に入学した時にお迎えが来てしまった……。
ちなみに母方だが……それはまたいつか――。
〈はぁ~響史、お主は分かっておらんのぅ。対戦ゲームとは! 四人でこそやれるものッ! 二人でやるなど、邪道なんじゃよ!!〉
「いやそれ、ジジ――爺ちゃんの偏見だろ!?」
さすがにそれはないと思って、俺は爺ちゃんにツッコんだ。第一、そうしなければ俺が中等部で悲しい思いを募らせながら、一人寂しく誕生日の日に体操座りでCPと対戦して、寂しさを紛らせていたのが無意味になってしまうから。くっ、あの思い出……今でも忘れられない。
〈まぁ、そういうわけじゃから、体育祭の当日が暇なんじゃよ〉
「ふぅ~ん、え? てことは何? 燈達、学校来んの!?」
俺は納得しつつも、驚愕した。
実を言うと、あの三人も俺と同じ学園に通っているのだ。まぁ、何せここ――光影都市の黄昏区にある学校は、ここだけだからな。まぁ、運良く燈とは中等部からも含めたこの四年間、一緒のクラスにはなっていない。もし一緒だったらとんでもないことになっていたことは間違いないだろう。
というわけで、暴走する変態共。そして、お久しぶりの爺ちゃん登場。いやはや、孫が男か女かで態度変わりすぎでしょこの人。さらに、霖に何やらいたらぬことを吹き込もうとしていた爺ちゃん。危うく霖が汚れるとこでした。
てなわけで、この体育祭編ですが。新キャラが大いに増える篇なので、魔界の人たちへスポットライトが当たらないこともあるかもしれません。しかし、ご心配なく。体育祭本番で色々やらかしてくれる……はずですから。
では、引き続き三部をどうぞ。




