第五十二話「関係者の賭け」・4
「これって……」
「映画の吹き替えとか、アニメのアフレコとかがありますよね? あれと同じ事です。つまり、みなさんには行動をこのビデオを見て動いてもらい、台詞をこの台本を使って言ってもらうんです。そうすれば、完全に響史くんには同じ言葉を無意識の内に二度聞くことになります。これで上手く脳を刺激することが出来れば……」
「でもでもぉ~、このビデオ……映像もあるけど声もあるじゃん? だったらぁ~、別にりっつん達が言わなくてもビデオを流せばそれでいーんじゃな~い?」
医師の案にやんわり反対するように律奈が訊く。しかし、それは他のメンバーの何人かも思っていたことだ。
「確かに……こんなまどろっこしいことしなくても、ビデオを流して聞かせれば――」
「それではダメです! 響史くんには生の音を聞かせないと意味がないんです。何よりも、電子音がセリフに混じって聞こえてしまうのは、少し影響力が弱いと思うんです。あくまで仮説なので信憑性はありませんが、それでも私は面倒でも患者のために全力を尽くしたいと考えています。みなさんは違いますか?」
そう言われると黙ってしまうしかなかった。そして、その沈黙を打ち破るように茜が口を開いた。
「時間はもうない。七日間ビデオがあるということは、私達も七日間響ちゃんの命という代償がかかった失敗できない大舞台を披露することになるのと同じ……。つまり、七月七日から始めるとして終わるのが七月十四日……。そうなると――」
「ええ、丁度四年経つことになる二十一日まで、残り一週間しかないことになりますわ」
「その一週間の内に、追い撃ちかけるみたいに空白の四年間と以前の記憶を完全なものにさせんでしょ? それってあまりにもムチャクチャじゃん?」
茜の声を遮る姫歌に次いで、燈も腕組みして唸る。
「だが、迷っている暇はもうない。七日まで後三十分を切った。覚悟を決めるしかない。台本は見ながらでも構わないだろう?」
「はい、ただ棒読みでなくなるべく感情を込めてください。本当は声をONにして聞かせたいのですが、今日はもう夜も遅い事ですし……七月七日から始めたとしても七月七日の零時からというわけではありません。あくまで響史くんがここに運びまれてきたのは、午後五時以降でしたからね……」
医師の言うとおり、響史は日付の変わる真夜中に外に出て後遺症を負ったというわけではない。つまり、まだ大舞台本番の幕が開けられる時間ではないのだ。ただ、心構えというか……準備が自分達にも必要だった。それに、映像も見なければならない。全ての行動を記憶し、それを時刻通りに行わなければならない。明らかに無理難題で、クリアするのは至難の業だが、彼を深い眠りから醒めさせるためには、賭けに近くてもこれしか残されていない。このままでは先に進まないのは全員分かっていたので、もう一か八かの賭けでもいいと思えてきていた。
「とりあえず、この一日目のビデオをよく見てみよう?」
唯の言葉に皆が頷き、食い入るようにDVDが読み取ったデータが映像となって流れるのを視聴する。
過去の映像が流れて親族の心に大きな傷を再び構成してゆくが、そんな痛みはなんのその。一番辛い響史がこんなにも必死に耐えているのだから、自分達も耐えなければならないという対抗心でもあるのだろう。
結局関係者十一人は、全員一日目のビデオを視聴し終えた。同時、ほぼ絶句に近い声がほぼ空気だけになって漏れる。
響史の悲惨な姿を、再びこの目でモニター越しとはいえ見てしまったのだ。さすがに生の時とはショックの違いが多少異なるものの、それでも思わず目を背けてしまいたい想いだった。
「お気持ちは察します……。こんな気持ちにさせてしまうのは申し訳ないですが、これも息子さんのためなんです」
医師は私情を挟むことなく事務的に親族十一人の心に語りかける様に言った。
「それは分かっているのだが、やはり昔のビデオと言っても良い物ではないな。ところで、見舞の品もちゃんと用意した方がよいのだろうか?」
「そうですね、やはり四年前の再現ですから全く同じ事をした方が効果は大きいかと」
医師の言葉に、響祐はなるほどと納得して顎に手をやると、父――豪佑を一瞥した。すると、豪佑はその視線で何が言いたいのかを察したのか、口を開いた。
「分かっておる、見舞いの品は全て手配させてもらうぞい。安心せい……」
少し焦燥感に駆られている表情でもしていたのだろうか、豪佑にそう言われて響祐も無意識に胸を撫で下ろしているのだった。
「とりあえず、これ一枚しかないのって不便じゃない? それに体育祭後ずっとここにいて何も食べてないし、もう夜遅いけど、夜食軽く食べない?」
そう提案したのは燈だった。親族の中で唯一響史と同年齢で、幼い時からよく一緒に遊んでいた彼女は、自身のお腹を撫でながらそう訊いた。
その言葉に、皆は互いに視線を交わしそれから頷くと、響史の眠る病室を後にした。
「しかし、軽く夜食とは申しましても……なかなか食べ物が喉を通りませんね。医療もののドラマで良く聞く台詞の意味が、ようやく分かった気がします」
そう最初に口にしたのは執事長の菅野銀之助だった。
病室を後にした親族十一人は、秘書の弦鐘箏鈴がコンビニで購入してきたおにぎりなどを病院のエントランスにて口にしていた。しかし、やはり響史の事がショックでなかなか食が進まなかった。でも、さすがに何も口にしないのは健康上あまりよろしくないので、半ば無理やりにでも食べ物をお腹へと収めた。
「……ふぅ。さて、とりあえず現状を整理しよう」
ペットボトルのお茶を飲み終えてキャップを閉めた響祐が、皆を見据えてから口を開く。
「現在の日付は七月七日……もう真夜中の零時を切ったところだ。今日から七日間、俺達は四年前のあの日の再現を実施する。失敗の許されないこの舞台を成功させるには、皆の協力が要になることは言うまでもない。だが、それだけじゃない。日付までは合わせられないが、天候と時刻は確実な物にしなければならない。映像はこのDVDディスクに記録されているが、確認して練習などをしている時間は……恐らくそんなに確保できないだろう。だとすれば、ほぼぶっつけ本番の様な形になるわけだ。皆の意見を求めたい。はっきり言ってリスクの大きすぎる今回の件だが、本当に大丈夫か?」
言い終えて皆に意見を求めてくる響祐。すると、最初に口を開いたのは、響史の母親である唯奏だった。
「私は無論やるつもりよ。時間がないのも確かだけど、一度は逃げた身……力になれるのならば、これほどの汚名返上はないと思うの」
「私も、やるわ。響史を助けなきゃいけないっていう気持ちは、多分誰よりも強いと思う。ううん、そうでありたい。だって、何度も言うけど私が響史をあんな目に遭わせた原因の様なものなんだから……」
唯奏に次いで口を開いたのは、響史の姉である唯だった。しかし、その唯の言葉に異を唱えるかのように、ある人物達が口を開いた。
「それは違います、従姉さん」
「そうですわ、責任は私達にあります」
「そうよ! 唯ねぇが責任感じることないって! 全部私たちのせいなんだから……」
茜、姫歌、燈の三人が明らかに重苦しい雰囲気で口にするのには理由があった。
今から五年前の七月七日、四年前の事件の発端とも呼べる事件が三人を襲っていたのだ。それを解決に導いた鍵、それが神童響史だったのだ。響史は、心底精神的に参っている三人を救った。奈落の底に堕ちてしまっていた三人に蜘蛛の糸を垂らしたのだ。
だが、それにより響史はその一年後から数日後に事件に巻き込まれて大怪我を負い、終いには後遺症という名の枷を、四年間も嵌め続けることになったのだった。
「お主らは何も悪くはないと何度も言うておるじゃろう。悪いのは全て犯人じゃ。いやむしろ、お主らを狙ったのは金銭目当てだったのじゃから、全責任はわしにあると言うてもよい。じゃから、そう哀しい顔をするでない。お主らのそんな顔を見れば、響史も悲しくなるぞ?」
唯、茜、姫歌、燈の浮かべる表情を見て、豪佑がそう口にする。
「そうそう! パパのゆーとおりだよ♪ みんなのそーゆー顔は、りっつん的にも好ましくないなぁ~」
豪佑に次いで、律奈も能天気な声をあげて言う。
「お、お嬢様……みなさんお辛いのですから、この場でそう言った態度で喋るのはいかがなものかと……」
そう言ってはしゃぐ律奈を制止させるのは、バブルドリームカンパニーの社長秘書である弦鐘だった。
「えぇ~? だってぇ、みんな暗くてこの場所どよよ~んとしてるんだもん♪ こんな空気、りっつんには合わないよぉ~」
人差し指を立てて弦鐘に説明する律奈。
「ごっほん! 勝手に別方向に話を進めないでもらいたい。結局、皆の話を総合すると、響史の意識を覚醒させる七日間は、予定通り実行することになった。で、今日の午後七時から本番開始だから、それまでに休息及び練習を行うことにする!」
響祐が親族全員の意見をまとめて話を進行させる。作戦参謀の様に計画の説明をし、それに続くように今度は唯奏が声を出した。
「それじゃあ、見舞客の確認もしておかないといけないわね。響史のお見舞いに来た人数は全部で三人。琴音ちゃんと優ちゃんと……後は、めーちゃんだったかしら?」
「ああ、確か……めーちゃんだけは最後の七日目だけ来たはずだ。他の二人は初日からずっと来ていたはずだよ。うん、台本にも三人のセリフがあるし、絶対に来てもらわなければならないな」
唯奏の言う三人の見舞客の名前に、響祐も顎に手をやり頷く。
「さて、それじゃあもう遅いし……久し振りの我が家に帰るか」
「待って、父さん。今日はお爺ちゃん家にしない?」
響祐が身支度をして病院から出て行こうとする所に、唯が声をかけて提案する。
「どうしてだ?」
「その……やっぱ関係者全員集まって寝る前にも少しくらい話したいし、それに……家は……響史との思い出も多くて、後――」
「分かった、親父の家で寝ることにしよう」
実の娘が、辛そうな顔でつっかえる言葉をなんとか口にしている様子が、父としても耐えがたかったのだろう。響祐は、唯の言葉を遮るように、それ以上言わせないようにしながら豪佑の家に向かう事にした。
そこで唯はホッと安堵のため息をつく。本当は、響史の事だけではなく別の問題があった。そう、未だに正体が掴めない響史の身辺にいる少女たちのことだ。
蜜柑色の髪の毛を持つ少女や青い髪の毛を持つ少女。彼女達は、まるで時を窺っていたかのように、神童家の家族が響史だけになった所へやってきて巣食う様に居着いていた。理由は分からない。ただし、追い出そうにも響史のあの苦労しつつも楽しそうな笑顔を見ると、心が痛んでそれを許してしまっていた。後遺症の枷を嵌めている弟を、ロクに助けもせず家という名の監獄に一人きりにして自分はのうのうと独り暮らし。両親も響史のその姿を見兼ねて居た堪れなくなり、理由をこじつけて隣町へ仮住まい。弟は遊びに行くという名目で四年間もの間雛下家にお世話になっている。無論、弟――亮祐の生活費などの主なお金は問題ない。
だからこそ、今更口出しは出来なかった。何勝手に居候しているんだとか、居候にしては立場が対等なのではないかとか、非難を浴びせられなかった。自分にはその資格はない、自覚はあるのだ。だから何も言わなかった。ただし、さすがに弟が困っている時には手を出した。そう、ルナーの事だ。だから、一番彼女との絡みに関する記憶が鮮明に脳裏に残っていた。
なので、響祐が持っているDVDのディスクを軽く一瞥して内心思っていた。
どうして助けてくれるのだろう、と。別段無効に利益があるわけでもなさそうだ。第一、多分彼女達は響史が社長の孫だということを知らない。なにせ、普通ならばあんな豪華とも貧相とも言い難い家に住んでいる彼をお金持ちの孫だとはまず思わないからだ。
「……何か、思惑があるようには思えない。一体、何を考えてるの? あのチビっこ」
軽く悪口を口にして、唯は考え込む。しかし思い当たる節は何もない。でも、ここまで来たのだ。それに、響史のあの懐かしい笑顔を見れた。それは彼女達のおかげであることに変わりはない。ならばお礼がいるだろう。その上、何も知らない彼女達に、弟の異変、後遺症の事を伝えるのも、少なからず義務ではあると思う。
受け入れられるかは分からない。でも、あそこまで響史に信頼を置いていると思われる彼女達なら、多分受け入れてくれるはずだ。それに、受け入れられずとも、この意識の覚醒の七日間が成功すれば、後は全てを明かすのみ。それで短いようで長く辛い四年間は幕を閉じる。それからは元の家族に戻れる……はずだ。でも、そうなると彼女達はどうなるんだろう? 家族が戻ってくるということは、イコール両親に知られるということだ。響祐や唯奏にもこの旨を伝えなければならない。居候していることから、寝食共にしていることも全て。そんなことになったら、不純異性交遊とかで問題にならないだろうか? 心配ごとが大きくなる。
悩みの種がどんどん芽を出し、早い物から開花して不安の花を咲かせて心配の花粉をまき散らして心を痛める。
「はあ、考えても仕方ないわよね……」
誰にも聞こえないように独りごちて、唯は目的地――神童豪佑の自宅へとやってきた。
響史が今現在一人で生活している家と異なり、明らかにお屋敷としか思えない豪華な造り。こんな大きな家は、恐らく光影都市の中では三つくらいしかないと思う。
神童、星空、そして神王寺。この三つの名前は都内では有名なもので、この名前を聞いて分からない人はまずいないと言われるほど知名度が高い。ただ、学生間にはあまり知名度が高くはない。というのも、あまり学生が利用する物に関わっている事が少ないからだ。もう一つ理由をあげるならば、バックについているというだけであって、全面的にその名を明かしていないのがある。
例えば、バブルドリームカンパニーが作り上げたテーマパーク。これも全て神童家が作り上げたものだ。ただし、豪佑自身その名を大々的に知らしめて――という程前に前に出るタイプではないので、そんな大胆な事はしないのだ。なので、名前は伏せて表面上は普通にテーマパークの名で有名なだけだ。だから、もしこれがあの神童家が作ったのだと噂を広めようものならば、あっという間に都内に広がるだろう。
ちなみに、本当は後二つ財閥名があるのだが、その内の一つは廃れて解体寸前、もう一つはとある一件を皮切りに、一族自体が壊滅してしまった。
「茜、この作戦……成功すると思う?」
「分かりません。ただ、失敗なんてさせませんよ。だって、響ちゃんを失いたくないですから」
唯は、神童家の屋敷にてとある一室にいた。元は茜の母親が今の茜くらいの時に使用していた時の部屋。そこをちょっと借りているのだ。
天蓋付きのベッドにお尻を乗せ、手をその左右に置いて嘆息すると、今度は茜が口を開く。
「従姉さんは、響ちゃんの事が好きだって言っていましたよね?」
「ふふっ、まぁね。それは茜だって同じでしょ? ううん、茜だけじゃない。皆響史が好きなのよ」
「あら、私は親心だとかそういう問題ではなく、一人の男として……将来共に生活するであろう理想の男性として訊いたんですけど」
「んなっ――ち、違うわよ!? き、響ちゃんは私の弟なんだし、第一そんなの許されないじゃないっ!」
茜が口にした真意に、顔を真っ赤にした唯が明らかに狼狽した様子で言う。
「うふっ、その慌てよう……本心を晒しているようなものですよ?」
「うぅ……年上をからかわないで!」
「あら、恋愛に年上も年下も関係ないんじゃないですか? まぁ、からかうのはこの辺にして……そうですね。台本を見る限り、そこまで無理なものではないと思われます。ただ、まだ事情を伝えていない見舞客のお三方からどう言われるかが問題ですね。夏休み前ですし、事情があるかもしれません。まぁ、お一人を除けばなんとかなるかと……」
茜が天蓋を見上げながら口にすると、唯がある気になる言葉を耳にして口にした。
「お一人?」
「ええ、めーちゃんのことです」
「そういえば、その子って……」
「はい、例の子です。引っ込み思案な上にアレですから……響ちゃんと打ち解けていた時にはビックリしましたよ。ですが、見舞客の一人である以上は協力してもらわなければなりません」
茜の言葉はご最もだった。
唯は、大きな欠伸を一つすると今の時刻を見て踵を返した。
「お休みになられるので?」
「ええ、この時間になって言うのもなんだけど、夜更かしは美容の大敵だしね」
「うふっ、そうですね。では、お休みなさい従姉さん」
「お休み、茜」
そう言って互いに軽く笑みを零す。それから唯は部屋を後にし、茜は天蓋付きのベッドの掛布団を一旦どかして敷布団に自分の体を潜り込ませると、上から掛布団を掛け直し、フワフワの枕に頭を乗せて横になった。
――弟だし、許されない……ですか。うふっ、私としては、従姉さんのその目尻に浮かべて心底残念そうなお顔、凄く惚れるくらい可愛かったですよ。まぁ、意味は違えど……この気持ちも許されないですが。
モノローグで自分の思いを吐露しながら、茜は眠りに就いた。
唯は、茜の隣の部屋(元から空き部屋)にて、これまた天蓋付きのベッドで仰向けに寝ていた。
目を開ければ天蓋が視界に映る。目を閉じればひたすら漆黒の世界が広がり、軽く考え事をしていれば疲れた脳が活動休止しようと意識をシャットダウンする。
――響史、待ってて。あの時私を助けてくれたように、今度は私があなたを助ける!
そう意気込んで唯は掛け布団を顔まで被って眠りに就いた。
「ねぇ、姫歌……」
「なんですの、燈?」
「私……やっぱあの時の判断間違えてたのかな」
いつになく気の抜けた燈の声音に、調子を狂わされるように姫歌が言った。
「あなたがそんな弱気になるだなんて、珍しいですわね。そのトゲのなさ……まるで小学生で小生意気で響史の事を“お兄ちゃん”だなんて呼んでた頃みたいですわ」
「うん、そだね……そうかもしんない」
「なっ……」
姫歌としては、燈が恥ずかしくて文句たらたらに憤慨し出すかと思い、嫌味として言ったつもりだったのだが、相手が思いの他肯定の言葉を述べてきたため、さらに困惑する。
「……いつものあなたに戻りなさいな! そ、それでは私が面白くありませんもの!」
「うん、そだね……なんか、今日は疲れたなぁ。おやすみ」
「お、おやすみなさい……ですわ」
燈が寝付くその最後の時まで調子を狂わされ続ける姫歌だったが、彼女が寝息を立て始めたのを確認すると、ヒソヒソと部屋の扉を静かに開けて燈の部屋を後にし、自室で自身も眠りに就いた。
こうして響史の親族達は、自分達及び、見舞客を含めた少し大人数での七日間の奮闘が幕を開けるまで、しばしの休息を取るのだった……。
というわけで、四部です。台本に沿って七日間劇みたいなことをやることになった親族たち。果たして、響史の意識は目覚めるのか……次回に続く。
次回予告、魔界の少女達の方の話を少し進めて、親族の話に戻ります。
ではまた次回。




