第五十話「体育祭(後編)」・5
●ピコピコ戦争
第十五種目はこれだ。これに出るのは力自慢でお馴染みの霙だ。問題は暴走してピコピコハンマーが本物のハンマー並の威力にならないことだが。
「おい、霙……大丈夫だろうな?」
「任せとけって! あたしをナメんなよ? 力を押さえるくらい出来るぜ!」
力を押さえるなんてそんな細かい力の使い方は明らかに苦手そうな霙なんだが、大丈夫だろうか? 心配すぎる。
「そーだよ、霙。暴走して競技をめちゃくちゃにしないでね?」
と、隣から五女の霊が六女の霙に人差し指を立てて忠告する。
「おい、玉転がしで暴走してテントに突っ込んだのはどこの誰だ?」
「ありゃりゃ、そんなこともあった気がするね~♪」
まるで他人事のように言って口笛を吹きながら視線を逸らす霊は、どこ吹く風といった様子だ。
とまぁ、そんなこんなで種目が開始される。ピコピコ戦争……これは騎馬戦のようなもので、騎馬の上に騎手が乗り、その騎手がピコピコハンマーで相手のつけているヘルメットにある紙風船を割る、というものだ。
〈それでは開始です!〉
「っしゃぁあああああああああああ!!!」
開始と同時に霙が声を張り上げる。いかん、もうタガが外れてる。
「一つ目、いただきぃっ!!」
「ひぃッ!?」
恐ろしい形相でもしていたのだろうか? まるで、獲物を狙う獰猛な獅子のような顔を見た草食動物の顔つきをしている。まぁそれなら畏怖して動けなくなることは必至……。結果、格好の餌食となった草食動物は、いとも容易く肉食獣に食されてぺろりと平らげられてしまった。
その被害は甚大で、ピコピコハンマーの独特のピコッ☆という音が、ベコッ★という嫌な音に変化してしまっていた。
ヘタをすれば相手の頭蓋までベコッとなりかねない。そして、叩かれた後の被害者の頭部には、紙風船ではなくたんこぶが出来上がる。そんなこの競技は最早完全に霙の独壇場と化してしまい、結果はすぐに訪れた。無論、霙の圧勝である。
●跳ねろ、弾め! 巨大縄跳び!
第十六種目はこれだ。七つの贖罪の一つでもあるこの競技は、変態軍団の幹部の一人でもある巨乳フェチの巨郷揺宗先輩が立案したものだ。この人の名前をあげると、胸絡みの話題がとにかく溢れてくる。
例えば「血液型は?」と訊くと、「おっぱいのO型」と答え、「好きな形は?」と訊くと、「お椀型」と答える。「何故?」と訊くと「胸はお椀型が一番美しい」と答えるそうだ。うん、さすがは幹部格だ。格が違う。
で、そんな変態種目に出るのは瑠璃だった。まぁ、確かにこいつも十分な巨乳だからな。でも、選ぶなら霄だったのではとつくづく思う。学園に通っているメンバーで一番胸が大きいのは霄だからな。まぁ、別に文句は言わないが。
「ねぇねぇ、響史! これって何するの?」
「ああ、まぁ軽く言えば縄跳びの大きいバージョンだ。縄が回転してるからその場でジャンプして、多く飛べば飛ぶほどいいんだよ。で、引っかかったら終わり。多分、白と黒で勝負するんだろうな。だから、白が勝たなきゃならない。頑張れよ?」
「うん!」
元気よく縦にうなずく瑠璃。ホント、こいつはいっつも笑顔だな。会ったばかりの時はそうでもなかったが、心を開いて?からは特にだ。
「頑張って、お姉さま!」
「うん、頑張るよ!」
双子の妹である麗魅からも応援されて、瑠璃は手を大きく振りながら入場ゲートへと向かった。ふとそこに視線を向けてみれば、そこには他にも胸の大きい選手が何人かいた。
「あ、あの人も出るのか」
それは、先ほどの仮装バトンリレーの時に見た牛乳とかいじられそうな胸をお持ちの、丑凱南斗先輩だった。まぁ、当然か。
と、その時だった。
「ふふふ、やはりかかったか……計画通りだ。丑凱南斗、お前のその牛乳……その揺れ如何程のものか、この目でしかと見させてもらおうッ!!」
――うん、やっぱり呼ばれてた。
隣に立ったのは巨郷揺宗先輩だった。その手つきは明らかに架空の胸を揉みしだいている。何だろう、同性なのに嫌悪感を抱くほどだ。これは異性ならもっとひどいかもしれない。
〈それでは大縄跳びを始めます。位置に着いて――ピッ〉
ホイッスルの合図と同時に両者がその場でジャンプを始める。先程話題に出た丑凱先輩は、偶然にも瑠璃の近くにいたのですぐに見つかり、その姿を瑠璃と一緒に見守っていた。
――うわ、やべぇ……なにあの胸の動き。最早あれ別の生き物の動きじゃねぇか!
率直な感想を脳内で呟く。まぁ、概ね予想はしていたが。てか、あんなに大きかったらサイズ探すのも大変だろうな。
一方――。
「うっほぉぉぉぉぉぉぉぉ!! すんげぇ、すんげぇよ! さすがは俺の見込んだ女子だよ! やはり俺の眼に狂いはなかった!! それに、あそこのツインテールの女の子もなかなかいい形をしている。あの揺れ具合……う~ん、素晴らしいッ!」
どうやら、ご満悦らしい。しかし、これは放っておいていいレベルなのだろうか? と、少し不安にもなる。
その後もしばらくは縄跳びが続いていたが、残念なことに縄跳びの縄が誰かの腕に当たったらしく、白ブロックは負けてしまった。う~ん、残念だ。
●二人三脚
第十七種目はこれだ。種目名の通り、2人ペアで出るこの競技は、足首に紐を巻きつけ、互いに肩を組んで歩くというものだが、ここで非常事態が起こった。
「大変、大変だよ響史くん!」
そう言って俺の腕に自身の腕を巻きつけ、無い胸を俺に押し付けてきたのは露さんだった。
「あの……大変なのは何となく分かりましたんで、とりあえず離れてくれません?」
「えぇ~、いいじゃない減るもんじゃないし」
「いや、既に減りきってるんだからむしろ増やすべきでしょ」
「酷いっ! 人が気にしてることを!」
「よく分かりましたね、俺何も言ってないんですけど」
「うっ、ハメられた! 響史くんが私をハメましたぁ~!!」
「ちょっ、あまり大声で言わないでくださいよ! 聞き手側によっては誤解されるかもしれないでしょーがッ!!」
などと軽く会話を終えた後、ようやく本題に入る。何でもこの二人三脚に出る露さんの相方が練習中に足首を捻挫(実際には、露さんが練習中に相手の程良い胸が当たって興奮し、そのまま押し倒して相手を捻挫させたとのこと)してしまったらしく、代理人も見つからずに本番になってしまったらしい。
問題は、何故それを俺に言うのかが問題だった。しかも、この競技は学年ごとに分かれているため、一年生である俺では役不足というか手伝えないだろうに。
と、思っていると露さんがこんなことを言ってきた。
「大丈夫、偽装すればイけるよ!」
こんなことを言っているが、はっきり言って無理だろう。第一、この競技は男子同士女子同士で出なければならない。男女で出ることは出来ないのだ。ならば、普通俺ではなく他の二年に声をかければよいのだが、生憎と他の生徒は全員自分の出る種目が決まっていて忙しく、手伝えないらしい。うん、何だか薄情なような、そうでもないような。
と、俺と露さんが困っていると、そこに怪しい含み笑いが聞こえてきた。
「ふっふっふ、お困りのようね」
その声のする方を向いてみれば、そこにはエメラルド色の長い髪の毛を頭部の左右で結っている白衣姿の小さな女の子がいた。だが、その容姿にしては出るトコは出ていて、その大きな眼は明らかに俺を睨めつけていた。
相も変わらず、年下の様な身長で年上の様な威圧感を放ってきやがる。しかし、実際この発明家のような出で立ちをしている白衣姿の少女は年上なのだ。
そう、名をルナー・アルメニア・ベリリウムという。
「別にお前に用はないから、帰っていいぞ」
「あらそう、じゃあお暇しようかしら――って、何でよ!?」
「おお、珍しいなお前がノリツッコミとは」
ルナーにしては珍しい一面を見れて、少し感心する俺。すると、一瞬照れたような顔をして、それから顔つきを一変――ムスッとした表情を浮かべる。この表情を見る度に、ルナーによっては姪にあたる双子の妹、麗魅が脳裏に浮かぶ。
「困ってるんでしょ? はっきりそう言いなさいよ!」
「いや、確かに困ってるっちゃあ困ってるんだが、お前に何が出来るんだ? 生徒じゃないからお前は出れないだろ?」
「あら、誰も私が出るだなんて言ってないわ。出るのはアンタよ。それと、いい加減年上に対する礼儀を覚えたらどう? そんなんじゃあ、いざ社会に出ても通用しないわよ?」
「へいへい、ご忠告どうも。それで、俺が何だって?」
軽く手を振りながらさっさと本題に移行させる俺に、ルナーは腕組みをしながら言った。
「あなたが露と一緒に二人三脚に出るのよ」
「は? お前バカか? これは二年じゃないと出れないし、何よりも女子じゃないと出れないって言ってるだろ?」
「なっ、だ、誰がバカよっ! 私は天才的発明家のルナー・アルメニア・ベリリウムよ? なめないで! それに、お忘れかしら? 発明家であるこの私の辞書に、不可能という文字は――ないっ!」
バカと言われて顔を真っ赤にさせて憤慨したルナーは、それから自慢気にドヤ顔をする。が、そこで俺は華麗なるツッコミをかまして見せる。
「いや大いにあるだろ、何回発明品ぶっ壊してきたと思ってんだ?」
「うっ、うるさい! バカっ! 確かにちょっと調子悪くていくつか失敗しちゃったけど……唯一今の所成功してるのがあるでしょ?」
途中顔を俯かせ、それから俺に何かを思い出させるように告げるルナーに、俺は脳裏にあるものを思い浮かべた。そう、俺の黒歴史のもう一つ――女体化だ。
「ま、まさか――お前、あれを持って来たのか!?」
「えっへんっ、私は天才よ? いつ何時何が起こるか分からないでしょ? だから常に常備してるわ! さっ、時間もないしさっさと女の子になりなさい、神崎響子っ!」
そう言って俺に向かって女体化する薬の入ったビーム銃の銃口を突きつける。
「や、やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ビガァァァァァァンッ!
相変わらず男から女にチェンジする時のこの体の火照りは、嫌なような気持ちいような変な感じにさせてくれる。相変わらずこの感覚には慣れない。いや、慣れたらいけないような気がするが。
そして――。
「うっ……あ、あれ?」
俺は幾度目かの神崎響子と化していた。いかん、こんな姿……亮太郎に見られたら興奮して襲い掛かられる。
「何でこんなことに……」
「ふふっ、体操服姿の響子もいいわね……記念に一枚っ♪」
カシャ。
自身の体に合わせて、何故か服装もチェンジしていることに関して驚愕せざるを得ない状況にある俺の隙を狙い、ルナーがデジカメで俺を写メる。
「ちょっ、勝手に撮らないでよーっ!」
顔を紅潮させてルナーからデジカメを奪い取ろうとするが、小柄な体型をしているのと、少し歩きなれないのでもたつき、躱される。
と、そこでさっきから完全に放置状態だった露さんの存在を思い出す。
「つ、露さん?」
本人の方に体を向け、そこで俺は後悔する。そうだ、この人は可愛い女の子なら誰でも――。
「何で、何で本来男の子である響史くんが、女の子になったら私よりも胸が大きいのよーっ!!!」
「え、そっち!?」
そう言って泣きじゃくりながら俺をポカポカ殴ってくる露さん。だが、はっきり言おう、そこまで痛くはない。軽く小突くような感じだ。
そういえば、確かに女体化した時の俺の胸は何故か大きい。別に大きさを自分で決めている訳ではないので、はっきり言って俺に言われても無茶だ。
〈出場選手は、入場ゲートにお集まりくださ~い〉
そこで実況の声がかかったので、俺は騒ぎ立てる露さんを引っ張って二人三脚に出場する選手のいる場所へと集合した。一瞬、他の二年生に俺の存在を勘ぐられないかと心配したが、そこまで怪しまれることはなかった。何で怪しまれないのかは謎だったが、それよりも二人三脚で走っている際、肩を組む露さんの俺へ対する嫉妬の視線がとても強かったのが辛かった。だって、体が普段よりも密着している上に俺に至近距離で羨ましいという羨望と恨めしいという嫉妬の視線がビシビシと浴びせられるんだぜ? 辛いに決まっている。
結局俺は、なんとかゴール出来たものの三位くらいになってしまった。それでも、しょっぱなで露さんと息を合わせられたことに、自分を褒めたくなる俺なのだった。
●ウネる変な道を御足で進め! 七転び八起き!
第十八種目はこれだ。七つの贖罪の一つでもあるこの競技は、変態軍団の十幹部の一人でもある尻鳥丸太朗と、先刻ブタ野郎のコスプレで別の種目に出ていた、同じく変態軍団の十幹部の一人、霧能瑛足によって立案されたものだ。尻フェチと足フェチの二人が融合して出来たこの競技……これは出場選手(何故か女子のみ)が裸足で道を進んでいくという競技だ。普通ならば裸足になるだけでそこまで問題はないのだが、問題なのはその状態で進む場所だ。一見、シーツを敷いただけの仮設地面だが、この下には恐らくたくさんの野郎が巣食っていることだろう。なぜかって? 事前に聴いているからだ。伊達に変態野郎どもの巣窟に忍んでいたわけではない。
確か、シーツの中にはうつ伏せになった野郎どもがたくさん敷き詰められていて、その上を女子が歩くことで自身の体を踏みつけられ興奮し、また人間という少し柔らかい物体の上を歩くことでバランスを崩し、尻餅をつくことで尻フェチ野郎を喜ばすという、一つの種目で二度美味しい、みたいな競技なのだ。
うん、何故これが許可される? 俺の通う学園……恐ろしいッ!
んで、そんなこの競技に参加する女子はというと――。
「何故私が、例の七つの贖罪とかいう種目を二つも出なければいけませんの? ワケが分かりませんわ!」
「私だって同じよ! 意味わかんない、あんた説明しなさいよ!」
「いや、何で俺に!? 文句あるならクジ引いた自分達のクジ運を恨めッ!」
とまぁ、ツッコミはここまでにして、入場ゲートに麗魅と霰の二人を向かわせる。
――そういや、これってドS予備軍の女子が結構多いよな……ん? 待てよ、ドS……? ま、まさか――!
俺はある人物が脳裏に浮かび、慌てて周囲を見渡した。すると、突然背後から何者かが俺の背中を両手で押してきた。
「うわっ!」
思わずオットットとなりかけるが、それを許さんが如く、次いで誰かが俺の脚を引っ掛けて俺をうつ伏せに倒す。
「イテッ! ったく……んだよ」
起き上がろうと手を突き、上半身に力を入れたその時だった。
「ふがッ!?」
何者かが俺の肩甲骨辺りを踏みつけてきた。おかげさまで、再び顔面を地面にこすりつけられる。
「あっ、ごめんなさい? 地面に転がっていたものだから、思わず踏みつけてしまいました! 大丈夫ですか、道端ノ塵芥さん?」
「何、名前みたいに言ってんの!? てか、あなたが俺を押し倒したんでしょうが!」
「酷いですね、それじゃあ私があなたを踏みたくて背中を押した挙句、よろけた所を足を引っ掛けて倒した……みたいじゃないですか」
「わざわざ解説ありがとうございますといいたいところですが、やっぱり犯人あなたじゃないですかッ!」
「――っ!? よく分かりましたね、何で分かったんですか!」
「なんでバレたんだ、信じられないっ!? みたいに本気で驚いてるんですか! 自分で自白したでしょ!!」
「ふふっ、相変わらず面白い人ですね。だからこそ、イジメ甲斐があります♪」
「いや、何でイジメられなきゃいけないんですか!」
「間違えました、イジリ甲斐があります!」
「変わってませんからッ!!」
とまぁ、そんなやり取りを繰り広げていたが、実況の開始のアナウンスが入ってくれたおかげで、俺がドSの女王様にイジられることはなかったのだった。実況、ここではナイスと言ってやろう。
そして七つの贖罪の六つ目が始まる。せいぜいこの種目でドS女子が大量発生しないことを祈りたい所である。
「え、裸足にならないといけないの?」
「そ、そのようですわね。全く面倒ったらありませんわ」
麗魅と霰の二人が面倒そうにソックスを脱ぎだす。何だろう、普通に靴下を脱いでいるだけなのにドキドキしてしまう。
〈それでは、選手のみなさんはゴールに向かってひたすら進んでください!〉
実況の合図で選手が一斉にシーツの敷かれた地面を歩き出す。と、しょっぱなから――。
「きゃっ!」
女子の一人がバランス崩して転倒する。だが、生憎と前かがみに倒れたため、尻餅をつくことはなかった。いや、しかし……前かがみに倒れたということは、その胸が背中に当たるわけで、これはこれで嬉しいのかもしれない。
「うわぁ、何だか楽しそうだね~♪」
瑠璃が無邪気にもそんなことを言っている。うん、無知ってすごいね。
「な、何か……あの下にいるの?」
「じ、冗談じゃありませんわ! こんな場所を進めだなんて……」
麗魅が少し怯えたように後ずさり、霰も嫌悪感を露わにして明らかに嫌そうな顔をする。まずい、このままだと二人ともリタイアしそうだな。しかし、そんなことしたら白の負ける可能性が高くなる……。ここは、無理にでもリタイアを阻止しないと。そうだ、霰といえば――。
「霊、頼む! 霰を応援してくれないか?」
「えぇ~? やだ、だって霰嫌いだもん!」
ぷく~っと頬を膨らませてあからさまに耳を逆立てる。ヤバイ、怒っているはずなのに何だか可愛く見える。なんというか、怒りの十四段階でいう「おこ」くらいかな。
「ま、まぁそう言わずさ……あっ、そうだ! 魚やるから――」
「がんばれ、霰~っ♪」
――うん、こいつは相も変わらず現金なやつだ。てか、下手したら魚を与えれば何を頼まれても断らないのでは? いかん、思わず変な想像をしてしまった。
と、一方で大好きな霊からエールを送られた霰はというと――。
「一気に行きますわよ~!!」
そう言って鼻息を荒くして目を爛々と輝かせゴールに向かって一直線に駆けて行った。そして、一緒に行動していたはずの麗魅がその場に取り残される。
「ちょっ、ま、待ってよ! お、置いてかないで! こ、……怖いよぅ」
――ん? 後半少し声が小さくて聞き取りずらかったが、何か震えてないか? そういえば、以前家宅捜査の際に隠れた時、暗がりに一人残そうとしたら怖がってたよな。小さい頃に何かあったのか?
そう思ってふと双子の姉である瑠璃を見ると、その顔は少し複雑そうだった。やっぱり何かあるんだろうな。もしかすると、四年前の俺のように、こいつらにも昔何かしらあったのだろう。
というわけで、普通の競技も護衛役が出たらとんでもないことになるという事態。霙の被害に遭った方はお生憎様としか言いようがありません。また、七つの贖罪の一つである大縄跳びでは、瑠璃と南斗が出てましたね。南斗の胸は響史曰く、最早別の生き物という。それを見ていた巨郷もご満悦のようでした。また、二人三脚をやりましたが本番前に露が暴走して相手を怪我させてしまうという。まあ、予想はしていましたが。んで、そこにルナーがやってきて響史を女体化させて半ば強制的にやらせるという。しかも、ここで再び露がコンプレックスの胸について思い悩むことに。
そして、ドS予備軍の女子が参加する七つの贖罪の一つに霰と麗魅が参加しました。まぁ、足フェチと尻フェチの変態の考案したものだけに、内容がやばかったです。しかも、ここにまたしてもあの七星さん登場です。しかも、響史にも手を出すという。ちなみにちょっと触れた麗魅のある一面。ここもちょっとした布石です。
では引き続き第六部をお楽しみに。




