表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/32

【第12話】魔法適性試験と、女神様の過剰サポート

アデルもついに10歳。王国では子どもたちの魔法適性を調べる日がやってきました。

火・水・風・土、聖・闇――全6属性が存在するこの世界で、アデルの力は一体……?

女神ルミエールの過剰サポートも炸裂!?ワクワクの魔法試験が始まります。



アデルとリリアンヌは、互いの家を行き来しながら仲を深めていた。

しかし、その影でメイドのアリスは仄暗い想いを秘めており、アデルはそのことに気づいてはいなかった。


そうして時は流れ、アデルは10歳となった。

王国では10歳になると、子どもたちの魔法適性を調べる日があるらしい。魔法が存在することを知ったアデルは、胸を躍らせながらその日を待った。


そして、その日。場所は王国の大聖堂。アデルと同じ年頃の子どもたちが大勢集まっていた。

公爵も同席し、アデルは少し緊張している。


この世界には、火・水・風・土の四属性に加え、聖属性、闇属性の6種類がある。

調べ方は、聖堂に置かれた水晶に手を添え、光った色で属性がわかるというもの。

1属性でもあれば名誉なことだが、ほとんどの子どもは魔法を使えないらしい。

アデルの家系は代々火の属性を受け継いでいるとのこと。

「僕もちゃんと魔法が使えるのだろうか…?」不安が胸をよぎる。


試験は身分の高い順に行われる。

当然、最初はこの国の第一王子、ランドルフ・フォン・ナーヴァルだった。


金髪に金目の美少年で、同年代の子どもたちの中でも落ち着きと威厳が感じられる。

アデルは思わず感心した。「さすが王族…!」


王子が水晶に手を添えると、水晶は赤・青・緑の三色に光り輝いた。

会場中がどよめく。神父も目を見開きながら驚きを隠せない。

「ランドルフ殿下は火属性、水属性、風属性の三つをお持ちです!至上始まって以来のことです!」


王子は何事もなかったかのように席に戻った。

アデルは、「最初がすごいと、ますます緊張するな…」と心の中でつぶやいた。


次は公爵家の嫡男、アデルの番。

緊張の面持ちで水晶に手を添える。


すると――水晶は会場中を照らすほどに強く、鮮やかな六色に輝いた!


神父は思わず首をグリンと回してこちらを見る。

「ま、ま、まさか…全属性⁉︎」目を見開き、言葉を失う。


会場中が騒然とする中、ランドルフ王子も立ち上がり、アデルを見つめた。

アデル本人も驚きで目を見開く。



脳内には、キラキラの声が響いた。

(アデルく〜ん♡ちゃんとスキルつけといたからねぇ♡)


アデルは小さく頭を抱え、心の中でツッコミを入れる。

(女神様…やりすぎです!)


しかし、会場は驚きと興奮で溢れ、同年齢の子どもたちも目を丸くし、ざわめき声が広がる。

使用人や親たちも驚きを隠せない中、アデルは静かに手を下ろし、平常心を装った。


「…僕は、全属性を扱えるのか…?」

自分でも信じられない気持ちを抱きつつ、アデルは胸を高鳴らせた。


その日、アデルの力はこの国でも前例のないものとして、確実に周囲の記憶に刻まれることとなった。



---

アデルの力は、まさかの全属性!

女神様の「期待しすぎサポート」に驚きつつも、これからの成長を予感させる一日となりました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ