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第1話 転生とチート

3作目です。

2作目の生産職の最強冒険者と同時並行で更新します。

ツッコミどころのあるシーンも入れるので是非ご覧ください。


俺は川嶋慎吾、34歳。


職業・社畜。


珍しく仕事が早く終わり、電車に乗っているのだが…


「ドガァァァァァン!!!」


まさか派手に脱線して死ぬとは思わなかった。


他の人は無事だろうか。



「大丈夫ですか!」


声が響き渡る。


他の人は…無事っぽいな。


怪我をしている人はいるみたいだけど、命に別状はないみたいだ。良かった。


俺は安心した。もう死んじゃうけど。


完全に頭を打って夥しいほどの血も出ている。


34歳にして死んじゃうのか。


本当に、こういう事故は無くなってほしいものだ。


もし来世があるとしたら、こんな死に方をしませんように。


俺は、静かに息を引き取った。



気がつくと、俺は建物の中にいた。


内装はヨーロッパ調だ。


ここは病院だろうか。


確実に死んだと思っていたが、生きてたか?


目の前にいるこの人は、看護師さんかな。


「可愛い息子が産まれたわね。」 


ん?ちょっと待ってね?


息子?産まれた?あれ?おかしいな。俺、34歳なんだけど。


よく考えると、首が動かない。(首が据わっていないから当たり前)


まさか、まさかだよ!?


転生して赤ちゃんになっちゃった…だとぉぉぉ!?


俺は心の中で驚愕の声を上げた。



3年後…

俺はカイト・クロムウォン3歳。


漆黒の髪に青い瞳を持っている。


自分で言うのもなんだが、将来はかなりイケメンに成長しそうだな。


ひょんなことから転生してきた。


読み書きを覚え、今はこの世界のことを調べている。



俺が産まれたのはレイアス王国。


前世の世界には無かった地名。


やはりここは異世界で間違いないらしい。


その証拠に魔法という概念が存在する。


悲しいことに、俺の人生は34歳にして終わった…否、脱線してしまったらしい。


クロムウォン家。小さな領地を治める貴族だ。


屋敷はとんでもなく広い。


前世の社畜生活が嘘みたいだ。


とても美味しい料理を食べれるし、使用人が身の回りの世話をしてくれる。


寝床もいい。


まさに最高の暮らしだ!


転生して良かった〜!!!


そして人間は生まれながらにして魔力というものを持っているらしい。


どうやら3歳になると魔力量や属性の適性を調べるらしい。


なので数日後、魔力量を調べることになった。


「審判官の、グレイスです。ではまず、この測定器に手を触れてください。」


「はい。」


グレイスさんの指示に従って測定器に手を触れる。


次の瞬間…


「バキ!バキバキバキ!!!」


「え?」


グレイスさんが声を上げる。


「バコォォォォォン!!!」


測定器は原型も残らずぐちゃぐちゃに破壊された。


「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」


グレイスさんが驚愕の声を上げている。


それもあり得ない事象が起きたように驚愕している。


いや、これはあり得ない事象なのか?


どうしてこうなった…


何だろう。グレイスさんの目が完全に飛び出ている。


いや凄いな。人間ってこんなに目が飛び出るんだ。


「あれ?おかしいですね。一応、1級魔導師の魔力量までなら測れるんですけど…。故障の可能性もありますし、もう一度やってもらってもいいですか?」


まあ、故障なら仕方ないよな。


そしてまた測定器に手を触れる。


すると…


「バキ!バキバキバキ!!!」


「え?」


またグレイスさんが声を上げる。


あれ?このシュチュエーションは…


「バコォォォォォン!!!」


やっぱりか!!!


「え?特級魔導師の魔力量有しちゃってるよ?しかも魔力量は増えるもの。つまり、さらに増えちゃったら…もう災害が発生するじゃん。」


俺の力は災害級の威力らしい。


本当にどうしてこうなった。


「でも魔導師は魔力量が全てじゃない!次は属性の適性検査だ!」


どうやら魔力があっても適性が無ければ魔法は使えないらしい。


「では、この魔石を握ってください。」


まずは炎属性の魔石からだ。


適性があれば光る。


光り具合が強ければ強いほど適性が強いのだが…


「眩しい!何だこれ!」


太陽か!というほど光った。


他の属性も…全部そんな感じだった。


「はあ、眩し過ぎて目がショボショボする。」


グレイスさんが目を痛めてしまっていた。


なんか…ごめん。


うん、俺も目がショボショボする。


「それにしても、魔法の申し子みたいなのが出てきてしまったな。」


どうやら俺は随分と滅茶苦茶(チート)な能力を持って転生してしまったらしい。






3作目はいかがでしたでしょうか。

図々しいお願いにはなりますが、高評価とブックマーク、コメントを是非お願いします。

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