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(二)-9

 他の生徒たちのネタは面白そうで、観客役の生徒ウケも良い組もいた。

 この学校の生徒の多くはアラフォーの古山よりも遙かに若い二十代だった。だから二十代の芸人のネタは感性や経験が似ているのか、最も数の多いこの世代の人間にはウケやすい。

 古山は人生経験については、そんな若手よりもずっと多いつもりであった。だからその分、面白いことを言うことができると自負していたものの、それがネタとしては全く受け入れられないという事実にショックを受けていたのだった。

 三〇代でこの学校に入った萩野も同じ思いだった。

 対して、二人の年齢とこの学校に入ったいきさつを知っている大岸は、二人にとってこの場は針のむしろというのではないと、考えていた。


(続く)

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