表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/29

(二)-7

 そして、古山は三人に千円札を一枚づつ配った。

 萩野が受け取りながら「全然ウケんかったな」と呟いた。

 古山は「ま、いつも通りだな」と返した。

「つ、つ、つ、次は、ど、ど、ど、どこだっけ?」

「次は……、学校の実技の授業での発表やろ」

「よし、次こそは、だな」

「せやな」

「そ、そ、そ、そうだね」

 大岸がそう言うと、古山は「じゃあ、帰るか」と立ち上がった。

 他の二人も立ち上がり、三人は部屋を出た。

 二週間後、三人は東梅田のオシモト興業が運営する「笑いの学校」の教室にいた。

 舞台に見立てたところで、ピンで活動する生徒や、コンビになった生徒たちがコントや漫才を次々と披露していった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ