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婚約破棄


「エミーリア・ソルティナンド!!貴様との婚約は破棄させてもらう!!」


学園の卒業パーティーが行われていた最中に婚約破棄を言い出したのは、この国シーフォレスト王国の第1皇子であり皇太子のマリオン・シーフォレストである。

マリオンは、深緑色の短髪にダークブラウンの瞳。引き締まった身体には皇太子らしく豪華絢爛な出で立ちは、正しく人々が羨望の眼差しを向けるであろう格好良さだ。


対して、彼の視線の先にいるのは先程婚約破棄を突き付けられた本人エミーリア・ソルティナンド公爵令嬢だ。

エミーリアは、腰まである綺麗な空色のストレートヘアにビジューの散りばめられたラリエットと華奢な体がよく分かるエンパイアドレスを身に付けている。


先程まで、音楽が奏でられ楽しそうに賑わっていた学園のパーティーホールでは、突然の出来事に周りの人々がざわつき始めている。


「…マリオン殿下、理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」


エミーリアは、深い藍色の瞳を不安そうに揺らしながらマリオンに訊ねた。


「はっ!俺の可愛いアリアを虐めておいて、理由が知りたいだと(笑)?お前のような見た目だけの性格の悪い女なんぞ皇太子妃に相応しくない!」


そう言い放ったマリオンの後ろに1人の少女が顔を覗かせていた。

ピンクのふわふわとしたロングヘアに薄茶色の瞳。見た目の愛らしさに似つかわしくない程の魅力的なボディが印象的な彼女がアリア・ココット男爵令嬢だ。


「マリオン様…私。。」

「いいんだアリア!無理に話さくてもいい。あの女がアリアに何をしたか全て分かっているからな!」


見つめ合い手を取り合う2人。完全に2人きりの世界に入っている。


「マリオン様、私はアリア様に対して虐めと言うようなことはしておりません。何かの間違いでは無いのでしょうか?」


エミーリアは、身に覚えの無い罪に困惑を隠しきれていない。


「間違い?ふざけるな!!お前の所業は全て調べている!俺と仲良くしているアリアが気に食わなくてアリアの持ち物を隠したり、陰で悪口を言い、あまつさえ池に突き落とたらしいな!!」

「っ!?そんな!!そんな事はしておりません!」

「うるさい!言い訳するんじゃない!!とにかく!お前との婚約は破棄だ!!今後俺に対して馴れ馴れしくするんじゃないぞ!!」


そう言うと、マリオンはアリアの肩を抱き扉の向こうへと誘導した。


「行こうか、アリア。」

「はい、マリオン様♡」


扉の向こうへと姿を消した2人を見つめ、エミーリアは1人

「……殿下。。私は何もしておりません。。」と声にならないほどの声量で呟くと床に崩れ落ち呆然とするしかなかった。

初めての投稿で読みにくい部分も沢山あったと思いますが、最後まで読んでくださってありがとうございますm(_ _)m引き続き、頑張って投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします!

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