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ドンパラパン  作者: シャルドネルンルン
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新天地に新生活はつきものである2

 魔物の駆除、今のわたしには非常に理にかなった仕事だと思う。なんといったってアルルカがおすすめするぐらいだしな。

 アルルカ曰く箱の出力コントロールを身に着けろとのことだ。コントロール、まあその上手なさぼり方を身に着けろってことだな。今のわたしはいつも100%の出力で一つ一つの技を打ってて非常に燃費が悪い状態なわけだ。

「げっげっげ」

「うげ、きも。ポイズンフロッグじゃん。 近づきたくないな」

 ポイズンフロッグ、毒を頬袋に溜めていてその毒を舌を器用に使ってまき散らしてくるくそ気持ち悪い魔物だ。しかも刀などの近接武器で倒そうものなら頬袋が爆発して毒を食らって共倒れ、最初の頃はそれも知らなかったからよく死にかけてた。


「氷の箱五番、氷車」

 それで話を戻すわけだが、例えばこの一番使い勝手がいい氷車だがいまのまんま毎回100%で打っていると大体5発くらいでもうバテてしまうわけだが、それを20%で小出しすることで長期的に戦闘を続けることができる、らしい。

 今の今まで出力調整はうまくいっていない。意識しすぎて弱く打ちすぎたり、逆に強く打ちすぎたりと、これがなかなか難しいのだ。だから一旦出力の調整を諦めることにした。

 変わりに100%を強くすることにした。

 多分生き物ってのは100%以上の力を出すことはなかなか難しい。体のつくりが限界を超えないように設定されているんだと思う。まぁ火事場の馬鹿力とかでたまにタガが外れることがあることもあるがなかなかない。

 だから今の100%を50%ぐらいの気持ちで出せるようにする。アルルカが云うには箱は使えば大きくなっていくらしく、その分だけ技を使うためのエネルギーをためれるという感じだそうだ。

 だから今はひたすら打ち続けること、にしたいのだが一応村を守護するってゆう大事なお役目があるからぶっ倒れるまで一気に打つなんてことはできない。まあ余力があるときは叢雨の切れ味を向上させるために本気で力を込めて作ったりしてる。

 色々やってきて気づいたことがあって、わたしが作った氷は解けなかった。まあアルルカの炎には溶かされるけど、暖炉とかの炎じゃまったく解けなかった。あとわたし以外が持つと温度が低すぎて凍ってしまうみたいだった。エルの尊い犠牲の上これを発見した。興味本位で握ってみたまではいいもののガッチガチに左手が凍り付いていたな。アルルカがいなかったらと思うと、想像もしたくないな。


ぶるふぇるんとらむ

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