4話 ランクSSS 経営
テニス「へえ、ガチャじゃんなつかしー」
帰り道が工事で通れなくていつもと違う道を歩いていた。
裏道に置かれたガチャポンの機械を見つけた。
テニス「1回200円か。たけえ・・・」
昼飯が食える値段だった。お遊びにこれは高すぎた。
でも200円を機械に投じた。
テニス「まあたまにはいいだろ。ほい」
カプセルが出てきた。
カプセルを開けるともわっと煙が出た。
テニス「うわくせえ・・・なんだよ中身ねーじゃん」
中身のないカプセルを捨てようとした。
すると合成音声が聞こえた。
ゴット「大当たり!ランクSSS!経営スキル!」
テニス「──ほう。なん・・・だと・・・!?」
ガチャの神がスキルのランクと名前を言った。
テニスは家に帰った。
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翌日テニスは城下町の高層ビルにやってきた。
ドアを開けると取締役執行役員と監査役と顧問がいた。
取締役執行役員「最近売り上げが落ちてるぞ!どうなってる!」
監査役「監査するぞ!監査するぞ!監査するぞ!」
テニスは経営スキルを使った。
経営のステータスがすごく上がった。
テニス「僕がすごい経営をしてやる!」
取締役執行役員を執行役員だけにした。
社外から取締役を呼んで半数以上を社外出身にした。
テニス「僕がもっとすごい経営をしてやる!」
社内出身の監査役を全員クビにして社外出身だけにした。
常勤顧問と非常勤顧問と相談役を全員クビにした。
執行役員「こ、こんなやり方があったのか!これはすごい経営だ!」
あっという間に今日の売り上げが伸びた。
非常勤顧問「おんぎゃあああぁぁぁ!!!あっついいいぃぃぃ!!!」
顧問と相談役がいなくなった。
取締役「テニス様!責任は一切取らなくていい顧問でいいです!月80万円出しますから好きなときに来てアドバイスをください!」
テニス「ふっ、まあ仕方がないな。年収1000万円以下でやってやる僕えらいなあ」
非常勤顧問がひとり増えた。
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ステータス
氏 名・・・テニス・ゲロウ
性 別・・・男
物理攻撃・・・2/10
物理防御・・・3/10
魔法攻撃・・・0/10
魔法防御・・・0/10
スピード・・・1/10
スキル☆・・・燃焼、魅力、策略、経営
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