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ノーパン主人公!今ごろ気づいたブリザと怪しい二人組

 ー服屋ー


 店員が去ってから数分。さっきとは違うスタイリッシュな女性の店員が出てきた。


「お待たせいたしました。お客さま・・・」



(なっげ)


 琢人がぼーっとしている間に長々と説明があった後、白をベースにし黒い刺繍が所々に施された最上位貴族が着るような上着と、シャツとズボンが出てきた。ついでにお釣りも。


「ありがとうございましたー」


 物を受け取り、琢人は店をあとにすると、ちょうど服屋の向かいにあった宿屋に入っていった。

 宿屋で部屋を借りた琢人は残っていた金を全て店主に押し付けると、直ぐに風呂を用意させた。

 風呂に入り、汚れをおとした琢人は、今まで着ていた真っ赤な服をゴミ箱に詰めると、さっき買ったばかりの貴族衣装を着た。

 そこで琢人はあることに気づいた。


「パンツ買い忘れた、、、」


 仕方なくノーパンで行動する琢人であった。




 ーオレラの町の雑貨店ー


「キャー!これかーわーいーいー!」


 そこでは暮が日傘探しをしていた。

 その様子は奇妙なものだ。黒騎士が右足を曲げて片足でたち、胸の前で手を組んで可愛い動作をしている。気持ち悪い。

 しかし、暮はそんなことも気にせず一人の女性として買い物を楽しんでいた。


「あー!あれマジヤバイ!超イケてるってKA☆N☆JI」


 暮は気づかない。他の客や店員たちから白い目で見られていることに。

 結局、日傘を一本買った暮はルンルンで店を後にした。

 後に残った客や店員たちは黒騎士のことが気になり、3時間は眠れなかった。




 ー広場ー


 結局ブリザと合流した一行は広場の一角に全員でしゃがんで作戦会議をしていた。


「どうする?赤鬼探し。」


 未来の言葉に真っ先に反応したのはエレキ。


「聞き込みすればいいんじゃない?真っ赤な服の人見ませんでしたか?って」


 そのエレキの言葉に反応したのはブリザ。


「真っ赤な服、、、あーーー!」


「「「「どうした?」」」」


 急に大声をあげたブリザに全員が少しビクッとした。


「真っ赤な服の男!」


 何かを思い出した様子のブリザ。何事かとウォタラが問う。


「心当たりでもあるの?」


「さっき真っ赤な服の男を服屋に案内した、、、」


 五人とも静まり返ると、ブリザが走り出した。


「あれが赤鬼だ!しまった!」


 ブリザに続き四人も走り出す。


「なあ!お前バカか?!真っ赤な服の奴と歩いてたのに何で気づかなかったの?!」


 フレアの言葉に返す言葉もないブリザ。一人全力で加速する。

 しかし、時すでに遅し。五人が走り出した頃には琢人はもう着替えていた。


(何て日だ!)


 古い。ブリザ。




 ーギルドー


 ギルドで情報収集に当たっていた常仁。いまだなんの情報も得ていられなかった。


「なぜだ、、、この格好のどこが怪しいというんだ、、、?」


 情報を得ようとした常仁は話しかけた人々に、軒並み「怪しいので教えられることも教えられない」「怪しい格好をした奴め!」と断られていた。


 それもそのはず、今の常仁の格好はこうである。

 目元まで隠れた真っ黒なロングコート。黒塗りの兜を被り、白い手袋。膝元まである長いブーツ。そして剣。

 どこからどう見ても怪しい。


「なぜだ、、、なぜなんだ、、、?!」


 自分を客観的に見ることは難しい。常仁が自分の見た目の怪しさに気づくのはこの後すぐのことであった。




 ー宿屋ー


 貴族風になった琢人。イケメンだった。




 ーギルドー


 買い物から戻った暮は常仁と合流した。

 そして、常仁は問う。


「何ですか?そのバカでかい日傘、、、」


 暮が雑貨店で買った日傘。それの半径は2メートルくらいあった。


「可愛かったから、、、つい。」


 照れながら言う暮を常仁は可愛いと思った。

 二人は互いの事を報告しあう。暮が常仁の成果を聞いてキレるのはまた次回。

 

 この物語にまともな人物が出てくるのはいつになるのだろう。改めて思うと変人しか居ないことに今ごろ気づく作者だった。

日付は変わってもアニメの放送日時とかに27時みたいなのあるから、週3投稿セーフだよね!

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