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王子様の悲劇と懐かしい気持ち

今回はバルハラ王国の王子目線だよ~


祥也じゃなくてごめんなさい。

 俺は目の前の銀髪の子供を見て嫌な気配を感じてしまった。


その子供は、ゆっくりと俺に近づいてくる。


「お兄さんが、バルハラの王子様ですか?」


銀髪の子供は子供らしい無邪気な声で言うにも関わらず、俺は寒気が走った。


「王子様~どうしましたか?」


俺は少しその子を見て固まっていたのだろう。もう一度声を掛けられた。


「そうだ!俺がバルハラ王国の王子のジャナルク·バールだ!」


俺はこのなんだか知らない気持ち悪さを無くすために大声でそういう。


「ジャナルクさんは今まで自分のしてきたことややろうとしてることの重みをわかっていますか?」


銀髪の子供がそんなことを言ってくる。


「そんなこと考えてもいない」


「そうなんですね♪」


なんだか嬉しそうに笑う銀髪の子供。


「申し遅れました。私はナルカイナ教団所属のルルといいます。」


「ナルカイナ教団だと…」


「はい」


ナルカイナ教団とは、人を苦しめたり悲しませたりした人を正すために作られた教団なのだ。この教団の正すとは、殺すと言うこと。いわゆる殺し屋なのだ。


「なんでナルカイナ教団が俺の前に来る?!」


「それはですね。あなたのせいで人生を失った人、絶望した人がいることはわかっていますので正しに来ました。」


「……」


「その反応だと心当たりがあるようですね。それでは始めますね。」


すると目の前にナイフが飛んできた。そのナイフが俺の胸に命中した。


「ぐはぁ!」


「当たりですね♪」


俺は地面に力なく倒れた。それを見たルルはご機嫌である。


「止めをさしてもいいけどあなたには苦しんで欲しいと言われたのでこのまま痛みを味わいながらイってください。」


そう言うとテントの中からサルが出てきた。


「もうやったんですね。さすがナルカイナ教団の人だね。俺もそろそろイライラしてたのでよかったです。」


「サルが情報を回したお陰ですよ」


「うぃす!」


俺は痛みに耐えながら俺はサルに話しかける。


「サル…何…を…ハァハァ」


「ああ~俺はですね。詐欺師のサルといいます。ナルカイナ教団の情報屋です。」


俺はそれに絶望してしまった。それを見た二人は笑いながら何処かに行ってしまった。


「こんな…ところで…くそ…」


「どうしてこうなってるのか知らないけど…」


俺は薄れいく意識の中で誰かに声を掛けられたと思ったがずっと痛かった痛みが消えていくことに気が付いた。


「なんで痛みが消えた。それに意識もある」


俺がそんなことを言うと自分の横に誰かがいることがわかった。


「おはようございます。大丈夫ですか?」


それは仮面を被った人が話掛けてきた。


「誰だ!お前は!」


「私はショウコです」


名前からして女だが…まぁいい


「俺に何をした?」


「あなたを私が治しました。」


確かに死にかけでは合ったもののなぜそんなことをする。


「なぜそんなことをした?お前にメリットなどないはずだ!」


「なぜと言われましても~私がそうしたかったからです。」


「そうだとしてもなんでだ?見ず知らずのやつにそんなことができる?」


俺は今まで人のために動いたことなどない!自分がしたいようにしているからだ。だから人が死にそうでも気にしない。


女はゆっくりと仮面を外して俺を見る。


「それはあなたが苦しんでいたからです。それにまだ若いのですからここで死んではもったいないと私が思ったから治しました。あなたがどんな人で合っても私は助けたと思いますよ。」


女はそれを言うとニコッと笑った。それは太陽のようでそして…自分の中で何かが溶けていくのがわかる。


「俺は…いろいろなやつに迷惑や絶望を与えた。それでも助けると言うのか?」


「はい。」


「そうか…」


この女といると心地いものを感じた。


「やり直せると思うか?」


「あなたがそうしたいのであれは、できると思います。」


そして頭を撫でられた。それは優しく暖かみを思えずっとそうされていたいと思わすほどいいものだった。


「今までのことを埋めるほど頑張るからお前は俺のそばにいて欲しい…」


「それは出来ません」


「なんでだ!」


「私にはやることがあるので出来ません」


ショウコからそれを聞いた瞬間、行かないで欲しいと思ってしまった。


「ならいつまた会えるんだ!?」


ショウコは少し悩んでそして…


「あなたがいい人になっていたらその時会いましょう。」


「約束だからな。」


「はい」


そう言うとショウコは丸いものを出してその中に消えていった。


俺はショウコが消えるところを見て寂しい気持ちになったがそれと同時にまた会うことを決める。


そして俺はこの気持ちが恋であることを知ると懐かしさを、感じた。


「こんな気持ちになるのはいつ以来だ…」


そして暗いのに輝いている月を見て呟いた。

 

続きもどうぞよろしくなのだよ~



感想があれは、嬉しいな~なんてねw

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