王子あらわる
ドラグンさんに罰を与えて、俺はニアのところに戻るためにイミタッツィネーターを使いゲートを作り出す。
「ニアには悪いことをしたな~」
そんなことを言いながらゲートを潜るとニアのいる部屋に着いたのだが…なんか男の人がニアに壁ドンしているのだが…
俺がそんなことを思っていたらニアとその人が俺に顔を向けた。
「お取り込み中、失礼しました~」
「おいおい、良い空気が君のせいで台無しだよ。どうしてくれる?」
「それはすいません。」
俺に絡んできた男は俺を見下すような視線を向けている。正直関わりたくない…
俺の目には相手の体調や病気が見れるから気付けるのだが、この男は…
「何をそんなに見ているのだ?私が綺麗だからか?」
「まぁ~そうですかね」(全然そんなこと思ってない)
「そうだろ!私は綺麗だ!かっこいいのだ!だから綺麗な嫁が似合う!そうだろ?ニア」
ニアは顔を背けている。
「おいおい。そんな態度を取って良いのか?」
「……」
そんなニアにその男が近づきニアの顎を手で上げて無理矢理顔を向かす
「あまりそんな態度を取らない方がいい。私はとてもいじわるだからね」
「……はい」
俺は空気のようなのでそんな光景を見て1つ思ったのが…気持ち悪い
男はニアから手を離してドアのところに向かう時に俺を見て笑った。そしてそのままドアから出て行った。
「なんだったんだ?あの男?それに…」
俺の目にはあの男に…麻薬中毒と書かれていた。
そんなことを考えていると誰かに引っ張られたのでそっちを向くとニアが涙を流しながらかおを向けていた。
「祥也さまーーー怖かったです!」
急にそんなことを言われたのはビックリしたがこんなときは…
「よく頑張ったな。」
ニアを撫でて落ち着かせる。
「うえぇー祥也さま」
「よしよし」
こんなことを5分やっているとニアが落ち着いた。
「さて、あの男はなんだ?」
「あの人はバラハラ王国の王子です。私はあの人と婚約させられそうなのです」
あれがドラグンさんが言っていた王子か…
「ニアはあいつは嫌いか?」
「嫌い!大嫌い!」
あの男可愛そうにニアはあまりそんなことを言うやつじゃないのにそこまで言われるとは…
「なら、何とかしてやる。その代わり■△▼■してくれよ」
「そんな…」
「嫌ならやらない。どっちだ?」
俺はニアを真っ直ぐニアを見る。
「わかりました。でも成功したらです!」
「オッケー」
さてさて、今夜計画を実行する。
「あの王子は今日、国に帰るのか?」
「はい。今日の夜に出発するそうです」
「そうか。ちょっとドラグンさんのところに行ってくる」
俺はゲートを使ってドラグンさんのところに向かった。
「あなた…」
「お前…」
ベットにドラグンさんと奥様と思わしき人がいた。
「あぁ…■▼■▼」
「気持ちいい…■▼■▼」
俺はゲートを使って音もなく消えた。