表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

なんでそうなった!

2話できました。


がんばります。



俺は今、俺を呼んだであろう女性に付いていき王様のところに案内されている。


「申し遅れました。私の名前はニア·レオナルドといいます。気軽にニアと呼んでください」


「俺の名前は大山祥也だ。しょうやと呼んでくれ。」


俺達は王様の居るところに着く前に自己紹介をした。


「そろそろ王様のところに着きます。」


ニアは俺にそう言うとある大きな扉のところについた。


「ここがそうなのか?」


「はい。この中に王様がいます。」


俺は緊張して唾を飲んだ。


「では、入りますね。」


ニアはそう言って扉を開いた。すると誰かが飛び出してきた。


「ニアーー無事だったか!」


ニアに飛ぶついて来たのは王冠をかぶったおじいさんだった。


「やめてくざい!お父様!」


俺はそんな光景を見て唖然としていたがニアに飛び付いてきたおじさんを見て冷静に戻る。


「すいません。お取り込み中失礼します。」


「なんじゃ?」


「しょうや様?」


二人が俺の方を向く。俺は王様であろうおじさまに質問する。


「あなたは、最近咳などが多いですか?」


「確かに多いが…それがどうしたのじゃ?」


俺の目には王さまに肺炎が見えている。


「今から俺の能力を使います。だからニアさんは席を外してください」


「祥也さまが言うのであればわかりました」


ニアは王様から離れて部屋から出ていった。


「まずは自己紹介します。俺は大山祥也といいます。」


「そうか。私はドラグン·レオナルドである。この国の王だ。」


ニアが出ていってドラグンさんから王の覇気らしきものが出てきた。


「それでは少し質問しますね」


「なんだかわからないが…いいだろう」


ドラグンさんは俺が質問する事を許可してくれた。


「それでは、いつから咳などが出ましたか?」


「二週間前だな」


「なるほど、今から能力を使いますが俺の能力のことは他言無用でお願いします。」


「わかった。この病気は治るのに時間がかかる。それに最悪死ぬこともあるそうだが、それでも治せるのか?」


ドラグンさんは自分の病気を知っていたらしく俺に病気のことを言ってくれた。肺炎は死ぬ確率が高い病気である。病気で死ぬランキング3位なのだ。


「治せます。」


「そうか。なら頼む」


ドラグンさんは王様に関わらず俺に頭を下げてくれた。


「わかりましたから顔をあげてください。」


「うむ」


俺はドラグンさんに手を向けて能力を発動させる。するとニアと同じように緑色の光がドラグンさんを包み消える。


「これで…治り…まし…」


俺は急に力が向けて地面に倒れた。












俺は自分の体がふわふわしたものに横になってる感覚がした。


(なんだ?でも心地いいな…)


俺はそこ感覚を味わいなからゆっくりと目を開ける。


見られない天上に窓から光が入って眩しい。ゆっくりと体を起こして周りを確認する。


綺麗な部屋に掃除が行き届いているのかほこりがない。


「うぅ…」


誰かが俺の隣にいる。俺はそこに顔を向ける。


そこには腕を枕がわりにして寝ているニアがいた。


(待て待て…どうゆう状況だよ!)


俺はニアを見ながらそう思っているとニアが「ううぅ…」と言って目を覚ました。


「おはようございます。祥也さま」


「お…おはよう」


ニアは寝起きなのでまだボーとしていたが挨拶してきたので俺は返した。


「ところでニア?なんで俺はここにいるのかな?」


「それはですね~急に倒れたのでここまで運んで寝かしたのです。」


「なるほど…ところでなんでニアがここにいるの?」


「私は祥也さまの看病してました。」


(看病だと!!待てニアがか?これはゲームとかである。あの展開だろ!)


俺は気づかない間に顔が赤くなるのがわかった。


「祥也さま?どうしましたか?顔が赤いですよ?」


「いや…なんでもない」


ニアは少し俺を見て立ち上がった。


「それではお父様を呼んできますね」


「わかった」


そしてニアは部屋から出ていった。


(ニアは俺が倒れたからと言っていたがもしかしたら能力を使いすぎたのかもしれない…調べないとな)


俺は顎に手をおいてそんなことを考えていると部屋のドアが開く音がした。


「おお。起きたか祥也!」


「おはようございます。ドラグンさま」


「そんなに堅苦しくしなくていいぞ。私の恩人だからな。」


ドラグンさんは俺の近くに合った椅子に座り俺と向かい合う。


「まずは無事でよかった。そしてありがとう」


ドラグンさんは俺にお礼を言った


「いえいえ。お礼を言われることなどやってませんよ」


「何を言う!私の病気はとても重いものだったのだぞ?」


確かに肺炎は重いものだ。俺の能力が治したそれは俺がした訳じゃない能力がやったこと。


「そうですが、それは俺の能力がやったことです。たから俺はなにもしてませんよ」


「そんなことないじゃろ!祥也がいなかったら私は死んでいたのかもしれない」


「そういうことにしときます。それで、ドラグンさまはなんでここに?」


俺はドラグンさんがわざわざここに来ることはないと思ったのでなにか用事があるのでは?と考えた。


「そうじゃ!祥也にはニアと婚約してもらいたい!」


「え?」


(なんでそうなった!!)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ