表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

転生してもシリーズ

転生してあなたに逢えたら…

作者: エリ美

晴香目線です!晴香ちゃんかわいそう…。


夏菜ちゃんもいいこですよ!


晴香 ふわふわ可愛い系

夏菜 ボーイッシュ可愛い系


なイメージです!それでは~

「慧君が好き。その…付き合ってくれない?」


そう言った時、私は確かに掴んだ!って思った。


慧君は何か迷っているようだったけど

「俺も」って言ってくれたから。


慧君は優しくてかっこよくて!気づいたら私は慧君に恋をしていた。だから告白したのだ。川崎夏菜なんかに渡してたまるかって感じで。


でも…


「慧!何やってんの!」


川崎夏菜が来た。幼なじみだからって慧君の隣を陣取って。本当にウザい。自分で言うのも何だけど、私は可愛い。川崎夏菜よりも可愛い。


なのに。


「今日は買い物の荷物持ちやってくれるっていったじゃん!あっ!晴香ちゃん?どうしたの?まさか、慧になんかされた?」


なわけないでしょ!そう叫びたかった。


「大丈夫?…こら!さ「あの!慧君は何もしてないよ!」


世間体を気にする私はやっぱり弱い。だからだと思う。そう信じたかった。


川崎夏菜がなんか言って、慧君を連れ去った。


『川崎夏菜ウザすぎでしょ。』


そうSNSに投稿した。川崎夏菜の写真も載せて。そしたら色んな人が同意してくれた。 

『可愛くないのに』 『ハルカちゃんが言うならそうだね』

とかなんとか。知らないクセに。やっぱり私の顔目当てなんだ。


私は慧君の後を付けた。スーパーでは慧君と川崎夏菜はぎこちなく会話していた。ざまあみろ。でも何だかスッキリしなかった。


帰り道、川崎夏菜が路地裏に入っていった。私の後ろには男が歩いていた。


突然、背中が焼けるように痛くなった。ナイフみたいなモノで内臓が抉られる感じがした。男が顔を近づけて私にキスをした。

前を歩いていた慧君と川崎夏菜も襲われていた。


川崎夏菜が転生とか言ってたのを最期に私の意識は途絶えた。


あ、私死んだ?



目を覚ますとお爺さんがいた。


「SNSって怖いんじゃなー。最後投稿しなければお前は死なず、慧とやらと夫婦になれた、かもしれんのに。」

「どういうこと?!」

「お前さんが投稿した時な、位置情報も載っていたんじゃ。川崎夏菜ウザい、とお前さんがいっていたからとストーカー紛いの男が川崎夏菜を殺そうとしてな。次いでにお前さんへの愛故にお前さんを殺したんじゃよ。」

「そんなの!そんなのって…アリ?」

「まぁ、それもお前さんの選択じゃ。それでじゃ。転生したいか?」

「へ?それより慧君は!?」

「転生した。」

「します!慧君と同じとこに!」


気づいたらホールにいた。


何かやたらと慧君に似てる人がいてその人が父さんと呼んでいる人が私をさして言った。


「サニーナ・ヴィンガウズ侯爵令嬢だ。仲良くするように。」


私、サニーナっていうんだ。へー。ってまさか慧君と結婚?!


「ノーズヴィット公爵家、第2継承者のトーマス・ノーズヴィット様の妃になることができて嬉しいです!これから(暖かい家庭をつくっていきましょう!)」


でも。


「無理だ。堀越はる…オホン…サニーナ・ヴィンガウズ侯爵令嬢とは結婚できない!」


分かってくれていた。でも、分かっていた上でフラレた。


「どう…して?」


私の小さな小さな呟き。


「好きな人がいるんだ。お前とは比較できない程に…。」


その時


「慧!さぁとぉるぅ!おーい!」


川崎夏菜の声がした。そして慧君と川崎夏菜は抱き合った。


「何やっているんだ!お前だけで決めていいことではない!大体だなぁ、ヴィンガウズ侯爵家とも決めたことなんだ!いい加減にしろ!」

と慧君の父(?)が喚いた。


「グズッ…ソウデスヨォ…ワァァァァァァァァン!!!!!」


声がした。泣いているのは私?ウソでしょ。


追い討ちをかけるように慧君の母(?)が言った。


「お黙りなさい、サニーナ、ヴィンセント様。元々この結婚はサニーナが無理を言ったものでしょう。ヴィンセント様がいくらサニーナの母親に恋をして いてサニーナが母親に似ているからサニーナにメロメロだといっても、トーマスが全く望んでいない婚約をし、挙げ句の果てに隣国の王族であるサマーリーラ王女との婚約を蹴るだなんて、ヴィンセント様は馬鹿ですか?サマーリーラ王女との婚約をしたほうがこちらにとってもいいことですし、何よりもトーマスがサマーリーラ王女にメロメロですもの。残念ですがサニーナとの婚約は母親の権限で破棄させていただきます。」


あ。そうなんですか。ハイ。でも此処で喋ってんの私であって私じゃないんですよ。


でも私は衛兵に捕まえられて辺境泊の所にお嫁に行かされた。無理矢理。




「へー。そんな事があったんだ。俺も大体同じ。」

「そうですの?」

「まぁ、あれだ。主人公の為の世界なんだ。気にしない方がいいよ。それに、俺は君に逢えただけで本当に嬉しい。」


辺境泊はイケメンで優しかった。幸せな家庭を築いた私たちは本当に幸せ者だ。



転生してあなたに逢えたから幸せ。

どうでしたか?

誤字脱字とうごさいましたら報告の方よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ