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第31話 罠って文明!

地上、地下で活動しているうちにゴブリンの集落周りに設置した罠にいろいろ群がってきたようだ。

魔力反応の大きさから察するにあまり上等な獲物ではなさそうだが、対処できないほどの獲物でよかったと肯定的にとらえよう。


ゴブリンミンチに4本足を持つものが駆け寄り、不定形はズルズルと這い寄る。そして仲良く食べ始めた。本来エサは奪い合うものだと思っていたが、意外だ。思えば、ライオンも四六時中獲物を追いかけているわけではないというから、十分な食物、水、住処があるところでは生存競争など起こらないのかもしれない。



まあそんな平和も壊すんですが。



核に【ニードル】。一撃必殺。そうして生まれた死体をまた罠に使用。無限ループや。

っと、その前に鑑定鑑定っ


名前:グリーンウルフの死体

核を一突きで仕留められており、状態は良好。


名前:グリーンスライムの死体

同上。


グリーンウルフの死体は3体分、グリーンスライムの死体は19体分ある。

やっぱり数が多いことから察するに、スライムって底辺。


もちろん両方の死体一つずつ、スキルを得るために頂く。


ピコン!スキル【保護色】を得ました!

ピコン!スキル【連携】を得ました!

ピコン!スキル【光合成】を得ました!


さすがグリーン。光合成できるのか。

しかし、光合成の弱点は、多くの面積がないと、また、日照がないとまともにエネルギーを得られないという点だ。例えば、サボテンなどはほぼ葉がないが、あれが体積1000倍とかなったら、体表面積は単純計算で100倍になり、エネルギー消費は単純に1000倍になるのに入手できるエネルギー量は100倍でしかない、よってたぶん生きていけない。それ以前に体支えられないのではないか、という突っ込みは無視する。また、あれを雨の多い熱帯雨林のど真ん中においても生きていけない。


このスライムの肉体は地下にある分が主だから、光合成で全エネルギーを賄うことは絶対に無理なわけだ。残念。


とりあえず、また罠を設置しよう。ここから、海老で鯛を釣り、わらしべ長者的にいいスキルを持った奴が引っかかってくれるといいのだが、それは求めすぎかな。


罠にかかるのを待ってる間暇なので、『モノクロ視覚』をバージョンアップして、カラフルな世界を見たい。

可視光とは電磁波の一種なので、蛇のピット器官や、モンシロチョウの眼のように赤外線を見ることが出来たり、紫外線を、果てはx線やγ線を見ることも可能…なはずだ。多分。

あ、絶対α線、β線は見ることが出来ない。そもそもあれは電磁波ではない。まあもしこの世界にあればの話だが。


さて、視覚において、カラーな視覚とは光の波長が判別できることと同義である。

モノクロな視覚とは波長に関係なく光の強度を計ることしかできないのに対し、カラーな視覚は波長に合わせて光の強度を計れるということだ。


どうやってやるんだよこんなの・・・

仕方ないので【光属性魔法】を【モノクロ視覚】で観測し続けるようにする。プリズムとか作れれば光を分解して単色光を取り出すことも可能のはず。プリズムは物の屈折率の違いを利用するものだから、水でもプリズムは作れるはずなのだ。そこそこ大掛かりになりそうだから、本体側でやるようにしよう。


うわあ、また手持無沙汰なってしまった・・・

仕方ないので罠の方式の改良に勤しむ。

これまでは一撃必殺をモットーにしてきたが、毒系や、催眠系の罠を試してみてもよいだろう。

それらの特殊系の周りに一撃必殺の罠を仕掛ければ、逃げ延びて、抵抗力をつける個体が現れることもない。


蟻などのいわゆる群れ生物の掃討には毒、催眠による内部崩壊が有効である。ホウ酸団子のノリである。

ホウ酸団子の作り方としてはホウ酸の塊に餌となる物などを混ぜるらしいのだが、このエサは、もうゴブリンミンチでいっか。


ピコン!スキル【鑑定】のレベルが上がりました!

ピコン!スキル【火属性魔法】のレベルが上がりました!

ピコン!スキル【水属性魔法】のレベルが上がりました!

ピコン!スキル【雷属性魔法】のレベルが上がりました!

ピコン!スキル【触腕】のレベルが上がりました!


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