第26話 スライムとゴブリンの全面戦争(笑)
ある程度分身体がそろったところで、ゴブリン集落の外周部の地下に分身たちを配置。戦うからには一匹たりとも逃しはしない。おかしな魔力反応を示す個体がいるところは除いて、8割がたのゴブリンを【ニードル】の射程に収める。幸いにも、ゴブリンの集落の建物は地階だけしかないので狙いを外すことはあり得ない。
【ニードル】を一斉発射。同時に外周部に【ニードル】で一部を残し、壁のごとく集落を包囲する。【溶解液】で【ニードル】の壁を登らせないようにするのも忘れない。
狙ったゴブリン達はもちろん股下から脳天まで貫かれ即死。
突然目の前の仲間が意味の分からない方法で死んだらどうなるか。
まずは誰もが呆然とするだろう。事態を把握した後どうなるか?知らん。
とにかく、その空白の時間を有効活用する。
具体的には、地面から飛び出た【ニードル】を伝い、分身体達を地上へ進出させる。まだ無事なゴブリン達に分身体達を【サイズ縮小】で小さくなった状態で入り込ませる。
これからは斥候役としてスライム以外の姿もほしいのだ。
ニードルの先で殺したゴブリンの眼球を取り出して、【ニードル】の出てきた穴から回収、すぐに戦闘域から脱出させる。
ここからが正念場。あと四〇数体といったところか。
襲撃を受けたことを理解したのこりの個体を殲滅する必要がある。
地下からの攻撃であることに気づいたと思われる通常よりふた周りは大きい個体。
彼はなんか咆哮を上げたかと思うと、手持ちの武器で足元を攻撃し始めた。
おかしな魔力反応を示した他のゴブリン達は【ニードル】の穴に向かい【火属性魔法】や【水属性魔法】などを放つ。
そして彼らは足元を警戒しているのか、常に移動している。
この様子から察せられることはひとつ。
とりあえずこの個体は地下に対する攻撃手段を他に持ち合わせてはいない。
行われている二種類の攻撃なんて、地表から距離を取ってしまえばダメージなんてない。
【ニードル】【溶解液】を足元一面に展開。行動範囲を狭め、同時に行動を鈍らせる。
ニードルの先を起点に特訓してきた【火属性魔法】【水属性魔法】で相手方の魔法を相殺し、魔法を使う個体の頭部を【雷属性魔法】で貫いていく。ニードルの数が膨大であるため、いろんな方向から貫通できる。
敵さんのくるぶしまで溶かしたところでとうとうバランスを崩して倒れこんだ。もちろん倒れこんだ先にはニードルの先が待ち構える。
魔法を撃つのをやめ、完全に【溶解液】にシフト。全て溶かして、食べてしまえ。
1時間もしないうちに、彼らは絶命。胃袋(?)に収まった。
ピコン!レベルが上がりました!
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ピコン!スキル【王の風格】を得ました!
ピコン!スキル【魔力操作】を得ました!
集落外周部のスライム達を地上に上げる。
穴からスライムを寄生させたゴブリンを地下に引きずり込み、また、殺した一般ゴブリンを集落から分散させ、そこでまた同様に自重でミンチにする。ここの地下にもまた、スライムを配置。ここでさらなる獲物を待ちつつ、ゴブリンの眼球から視細胞を抽出させる。
さあ、拾得物の鑑定だ(白目)
ピコン!スキル【増殖】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【ニードル】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【消化】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【分裂思考】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【圧力魔法】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【火属性魔法】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【水属性魔法】のレベルが上がりました!
ピコン!スキル【雷属性魔法】のレベルが上がりました!
真面目に戦わせるはずだったのにどうしてこうも一方的になるんだ・・・
全ては地下にひそむこいつが悪い。




