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第16話 あっさりだっしゅつできたなう

すいません、ステータス表記に不備があったのでこれまでのを改稿します。

壁面に到着してすぐに、前に上からの落下物で邪魔された方式で上へと昇る。全くもってステータス向上とはすばらしい。


自分の体二十数個分ほどの高さまで行ったころだろうか、壁面のオリハルコンが途絶え、代わりにステンレスで覆われるようになった。これは僥倖。【溶解液】で壁面に穴を開け、そのくぼみで自重を支える。その高さまで増殖してきた分身体スライム達は切り離し、ゴミの海に落下させる。なんかロケットのブースターの切り離しみたい。さらに、【溶解液】で採取したステンレスを回収しておく。骨の材料として鉄よりかはマシだろう。コツコツ登攀時にためていこう。


そうして、天井部分に到達した。天井面はなんと、鉄板だった。

おいこらふざけんな錆びたり腐蝕すんだろ。


とりあえず鉄の面に穴を開け、そのできた穴を制作した金属製の骨が入るように大きさを整えつつ、【サイズ縮小】で縮めた体を滑り込ませる。鉄は分厚いが、【溶解液】は無限である。いつかは終わる。


やがて、鉄を抜け、岩石でできた地中へと出ることができた。やはり予想していた通り大きなごみ処理施設は地下に造られていた。地球での常識が通用するとも限らないが、岩石で構成されるほどの深い地中ともなれば、容易に手出しはされまい。もちろんそのような場所に大きな施設ができていることからも警戒は怠れないが。とりあえず、削る岩石の量を減らすために【サイズ縮小】を発動させ、体を細長くしつつ、ゴミ処理場から離れていく。ゴミのようにとった分だけ崩落する、という危険が少ない分、楽に進むことができる。大量に発生する溶解液と岩石の混合物は一部だけスキル習得の助けになるかもしれないので取っておいて、通ってきた穴の上面へと流し込む。溶解液の成分がさらに岩石を溶かすだろうが、天井面の分の岩石を溶かすため、壁面や、底面へと流すよりかは崩落を招く危険は少ないだろう。モグラの気分。


ピコン!スキル【サイズ縮小】のレベルが上がりました!

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