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第11話 スライムの再挑戦

ただのスライムの集合体であるレギオンスライム。それを再生するのは困難を極める。というのも、構成スライム1体だけで生存が可能であるように、ほかの、ヒトをはじめとする動植物のような多細胞生物とは勝手が違うからだ。生物の発生や、傷の修復についてかじった身としては、再生のイメージはついているのだが、あくまでそれはニワトリとか人とかの話。構成スライムを細胞に置き換えるとわかるが、すべて同じ細胞で構成されているのであれば、無くなった部分を今ある細胞で補おうって話になる。iP〇細胞が裸足で逃げ出すぞ。


とにかく!再生系スキル習得できませんでした!

できる未来が思い浮かばなかったわー。

代わりにスキル【サイズ縮小】を入手した。終盤あたりに飽きてきて、細胞に構成スライムを見立てて、レギオンスライム全体で一人の人間サイズになれないかな、と七転八倒してたらとれた。


早速本体のスライム達を縮小して、分身体スライム達に埋め込んでいく。やっぱりレギオンスライムで構成スライム数が少ないってのは言い換えると残機が少ないってことだからね。ちゃんと保護しないと安心できない。


一息ついたところで、可及的速やかにここから脱出したいものだが、かといって例のスライム殺しと同種に遭遇しないとも限らない。急がば回れで分身体スライム達を先行させつつ、上へと上がっていく。レベルアップによるステータス向上のため、これまでとは比べ物にならない速度だ。これまでの遅れを取り戻すべく、厳戒態勢下で出せる最高の速度で上がっていく。


途中でスライム達には遭遇しなかった。思えばあのWBCが現れたころから遭遇していない。登攀を始めるまで続々と現れていたので、そこらへんになにかの意図を感じる...気がする。可能性として偶然というのもないわけではないのでね。意図的とするにはデータが少ない。


分身体スライム達の【魔力感知】複数の反応を感じた。どうやら団体様がいらっしゃったらしい。


次回、戦闘回です!

主人公?もちろん分身体と一緒に戦闘に参加しますよ!

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