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ダ!ジャレ系シリーズ

悪の十字架

作者: kouzi3

・・・


・・・男は、それをどうしても手に入れる必要があった。


この街には、あるという。


その噂を聞きつけて、男は、この街にやってきた。


まだ、朝もやのけむる、人もまばらな、この街に。


男は、目的のものを求めて、古びたビルの前へやってきた。


薄汚れたガラス。


そのショーウインド越しに・・・


男は、それを見つけた。


古い十字架のアクセサリ・・・


「・・・これを、これさえ手に入れられれば・・・」


男の目には、尋常ならざる、何かを思いつめた色があった。


はやる気持ちを抑え、男は、その店の入り口へと回る。


・・・


店は、まだ開いていない・・・


男は、焦る気持ちで、扉にかけられた表示を凝視する。


・・・


・・・


・・・ 只今準備中~ Open AM10:00 Close PM11:00


・・・


・・・男は、いらだちを抑えながら、つぶやいた。


     「・・・開くの・・・10時か・・・」


・・・


・・・  あ ・ く ・ の ・ じ ・ ゅ ・ う ・ じ ・ か


・・・


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