表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

under 500 Ⅱ

ショッキングピンク椎茸

鮮やかだ。


絶対に毒がある。


そう思うくらいの、どピンクだ。



友達が出してくれた料理。


普段、料理をしない友達の料理。


しかも、かなりの時間を掛けてくれた料理。



どっちだ。


自然のピンクか。


後着色のピンクか。



珍しい椎茸だと言っていた。


色には、まだらな箇所はない。


でも、こんな椎茸知らない。



ピンクの着色料か。


自然の植物とかの着色料ならいい。


でも、人工的に作られた着色料は苦手だ。


どっちだ。



これは、友達の料理。


どっちでも、食べない選択肢はない。



「私のものも出来たから、食べようか」


「うん」


「いただきます」


「あっ、いただきます」



箸を持つ手は、進まなかった。


なぜなら、友達のものは、普通の色した椎茸だったから。


そして、食べているとき、友達の視線が、ずっと変わらなかったから。


こちらにある、ショッキングピンク椎茸に、友達の視線がずっとあったから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ