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月夜譚 【No.1~No.100】

笑顔 【月夜譚No.71】

作者: 夏月七葉

 皆が笑っているのを見るのが好きだ。老若男女、誰もが笑顔になれたら、こんなに嬉しいことはない。

 笑顔は、人を幸せにする。笑っている本人も、それを見ている他人も、心がぽかぽかと温かくなる魔法のようだ。

 世界中の人々が、一人でも多く笑顔でいられたらと思う。だが、全員が毎日笑顔でいられるなんてことは不可能だ。それぞれに事情があって、タイミングがあって、難しい顔をしたり泣いたりする時間も必要なのだろうから。

 だけどやっぱり、少しでも笑顔が増えてほしい。だから、彼等はこの道を選んだ。全人類は無理でも、せめて自分の目の前にいる人達には笑っていてほしいから。笑顔に溢れた空間が見たいから。

 大きな拍手が聞こえる。彼等は顔を見合わせて一つ頷くと、ライトに照らされた一本のマイクの前に駆け寄った。

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