ヘラクレス
登場人物
風間ふゆき
福間ナツ
シュンの野郎
ヘラクレス
シュンが危ない!そうして走ってる俺達にいきなりゲショク戦闘員がぶっ飛んできた
「おい!こっちに飛ばすんじゃねーよ」
「俺様に命令すんな!遅せぇんだよ」
ゴンっグチャっボキッパキっゲショク戦闘員たちの骨や肉が
壊れていく
「雑魚ばっかかよー俺様はまだまだ行けるぜ!」
シュンはナツに開発してもらったパンチ力増強グローブで
暴れまくっている
「あいつには指名手配されているという自覚がないのか」
少し呆れつつそんな所を少し気に入っている
「オラオラァ」「ナンバーズはまだか?」「喋ってんじゃねぇ」ボキッ
あぁ地獄絵図だなこりゃ、俺たちが出る幕はなかったな
片っ端から戦闘員をボコボコにしていくシュンを見ていると
無双ゲームが作れる気がしてくる、そんな風に見ていると
「お前でラストォ」シュンが最後の1人を殴り飛ばし顔面と身体を分断させたところで戦闘は終わった
「やりすぎよシュン」ナツは戦闘員に情けをかけている
まあさすがに14歳がやる事ではないな
「コイツらが弱すぎるんだよ、それにコイツらの組織は俺様の家族をみんな殺した残ったのはナツねーちゃんだけだ」
まあ恨みがあるから余計やりすぎるんだろうな
「あーあ動いてハラ減っちまった、ふゆき飯食いに」
そこまで言った時点でシュンは物凄い勢いでぶっ飛んだ
「うっ」 壁に背中を強くぶつけたシュンはその場でうずくまる、壁にはヒビが入っていた
「おいおい面倒な奴が来ちまったぞ」 「何あれ」
そこには異様に盛り上がった筋肉を持つ黒光りしている男が立っていた
「ナンバーズ4番バッタ様直属の部隊隊長ヘラクレスだ」
ヘラクレスだと?幹部クラスのやつがなんでこんな所に
「指名手配犯が潜伏していると聞いていたがまさか3人揃っているとは」ヘラクレスは俺たちの方を向き構えをとる
「レスリングか」 「大丈夫なのふゆき?」
任せろ そう言って俺も構えをとる、相手はレスラー
少し相性が悪いな俺とスタイルが似てる
お互いが手のギリギリ届かない所まで詰め寄る
先に動いたのはヘラクレスだった「ふっ」ヘラクレスは
強力なタックルをしてきた、俺は足をとられまいと両足を後ろに引きタックルを切る だが尋常じゃないパワーで持ち上げられる
「だぁ」バキバキっ 地面に勢いよく叩きつけられた俺は肺の酸素が抜ける「ぐはっ」ヘラクレスの肩が肋骨に突き刺さる、ミシミシっと嫌な音がしたヒビの入った音だ
「やるな貴様俺のタックルに反応出来たのはお前が初めてだ」 「ありがとよじゃあ反応できた祝いで見逃してれ」
ゴツンっ目の前に火花が走る顔面を殴られたようだ
「貴様のようなやつなど生きてるだけで罪だ!死ね」
そうしてヘラクレスが左手をあげた時、今だ!
俺は股の間にいたヘラクレスの骨盤を両足で蹴り後転倒立をして起き上がる
「ふんっ次捕まえた時はお前の最後だ」
ヘラクレスは構えをとり少し苛立ったように言った
ヘラクレスはレスラーしかも絶対的な自信がある、そんなタックルに反応し しかも逃がした相当頭にきてるだろう
「ふぅ〜そろそろいけるだろ?ナツ?」
俺はナツにそう言うとナツは巨大な煙突のようなものを出し
構える
「いっちゃうよ〜」ギュイィィン
大きなチャージ音が限界に達したのを伝えた時その先端から
大きな緑のビームが発射された
「しまっ」
最後まで言い終わる前にヘラクレスはビームの光に包まれた
「やっぱりあたしったら天才ね!」笑顔でナツが言ってくる
「まだだ、死体がない奴は逃げた」
背後からジャラっという音が聞こえた
「そこだぁ」俺は来るであろうものを迎え撃つのではなく受け流した綺麗な一本背負いだ
「なにっ!?」ヘラクレスはすっ飛んでいき壁にぶつかり
倒れた
「よく避けれたな、だが接近戦はオレの得意分野だ。」
お前よりなと付け加える
「ふはは」ヘラクレスが笑い始めた
「ふはははは いいぞぉやっといいモルモットが見つかった!」笑いながらヘラクレスは何かを腹に当てた、しゅいぃーんとそれからベルトがのび腰に巻かれる、あれはバックルだったのか
フルパワーーーーーーーー
ギュイイイイイいいいいいいんんんんんんんんん
バックルについた2つのファンが高速で回る
そしてヘラクレスの体は姿を変えた
「ウォーミングアップは終わりだ!しねぇ!」