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黒猫勇者の宅急便  作者: X10AQUA
9/282

恐怖のはじまり

いよいよ先延ばししていた

最初の砦内部 攻略開始です



「え? 何これどう言う事?」

「はぁ?????」

困惑するサクラさんとキャラバンさん


「あっあれ?? えっと???」

「平和ですねぇ」

困惑が伝染したヤマトといつものなごみ



森の迷宮の奥の砦に入って用心しつつ進み


最初の敵でみんな固まった

動く鎧に・・・つぶらなウサギ??

足元で跳ねる木霊が跳ねて攻撃してる


意味不明である


とりあえず邪魔な足元の木霊を

動く鎧の頭にボッシュート


頭が飛んで行ってワタワタと

追いかけて行ったのを無視して


みんな固まる

外の敵って何だったの???


同じ鎧系にしても

呪われし鎧×4体とか殺戮メイルとか現れて


黒き稲妻×3とか×4とか

普通にして来たんだが?



オマケに賢さがあるのか

パーティチェンジとかして範囲攻撃潰してくる


ムチが常に単体攻撃扱いとか嫌がらせ??


ちょっと邪魔な鳥とか飛んで来て

回復魔法だけ掛けて逃げていく


巨人族も普通に出てきたのに


訳がわからない




敵が出て来るたびに混乱する

信じられない


みんな雑魚ばっかり

木霊が合体して、ちょっと大きな木霊〜!


「だから何なのよ!!」

サクラさんがムチを振るったら消えてなくなる

「マッドトレントはどこへ行ったのよ!!」



挙げ句



ボスが、暴れイノシシ



「ふざけるな!!!!」

キャラバンさんが、蹴っ飛ばしたら


窓のはるか遠くまで飛んでった

ご丁寧に宝箱が出て


「500ゴールド ゲットだぜ!!!」

「ふざっけるな!!!」


キャラバンさんが、ノリツッコミしてる



「えっ終わり???」

「これで終わりなの??」

サクラさんも困惑が増すばかり


「一応通路をメモしてたのですが終わりです」

何度メモを見直しても終わり

幅的にも隠し通路すら無さそうだ


「ふぁっ・・・・」

なごは眠そうだアクビしてる



入ってたった30分で終わってしまった



「荷物・・・・要らなかった」

がっかりする意味が違うヤマト



「えっ何コレ、外の敵の方が強いって事?」


「はい」


「普通逆じゃないの?」

ヤマトの答えが信じられないサクラさん


「マジかよ 戻った意味ね〜」

キャラバンさんも拍子抜けが止まらない


「ありませんでした」

「2つ目の砦行ってみます?」

消費しなかった荷物を持ち直して聞いてみた



同意するメンバー




しかし様子がおかしい、

こっちも同じなのである


道中の敵はヤバイ

今度は黒い殺戮メイルとか出てくる

3目の巨人も渾身の一撃を放って来る

ドラゴンの上位種もガンガン出てくる

炎も吹雪の息も飛ばして来る


なのに一度戻って全員回復させ宿に泊まり

再度ダンジョンに訪れ中に入って見ると

内部は平和そのもの



最初の敵が、


木霊戦た〜い がったーい

ちょっと大きな木霊〜


「もういいわボケ」

キャラバンさんが蹴っ飛ばしてら

バラバラになって逃げていった


こちらのボスは一応、1つ目巨人だった


イヤイヤまてまて、外の敵は 

上位種の3目巨人×3体とか普通なんだから


「いくら何でも無いでしょ?」

「何コレ 意味わかんない」

サクラさんの突っ込みが止まらない


そして宝箱が出た


「1000ゴールドゲットだぜ!!!」

「だからふざけんな!!!」


キャラバンさんのノリツッコミ再び


「ホントにホントにホントに

 これで終わりなの?」


問い掛けるサクラさんに

ヤマトはメモを何度も確認しまた確認し

「終わりなんです」


もうみんな訳が判りません顔をする

なごみだけ眠たそうだ


「何コレ訳わかんない」

「マジかよ 終わり???」

サクラさんもキャラバンさんも納得行かない


「平和でした〜」

なごみだけひたすら平和そうだった



「・・・・・・」



「・・・・・・」



「・・・・・・」



「ちょっと良いですか?」

ずっと考え込んでいたヤマトだが

その言葉で全員が戦慄する事になる


「外の敵ってどこから来てるんでしょうか?」



「どこからって?」

意味がわからないって感じのサクラさん


「砦の訳ないですよね?」

更に問うヤマト


「そんな訳ないだろ 雑魚ばっ」

バカバカしいなぁと否定しかけて止まる

キャラバンさん



「・・・・・」



3人は顔を見合わせる

「まさか」


全てを確定させる声が聞こえる


「あそこに見えるの砦じゃないですか〜」

「行った事無いですよね〜」



なごみが、指差すのは街道の反対側


ちょうど山の影で街道からはみえない位置だが

この砦からは、かろうじて見える位置に


大きさが3倍はある砦が見える


最後の砦戦の始まりだった



続く

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