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1話 野獣目を覚ます。


ピピッ!ピピッ!

何度も聞いた嫌な電子音がまた朝日とともになる。

「ん〜ん?」

鳴っている本体をいつも通り気だるげな右手で探しスイッチを押す。

ピッ!

やっと鳴りど待った。寝よ!

また心地よい暗闇に意識を落とそうとするがまたもや妨害する音がする。

「もう朝よ〜♪早く起きなさ〜い」

この甘ったるい声の持ち主は母の声だ。

「あ〜あがった」

寝ぼけてるせいで変な声が出る。体はまだ貪欲に睡眠を欲している。しかし、早く起きないと部屋に入ってきて面倒臭い事になりそうなので無理しても起きた。

「あ、お隣のコウちゃん来てるわよ。彼氏待たせちゃダメよ〜♪」

「はぁ!?彼氏じゃねーし!」

一刻も早く制服を着替えてリビングに降りなければもっと面倒な事になると感じた。

リビングでは母がニコニコとした笑顔でお弁当を詰めてる。机の上には焼きたてのトーストが1枚と牛乳。定番であるが王道の朝食だ。隣に座っているコウちゃ、、浩介を、除けば

「美味しそうだね」

「なんで普通に家にいるんだよ!後、あげねーからな」

「家の前で待ってたらお母さんに中へ連行されたんだ。」

また母のせいか、と考えていると隣からの強烈な視線を感じる。

「こ、浩介どうしたんだ?」

「お腹減った。トースト。一口下さい。」

「お、おう。ええぞ」

「やった!ありがとね」

ニコニコとしながらトーストに齧り付く。私が食べさせてる形になる。普通は照れたりするところなのだがこいつを見てると小動物に餌をあげてるみたいになって面白い。

「も〜朝からあ〜んとかしてお熱いね〜」

「はぁ!?何言っんだよそれはこいつが勝手に食いついたから!」

「はいはい」

全然聞く耳を持ってくれないようだ

「あ、早く髪とかセットして行きなさいよ〜」

「はーい」

ささっと朝食を食べ洗面台に向う。

「私の髪はショートだから何をどうセットするんだよ」

と思いつつも洗面台の前に立ち鏡を見ながら軽く寝癖を直す。

「もっとちゃんとケアしないとすぐ禿げるよ」

いつの間にか浩介が後ろでニコニコとしながら立っていた。

「ほら、水だけでなのさず専用のやつとか使い」

浩介が櫛やスプレーなどを使って器用に直してくれた。

「乙女の髪に何無断で触ってんだ」

「え?どこに乙女がいるんの?」

わざとらしくキョロキョロとし始める

「はぁ!?目節穴なのか?目の前にいるだろ!」

「・・・いや、野獣がいるだけだよ?」

「おいおい、遂に美人と野獣を間違えるようになったか?しっかり見てみろ!女子力の塊だろ!」

「女子力、ZERO〜♪」

「私は女子力あるぞ!例えばピアスとかこの金髪とかショートの髪とか!」

「女子力というかヤンキー?」

「この金髪は地毛だからセーフ!」

「いや、ピアスがね」

「え?ピアス付けてたら女子力って高いんじゃないのか?」

「アホだ」

「う、うるせー!」

などと軽口を叩きながら寝癖を直してもらい学校に向かった。


私たちは今年から高校生になる。浩介とは腐れ縁で小中まで同じで同じクラスだ。高校まで一緒になるともう隣にいるのが当たり前にもなってくる。高校でもクラスが何故か同じで驚愕したのをよく覚えている。

学校は町の中心より少し外れた所にあり坂の上だ。その坂が無駄に急斜面で雨など振ろうものなら滑り台のように流れる。しかも、ここは北海道。冬なら地獄のような寒さとも戦わなければならない。辛うじて雪はそこまで酷くわならないのが救いだ。


「最近少し暖かくなったね」

「そりゃもう五月だしな」

私たちが入学してもう1ヶ月もたった。浩介は無駄に顔がいいせいでもう他クラスからも有名になった。後、無駄に真面目だから生徒会にも入ったようだ。

ん?私?私はそれなりに友達を作って普通に生活している。浩介が異常なだけだ。

「あ、生徒会は楽しいのか?」

「楽しいよ!来週にはあいさつ運動とかもあるしね!」

「なんでそんなに楽しそうなんだ?あいさつ運動とかダルいだろ?」

「え?そう?」

「不思議そうに首傾げられてもな〜」

「あ、そういえば藤原の髪色がダメだから染めさせないとって先生が言ってたよ」

「またかよ。地毛だから許して貰えねーかな?」

「無理でしょ」

「この髪色は父譲りなだけなんだけどなー」


と、こんな世間話をしていたら学校に着いた。


「はぁ〜今日も面倒臭い学校だな〜」

などと項垂れていると後ろから。

「おはよ!ありすちゃん!冴木君!」

「あ、おはよ。加藤さん」

「お、おはよ!夏鈴ちゃん」

「2人ともおはよー!今日も仲いいね!」

「あーはいはい。私たちは仲いいですよー。」

「あーごめんって!怒らないでよ〜」

夏鈴ちゃんが困った風に追いかけてくる。夏鈴ちゃんは私が高校に入って最初に仲良くなった友達だ。今ではいつも一緒だ。


私たちはこれからも笑い合えると思っていた。あの時までは。

と、暗い感じで終わるがこれからも普通に笑い合えるのである。(まー日常系の話だし)

最後まで読んでくれてマジでありがとうございます。

自分の中でストライクーーーーー!な、ヒロインが主人公とイチャイチャラブラブするのを目指すという王道の小説です。グロとかホラーとかそういうのこれからないんです見てくれたら嬉しいです

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