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004

この日もユウヤは、体の痛みで目が覚めた。


「痛てて…。今日こそ、今日こそは、人里につく!」


ユウヤの焦りは限界に近づいていた。

しかし、それから2日間人里は、見えなかった。しかし、夜は薬を作り続けた。それしかすることがなかったというのが実際の事だが薬の在庫が増えた。


そして、草原をさまようこと5日目の朝。


「おかしい…。何で人里どころか動物もいないんだ…。あの女神送る所間違えたんじゃないか…。」


しかし、確実に前に進んでいるようで取れる草の種類は、変わって来ている。


「しかし、スゴ草と思って取った草がこんな物だったとは…。一回毎に鑑定していてよかった…。」


"鑑定"


シニ草

毒草 スゴ草に良くにている毒草。摂取すると3、4時間で体に力が入らなくなり、24時間で死にいたる。

麻痺作用 致死性 解毒不可


「比べて見ると少しシニ草の方が色が濃いな。」


シニ草とスゴ草を比べながら歩いていると突然足をとられ転んだ。


「痛ってぇ…。なんだ?」


転んだ原因は、地面に残されたわだちだった。


「こ、これって!人の痕跡!てことは、これをだとれば人里に着く!」


それまで疲労、不安が嘘のようにユウヤの歩みは速くなった、もうほとんど走っているぐらいだった。


そして一時間ほとんど行くと、ついに人工的に作られたと思われる壁の上部が見えた。その瞬間ユウヤは、走った。これまでの人生で一番速く走ったのでは無いかというぐらい走った。


「おぉい!おぉい!人だ!」


門と思われるところに男が立っていた。それを見て思わず手をふり叫んでしまった。


その瞬間疲労がピークに達したのか、それとももつれただけなのか転けてしまった。


すると門で立っていた男が駆け寄ってきた。


「大丈夫か!?お前あの"飢餓の大草原"を越えて来たのか!?」


飢餓の大草原?さっきまでいた草原のことか?

「は、はい迷い混んでしまって」


「そうか、大変だったな。良く生きて脱出出来たな…。」


「はい、スゴ草を食べて何とかなりました。」


「運がよかったな、そうだ、お前身分証を持っているか?」


「いえ、持っていませんけど、どうしたらいいですか?」


ここまで来て中に入れないとか絶対に嫌だ!柔らかいベッド!美味しい料理がおれをまっている!


「そんな、不安そうな顔をしなくても仮の身分証を発行できる。100Gとかなり高いが身分証を作った後で半額の50Gは返せる。」


日本円で10000円か高いな。


「なら、お願いします。」

556G→456G

「おう、確かにもし金がなければ物品引き換えもあったがいらん世話だったか。」


「ありがとうございます。それより、どこで身分証を発行出来ますか?」


「方法は、いくつかあるが俺のおすすめは二つだな。ここに住むなら役所で市民証を発行する。それ以外だと冒険者ギルドでギルドカードの発行だな。」


ここに永住か、放浪か悩むな。

「あ、市民証は200G必要だがギルドカードは、無料だぞ。」


200Gは払えないことは無いけど高すぎるな。

「じゃあ、冒険者ギルドでギルドカードを作ってきます。」


「おう!返金は、一週間以内でな!」


「はい!わかりました。」

早めに返金するつもりだったが正解だな。


あ、ギルドの場所知らない。

「す、すみません…。ギルド場所教えてください…。」


「お、おう。そこの通りをまっすぐ行くと大きな建物がある。そこにギルドの看板があるからそこが冒険者ギルドだ。」


「ありがとうございます…。」


これがギルドか、なんかまんまギルド!って感じだな。


中に入ると昼だからかひとが少なかった。受付は、いくつかあるがどうせなら美人がいいな。というより美人率高いな。あ、獣耳!やっぱり異世界なんだな。


獣耳のお姉さんの受付に行き声をかけた。


「すみません、ギルドカードを発行したいのですが…。」


「はい。ギルドカードですね?すでにギルドに登録は、していますか?」


「いいえ、していません」


「では、初登録ですね?では、こちらの用紙に必要事項を記入欄していただいてよろしいですか?あ、代筆もうけていますよ?」


「大丈夫です。」


えぇっと、

名前は、ユウヤでいいっか。次に職業は、薬師だな。年齢は、10歳以上か、どうかってだけあるな○っと。


「これでお願いします。」


「はい、ありがとうございます。ユウヤさんですね?職業が、薬師となっていますがどれぐらいのものが作れますか?」


2日目に作った、回復の丸薬 茶を出した。

「茶色ですか!品質もこれなら売れますね!10個セットで2Gでギルドで買い取れますよ。緑なら10個で1Gですけど」


安っ!マジかよ!

「ど、どこでもそれぐらいの値段ですか?」


「そうですね、茶色ならある程度の薬師なら作れるのでこれぐらいかと、黒までいくと高めで取引されますけど、それでも10個で50Gくらいかと?それに冒険者は、丸薬より水薬の方が需要高いので…。」


「そ、そうですか…。」

とりあえず2日目に作った分全て売った。


「ありがとうございます。」

456G→474G

「あ、道具屋と、安くていい宿ってないですか?」


「道具屋と、安くていい宿ですか?道具屋なら、二軒右隣が道具屋になっています。宿できたら、止まり木亭がよろしいかと、場所は、この大通りを門の方に歩いていくと鳥の看板があるのでそこです。」


「ありがとうございます。」


ギルドを出てまずは、道具屋を目指した。

「はぁ、薬師って儲からないんだな…。」


「ここだな、ごめんくださぁい」


「はぁい、いらっしゃいませ。本日は、何をお探しですか?」

色っぽいお姉さんが出てきた。


「え、えぇっと薬を作る道具を揃えようと思いまして…。」


「薬師さんですね?できたら、こちらのセットは、どうですかぁ?」


それは、薬研と乳棒、乳鉢、天秤、試験管、ビーカー、ランプ、ガラス棒、スポイトがセットになったものだった。


「いいですね!これいくらですか?」


「こちらは、全部別で買うと600Gをこえるけど、セットなら400Gですよぉ?」


た、高い!でも、これが無いとギルドのお姉さんが言ってたような黒とか作れないし水薬も黒の丸薬80個分かどうしよう。


「今ならこの、薬瓶10個と採取ナイフつけますよぉ?」


なら、安いのかな?

「ならそれでお願いします。」


「毎度ありぃ」

お姉さんは、はにかみながらお金を数え出した

「はいっ、確かに、多いですけど持てますか?」


「あ、大丈夫です、ストレージを、持っているので」


「まぁ!ストレージ持ちですか!うらやましいわぁ」


「やっぱり、珍しいですか?」


「そうねぇ、大きな商人は、皆ストレージ持ちだから私達商人からしたらかなり!うらやましいわねぇ。でも、確かによほど小さなストレージじゃなければ、これぐらいなら入るかもねぇ。」


「ありがとうございました。」


「また、来てねぇ」

474G→74G


「ヤバい、お金がねぇ…。これで宿にとまれるか?ダメなら門番にいって仮の身分証を返して50G返して貰わないと…。」




「ここが止まり木亭かいい宿だな。」


「すみません」


「いらっしゃい!泊まりかい?」

恰幅のいいおばちゃんが奥から出てきた?


「はい、一晩いくらですか?」


「一晩20Gで、食事は、2Gの追加で夜と朝出すよ!」


「じゃあ、とりあえず3晩お願いします」


「ありがとうね!部屋は、二階の一番奥だよ!」


そういっておばちゃんから、鍵を渡された。


「あ、自分薬師なんですけど部屋で調薬して大丈夫ですか?」


「火を使うのは、やめとくれ。やるなら庭なら使っていいから」


「はい、わかりました。」

あぶねぇするとこだった。


74G→18G


「結構いい部屋だな。本格的にお金がねぇな。でも今日は、もう寝よ疲れた。明日は、薬作ってギルドに売ろう。」


ラリリ草×300

ナオリ草×200

ヤバ草×30

カタマリ草×516

ハッカ草×194

ホゾン草×124

スゴ草×9

シニ草×49

???×??


回復の丸薬 茶 (中品質)(10個セット)×27→18

回復の丸薬 (下級)×5

回復の丸薬 (最下級)×5


薬研

乳棒、乳鉢

天秤

ビーカー、試験管

ランプ

スポイト

ガラス棒


採取ナイフ

薬瓶×10

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