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003


「作るっていってもどうやって作ろ?」


カタマリ草

薬草 粘り気が強く良く繊維を切ってすりつぶすとかたまる。

保存持続


「これを混ぜたら丸めて錠剤とか丸薬みたいになると思うけど、どうやって混ぜようかなぁ?」


案1

口噛み酒風

租借してかためる。


汚い、毒草をどうしろと?


案2

泥団子風

手でこねる。


草の繊維をどうしろと?ただの草の固まりになる。


案3

石と石ですってから丸める


妥当でしょう。


結論

石ですりつぶして、作りましょう!


「いい感じの石ねぇーかな?こう、へこんだ感じのやつね?」


そんな感じの石は、意外とすぐ見つかった。


「よしっ!これの上にナオリ草とカタマリ草をのしてっと。」


ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


「こんなもんかな?あとは、これを丸めてっと」

コネコネ


「出来た!」


"鑑定"


回復の丸薬(最下級)

体力弱回復

不純物が混じってるのに加え、混じりきっていないためあまり効果がない上に、味がマズイ。


「あぁ、石洗ってなかったなぁ…。」


"作水"

ゴシゴシゴシ


「よしっもう一度作ってみるか、確か、混じりきってないってなってたからちぎってから、すってみるか。」


チギッチギッ

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ

コネコネ


「こんなもんかな?よしっ!」

"鑑定"

回復の丸薬(下級)

ナオリ草の下処理をしていないので薬効が薄い。加えて、薬草の繊維が多く残っているため味も悪く、崩れやすい。


「下処理って何したらいいんだよ…。煮込むか?でも、薄くなっているっているって出でいるよな。ということは、乾燥?でも、今できないから、また後だな。」


「腹へったなぁ…。スゴ草食べてみるか…。」


ユウヤは、ストレージから、赤色に青紫の斑点模様の草を出した。それを作水で洗った。

「改めて見ると毒草にしか見えないよなぁ。でも、鑑定では」


"鑑定"

スゴ草

薬草 とても美味し薬草。体にとってもいい気がする。

食用 効能特に無し


「何回見ても食用だよな…。」


しかし、他に食べるものは無い!逝け!逝くんだ!俺!


「あむっ…。悔しいが旨い…。なんかレタスみたいな味だな。」


瞬く間にスゴ草を食べてしまった。


「しまった、あれだけしかなかったから、半分ぐらい残しておけばよかった…。」


「寝るか…。」


その日は、岩影に身を潜めて寝た。





翌日の朝、ユウヤは痛みで目が覚めた。


「痛ててて、やっぱり岩に直で寝たのは、まずかったな…。」


起きて、ストレッチをすると昨日の夜から、干しておいたナオリ草が大分萎れていた。

「おっ!結構乾燥したな!」


"鑑定"

乾燥しかけのナオリ草

乾燥されて薬効が凝縮された。だがまだ乾燥があまいため凝縮されきっていない。


止血作用(やや強) 痛み止め


「おしっ!やっぱり乾燥で当たってた!これは、ストレージの中に入れておこう。」


興奮やめやらぬ間に作りたかったが何より人里に着きたかった。もう、辺り一面緑は、飽きてきた。


だが、その日も人里には、たどり着けなかった。


「マジかよ…。2日歩いても人里の影も形も見当たらないって…。取り出したスゴ草食べるか」


今日1日歩いての収穫は、


ラリリ草×56

ナオリ草×72

ヤバ草×5

カタマリ草×250

ハッカ草×30

ホゾン草×70

スゴ草×12


このスゴ草は、かなり有能だ、昨日一束食べただけで1日お腹がもったからな…。


「今日も薬作ってみるか…。」


今日は、昨日の反省を生かし乾燥しかけのナオリ草と、昨日取ったナオリ草をベルトの後ろに挟んでおいたので大分乾燥している。


"鑑定"

乾燥したナオリ草

乾燥したため薬効が凝縮させた。しかし、乾燥の仕方が悪いので日持ちしない


止血作用(強)痛み止め(やや強)


「やっぱりベルトに挟んでの乾燥は、あまり良くないか…。でも、これしか今方法が無いからな。」


ストレージから昨日の石を取り出し作水で洗った後、着火で乾かした。


「まずは、乾かしたナオリ草を小さくちぎって石の上に乗せる。」

チギッチギッ


「次に、もうひとつの石で繊維がなくなるまですりつぶす。」

コシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュ


「なんか昨日とは、音が違うな…。あとは、これにカタマリ草を混ぜてすりつぶす」

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


「これを手でこねる。」

コネコネコネコネ


「出来た!なんか昨日作ったのより茶色っぽいな」

"鑑定"


回復の丸薬 茶 (中品質)

ナオリ草の薬効が凝縮されており、体力の回復やケガの治りが早くなる。味は、かなり苦く舌触りも悪い


「売り物には、なるかな?」


その日は、乾燥させたナオリ草を全て回復の丸薬にした。


「しかし、これをどうやって持ち運ぼう?そのままストレージに入れるのは良くないよな。確か、ホゾン草ってあったよな」


ホゾン草

薬草 虫除けの効果がある。幅広の葉っぱは、食べ物を包むのにも使われる。

虫除け 防腐


「これで包んだらそれっぽく見えない事もないな。」


「明日こそは、人里に行きてぇな」



現在のユウヤの持ち物


ラリリ草×207

ナオリ草×150

ヤバ草×20

カタマリ草×516

ハッカ草×94

ホゾン草×133

スゴ草×10


回復の丸薬 茶 (中品質)×90

ホゾン草の包み(10個入り)×9

回復の丸薬(下級) ×5

回復の丸薬(最下級)×5

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