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018

エミリについて階段を登ると大きな扉があった。


「ユウヤさんすこしここで待って頂いてよろしいですか?」


頷き返事をするとエミリは、扉の中に入っていった。


その間にストレージから神様印のスマートフォンを取り出してストレージの中にある物を確認していた。

「お待たせしました、ユウヤさん入ってきてください。」


エミリについて中に入るといくつかの扉があり一番奥の扉ひ入った。中に入ると台がありその上に薬瓶、ビーカー、試験管が多くおいてある。


「ここが工房になります。とりあえず期限は三日間です。一緒に頑張っていっぱい作りましょう!」


「こんなに良いところ借りてもいいんですか?」


「はい、ここはユウヤさんみたいに個人依頼で薬を作ったり道具を作る際に使用されるので滅多に使われません。あ、仮眠室もありますよ?」


よし!これで三日間分宿代が浮く!


「是非使わせていただきます。じゃあ早速作りますか?」


「はい!では、必要な素材ってなんですか?」


「乾燥させたタオレ草だけですよ。」


「え!それだけですか?」


「はい、」


「魔石なんかは使わないんですか?」


「使ってもいいと思いますけど前回のは、なしですね。」


「それで、あれだけの効果ですか…。」


「じゃあ、タオレ草を乾燥させますか?タオレ草ってあります?」


「は、はい。一応気絶薬の必須素材ですから用意してますが乾燥は、普通しないのでしていないです。」


「では、土を払い落として干していきましょう。」


「はい!あれ?洗わないんですか?」


「はい、前回と同じ条件で作ろうかと」


「そうですか。では、私もお手伝いいたします。」


その後、2人で大量のタオレ草を干していった。











「ピギィ!ピギィ!」


「?どうしたんだ?ピギィ?」


「ピギィ~…」


「お腹が減ったのか?」


「ピギィ!!」


「エミリさん。そろそろ少し休憩しますか?」


「そうですね。一段落しましたし、休憩しましょうか。」



台の所の椅子に俺とエミリさんは座りピギィは、台の上陣取った。


ピギィが食事を催促してくるのでストレージからスゴ草を取り出して与えた。


「ピ、ピギィ…。」


すると後退りしだした。

「どうしたんだ?ピギィ旨いぞ?」


「ユウヤさんさすがにシニ草をあげるのは少しかわいそうですよ!?」


それを見てエミリさんは、必死に止めてきた。

「これは、スゴ草ですよ?」


「そうなんですか?でも、普通スゴ草とシニ草は、中々見分けられないですよ?それに飢餓の大草原に迷い子混んだスライムは、シニ草を食べてしまって死んでしまいますし。スライムにとってシニ草は、天敵ですよ。」


「そうなんですか。じゃあ」

スゴ草は、自分の口にほりこみストレージからピーモの実を取りだした。


「ユウヤさん!?何してるんですか!死にたいんですか!?」


「だから!これは、スゴ草です!」


どうやら信用がないのかそれほどヤバいのかどちらだろう。


「ピギィ!」

ピギィは、ピギィでピーモの実に飛び付くし。



「とりあえず、食べたら俺のストレージに乾燥済みのタオレ草があるのでそれで作ってみますか。」


「本当に大丈夫ですか?あ、いいんですか?もしよろしければやってみましょう。」


「一応使用分は、後で貰いたいんですけど…。」


「それは、もちろんです。」


ピギィが食べ終わるのを確認し種をストレージにしまい代わりに、乾燥させたタオレ草を取り出した。


首のネックウォーマーを鼻の上まであげるとピギィは、学習したのかマントの中に隠れた。


「エミリさん作っていきますね」


エミリさんがマスクをするのを確認後で開始した。


「これをまず薬研で細かく砕いていきます。」

ゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュ


「これぐらいになったら乳鉢と、乳棒で擦ります。」

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


「で、これを薬瓶に詰めると完成です。」



「どうでした?普通でしたでしょ?」


「いえ、普通の粉薬は薬研で細かく砕いて終わりですそれにここまで感想させません。」


へぇ、ここまで乾燥させないんだ。


「この二つがポイントだったのですね!勉強になります。確かに病人に飲ませる粉薬だと細か過ぎて危ないですけど敵を気絶させる為のものですからいいんですね!」


そこまで考えてません!


「はは、その通りです。じゃあ今日は、ある分だけすべて粉薬にしましょうか」


その後、エミリさんも完成させることができた。





一日目 終了

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