表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/20

017

「ユウヤさんの薬なら大丈夫ってどういうことですか!?」

キーン


「エミリさん声!声!周り見てるから。


「はぁっ!す、すみません…。でも!どういうことですか!?」


「さっきも言ったじゃないですか。ボフンと一発でって。」


「マジですか…?オークって大きくなればなるほど薬も効きにくくなるんですよ?」


「はい、薬瓶一本で気絶しましたね。その時は、止めを刺す為の毒薬が手持ちが無かったので放置しましたけど。」


「それかなり強い薬ですね。見せてもらうことって出来ますか?」


「いいですけど普通の気絶の粉薬ですよ?」.


「ユウヤさん?普通の気絶薬は、オールド一歩手前のオークに効くものではないんですよ?普通の気絶薬は、人間サイズが限界ですよ?」


「マジでか…。一応これです。」


「お預かりしますね?」


エミリさんは、机の引き出しからマスクの様なものを出してつけてから調べだした。



「ピギィ?」


「どうした?ピギィ?」


「ピギィ…」


「うん?あぁピギィも吸い込んでぶっ倒れたな。」


「ピギィッ」




「お待たせしました。」


どうやら鑑定が終わったみたいだ。


「どうでした?普通の気絶の粉薬でしょ?」



「ユウヤさんってもしかして高名な薬師様か、お弟子様ですか?」


「えっ?どうでしてですか?」


「この薬、全然普通の気絶薬じゃないですよ?かなりの薬効が高いですし。なめらかな粉薬ですので吸い込み易いですね普通の気絶薬は、香型ですよ?」


「え"っ!本当ですか?」


「はい、私もこれを燃やして嗅がすのかと思いましたけどこれは、そのまま吸い込ませるんですね。」


「えっ?はい、でも普通そうしませんか?」


「いえ、普通ではありません。普通は粉薬を精製するのは難しく誤飲の可能性もありますし調合が難しいです。」



「そうですか。俺は基本的に粉薬を作ってから調合するのでそこまでは、思っていませんでした。」


「そこでですがこの気絶薬ですが納品依頼を個人依頼として出していいですか?もちろん材料は、こちらで用意しますし精製方法も秘匿でよろしいです。」



マジですか!?これで金欠病が治る!


「もちろんです!!あ、でも乾燥するので時間かかりますよ?」


「乾燥させたものを使うのですか…。」


しまった。


「ふふ大丈夫です内緒にしておきます。」


「ありがとうございます。でも工房か場所をお借りしたいのですが。」


大量に作るのなら宿ではできないし…。


「かまいません。こちらからの依頼ですし。ギルドの工房がありますから使用許可出しておきますね。」


「ありがとうございます。これからすぐでもいいですか?」


「もちろんです、私もお手伝いいたしますのですこし待っていて貰ってもいいですか?」


エミリさんが手伝ってくれるのか。いやレシピが欲しいのか。


「いいですけど。お手伝いは、エミリさんだけでレシピは秘匿してください。エミリさんが作るか分ならいいですけど。」


どうだ。


「はい、もちろんです。むしろ私がお手伝いするのを断るかと思いました。」


「エミリさんは、信用にあたいすると認識しています。」


「ふふ、ありがとうございます。では、ギルマスにオークの事を方向してきますのですこしお待ち下さい。」


ペコリとお辞儀をすると奥に入っていった。すると入れ替わりに違う女性が出て来て受付に入った。


「すみませんエミリが来るまでもう少しお待ち下さい。では、次の方どうぞ?」


どうやらここに居ると邪魔らしい。



クエストボードの前でピギィを撫でながらすこし待つと、エミリさんが筋肉質の男性といっしょに歩いてきた。


「お待たせいたしました。ユウヤさんこちらは、」


そこまでいうと筋肉質の男性がエミリさんをせいした。

「名乗る位自分でする。」


「失礼いたしました。」


「俺は、ギルドマスターのアドルフだ。」


「はじめまして、ユウヤです。今回はエミリさんがお手伝いしてくださるということですがよろしいのですか?」



「かまわん!むしろオールドオークは脅威だそれにしても対抗できる薬なら大歓迎だ。」


「だそうです、ではユウヤさん行きましょう。ついてきて下さい。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ