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夜の闇に囚われて  作者: 犬上雅斗
6/7

episode6 言霊信仰

不定期で誠に申し訳ありません!!

昨日、兄に早く続きを書けと言われたので

遅れながらも書かせていただきました…

内容が薄めですがすいません(´;ω;`)

『見てない』

昨晩夢を見たか、それに知り合いはいたかという質問に対する三人の解答だった。

ケンは大爆笑しながら、ナツは不安そうに、優里はいつも通り何を考えているのかわからない顔で此方を見つめながらもそう答えた。

「見てない…か。だったらやはり考えすぎか…」 とケイは思案に耽ってしまったようなので、俺から事情を話す。

「マシャとケイが全く同じ夢…それもあり得ない状況の夢を…」とナツが呟く。内容が内容なだけに、ケンもいつものような軽口はたたいていない。それどころか、かなり厳しい顔つきで考えこんでいる。

「も、もしその夢が現実になるなら…「駄目だ。」

弱気なナツの発言をケンが遮る。

「いくら弱気になってても、ネガティブな発言は禁止だ。発することで具現化する存在もあるんだ。」

いつになく生真面目なケンの様子に全員が呑まれる。思案顔だったケイも、此方を見ながら、ケンに先を促した。

「俺は記憶力だけはマトモだから、本を読めばそれだけ丸々知識として入るわけだ。ケイみたく応用できるかは別だけどなwそして、こういう非現実的な夢を一人ではなく二人、しかもよりによって仲の良いーー関係の近しい二人が見たんだ。だとしたら、最悪な状況まで考えなければならない。」

「で、その最悪な状況とは?」

ケンの話に質問を投げ掛けるケイ。そして、こんな風に聞くということはケイ自身予測がついているのだろう。

「分かってる癖に聞くって卑怯だよなww

恐らくお前ら二人は魅せられて呼ばれたんだ。あの謎の穴、、、ローズに。そして古来日本より、言葉と言うのは不思議な力を持っており、言霊信仰というものまで存在している。だからこそローズの話題の直後に夢を見たし、軽々しくネガティブな発言もするべきではない。この世の陰陽の秩序というのは昼夜で逆転するから、今は危険が少ないし、こういうホラーが現実で起こってほしくないってのが実情だけどなw」

ケンの話はあまりにも具体的過ぎた。いくら記憶がいいからって、いきなりここまで話せるだろうか。その疑問にはケイが答えた。

「様々な可能性を熟慮したが、ケンの話は一考の余地がある。この話だけなら一笑に付しただろうが、最近ニュースでよく見ないか?謎の失踪事件、そしてその人達の死亡事件を…そしてその軌道はどうにもあのローズとやらと相関関係があるようだ。」

ケイの理路整然とした話に、今度こそ俺らは恐怖を覚えたのであった。

ブックマークありがとうございます!!

こんな話を読んでくださる方がいらっしゃることに感激です(´;ω;`)

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