Episode:1
登場人物
八月一日 柊:本編主人公。
一人称は僕。背が低いため小学生に間違えられるが、これでも立派な高校2年生。
髪についているヘアピンは委員長から貰ったもの
阿須那 美月:通称"委員長"。「あらあら、うふふ。」が口癖のおっとりした雰囲気で、男子から人気がある。
堤 さくら(ツツミサクラ):体育会系の元気少女。柊にぞっこんで、口々に"食べちゃいたいくらいかわいい♪"と言っている。
結城 孝雪:ガタイの良い高校2年生。下ネタ好き。転校初日の柊に勇気をくれた人。通称ロリコン。
雨宮 多恵子:孝雪の下ネタを寸でのところで(物理的に)止める少女。背丈は柊より小さい。孝雪がロリコンと呼ばれる一旦。
八月一日 楓:柊の母親。だが、最近は遊び歩いているため家にほぼ居ない。
八月一日 達哉:柊の父親。仕事が忙しく、帰ってこない日の方が多い。
転校初日、僕はあまりの緊張でうまく言葉が出てこなかった。
そんな時に助けてくれたのはコイツらだった。
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「おはよー、柊君。」
そう言うと、少女は僕のほっぺたをふにふにしてきた。
「もう、さくらちゃん止めてよ!」
「あはっごめんねー、柊くーん。」
「絶対に今、"怒ってる、かわいい♪"って思ったでしょ。」
「もう!僕だって男なんだから!」
そう反論すると横から「そうだぞ!」っとl男の声がした。
「そうだぞ!柊だって、立派にあさdゴフッ」
そこまで言うと何故か青年は僕の隣から反対側の塀に突き刺さっていた。
「……今、風紀が乱れた。」
「あらあら、うふふ。」
これが僕のいつもの朝。
…おはようございます、僕の名前は八月一日柊といいます。