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我、無能皇子なり 我、ダンジョンマスターなり 我、転生者なり  作者: 英雄王
我、ダンジョンマスターになる、だと…!?
10/12

我、パーティーの為、装備を整えるなり

また余分にサブダンジョンを作ったことをエリーナに愚痴られながら寝た翌日。

ついに帝都全てをダンジョンにすることが出来る以上にDPが溜まっていたので一気にダンジョンに組み込んだ。

「これでもっとDPガッポガッポねェ!」

「そうだな。これ以上は地上は広げないつもりだから。」

「えェ…もったいないわァ。」

「後は中を深く複雑にしていけばいいだろう。」

みるみる溜まっていくDPに満足感を覚え、自然に笑顔になっていた事をエリーナに小突かれながら今日やるべきことを考える。


今日は自身の強化に使っていこうと考えている。

力も魔力もない我。

自分自身の強化をやれるのはあとは装備と戦闘経験である。

今日は装備を整えることにする。

我に必要なものは顔を隠す事、最弱な事を隠蔽する事が最優先事項だ。

故に強そうな全身鎧装備を入手することだ。

とりあえず、アイテム生成欄を見てみる。

全身を隠せるようなものは…有るな。

甲冑や西洋の無骨な鎧兜や飾り立てた鎧兜等。

それらを作るには…案外安いもの…か?

この世界のアイテムとは安いが全部セットでDPが10000必要だった。

昨日は使っていない事もあり普通に買える位は溜まっているが…

プリンススライムが買える程のDPだ。

オプションでカラーや機能に関与しない場所の形を多少変えることができるらしい。

「よし、甲冑を作成してみるとしよう。」

「甲冑ゥ?」

エリーナは見たことは無いらしい。

というか地球産の物は大抵この世界にないからな。

色は黒ベースに赤いラインを入れる用にして、我は結局戦えないからな、見た目重視に動きに関与しないような場所を分厚くして実際より大きく見せることにしよう。

…かなり重くなるだろうが筋トレとかして何とか頑張ろう。

この世界で一番のもやしっ子な我では西洋のよりは動きやすいだろうが甲冑は元々重いだろうから。

兜は勿論鬼のような形の兜で長い角を金に、顔の面は赤く、黒色牙がはみ出るような物に。

あと魔力防御と軽量化のスキルを刻印して…等。

締めて12000P。

た、高い…ちゃんと払えるが。

「ハ、ハハ…何、面倒なトラブルを避けるためには必要経費だ。必要経費。」

「ハッタリ噛ますのなら最高だと思うわよォ?こォんな化け物、見たことないものォ。装備してみたらァ?」

「そうだな。」

ふむ、見たことは無いのか。

着てみると自分で作ったからかサイズはピッタリで重いは重いが、それほどでもなくちゃと軽量化が上手く働いていることを実感する。

「どうだ?」

「すごいわァ。貫禄って言うのかしらァ?ンー威圧感が半端ないわねェ。」

「そうか、良かった。」

「けど、ねェ。声が姿に似合ってない気がするわァ?」

「なるほどな。」


変声機は作れるかな…と、あったあった。

100Pで作れるようで、すぐさま作り低音ボイスに設定して付けてみた。

『これでどうだ?』(変声中)

「ピッタリよォ!」

ぴょんぴょんと空中を跳ねるエリーナに苦笑いして次に移る。

…移ろうとしたけれどDPが1050しか残っていないのに気づきその手を止めた。

「もうDPが無くなってたか。小物や背中を守るマントを作りたかったんだが…。」

「最初の頃よりも集まりやすくなったからねェ。私からしてェ…殺さないのは成長プログラムになかったからァ?不服ですけどォ。」

「殺してその場限りよりは長期的に見ると獲得できるだろう?…『人間牧場』みたいなのはこの世界には無いものなのか?」

「きょ、凶悪ねェ。そンなのォダンジョンが安定しなきゃ生かすための設備とかァそんなので潰れる先人達が後を絶たないってェ有名なのよォ?だからその育成テクは秘密になってるのよォ…なのにィ…こんな手間をかけずになんてェ…。」

考え自体はあるけど…家畜かペットかよ。

とりあえず作る物のリストでも作るか。

1個目、背中を守るマント。

2個目、自身の魔力を誤魔化すアイテム。

3個目、ステータスup用アクセサリー。

例えばイヤリング、腕輪、スカーフ、指輪等。

4個目、護身用アイテム。

ざっと思いつくのはこれらだ。

1個目のマントは冒険者御用達の高級防具店にでも行くか、良い素材を手に入れて綿妖精などに作ってもらうのもいい。

ステータスup用のアクセサリーもいいものがあれば買うのもありだ。

「そうだな…DPが溜まるのを待つ為にも帝都に出て見てみるとしよう。あとこの装備がどのくらい使えるか試してくる。」

「了解よォ。私は何時ものモンスター達の召喚、合成していればいいわねェ?」

「ああ。よろしく頼む。」


アキラの姿そのままだともしかしたら入れないかもしれないから小綺麗にして、と。

高レベ冒険者御用達、高級防具店『リッチアーマーズ』。

名前にツッコミ所が有るがまぁ品質はこの国で1番と言われている。

中に入るときっちりとした格好の美女達がいらっしゃいませと揃って挨拶。

そして1番手前の美女が1歩前に出てきた。

「いらっしゃいませお客様。本日は私、セルフィーナがご案内させていただきます。こちらへどうぞ。」

セ、セルフィーナ!?

うん?よく見ると見覚えある人じゃないか!?

『セルフィーナ』は綺麗な笑顔でどうぞこちらに。さぁさぁ私がご案内差し上げますわ。と流され着いた広い部屋。

「セルフィーナ。なんでここで働いているのだ?」

「お金のためにしかないでしょ?なんで貴方様がこちらにおいでなさいましたか?」

暗にここはあなたの来る場所では無い、と言われているがここで引く訳には行かない。

「セルフィーナならわかるんじゃないか?」

「…噂では、始まるのね?けど正直に言って貴方が他の兄弟に勝てる…いや、同じ土俵にいると思っていて?」

「思ってるさ。勝てる、と。我は勝てる。父上は我のことを除け者にしなかった。まぁ詳しい話は次の帝王会議で公表されるだろうから待っておけ。」

「そ。」


セルフィーナ。

彼女はエルフであり、この帝国の『鷲獅子(グリフォン)』騎士団長である。

戦場では負けたことの無い事から『全勝の女神』と呼ばれている。

因みに我の数少ない友人である。


「で?この店になんの御用?」

「最低見た目だけでもいい。派手なマントは無いか?」

「あのね、此処を何処だと思って話しているのかしら?ここは帝都最高峰の防具屋よ?此処に見た目だけ、の装備なんて無いのよ!」

「なら良かった。」

「マント、ね。まぁあるにはあるわ。確かに『王族』にはふさわしい立派なマントがね。因みに金貨50000000するけど?」

「ハハッ何を使ったらそうなったんだ!?」

「メインは竜の逆鱗。」

「なるほど。」

思わず納得してしまう物で作られていた様だ。

「布地も古龍の革よ。」

「ふざけた商品だ。買う者など王族しかいないだろう。」

「そう。王族の為に作った品よ?けどあなたに支払えるかしら?」

今の所持金貨は約40000000。

まだ約10000000足りない。

「うむ、足りないな。取り置きできんか?」

「他の王族に気づかれなければ買う人なんていないわよ。」

「つまり取り置きできないと。」

「当然よ。商売としてお金を払ってくれた者勝ちよ。」

「わかった。見せてくれるか?」

「了解しましたわ。着いてきてください。」


連れていかれた場所は厳重に警備され、一見何も無いような真っ白い広い部屋に連れてこられた。

そこには透明なガラスに収められたマントがあった。

色とりどりに黒や赤に輝く逆鱗。

金の細やかな装飾。

漆黒の艶がある鞣した古龍の革。

全てが完璧なマント。

これを見て俄然これを入手すると覚悟を決めた。

「ではまた来る。」

「あらあら、何時になったら来れるのかしら、楽しみにしておくわ。」

「そうだな、楽しみにしておけ。」


お金…大金を手に入れる手段。

運にもよるかもしれないが冒険者として大物狩りをすればいいだろう。

レアなモンスターや素材を持って行ければあの大金位は稼げるからな。

まぁそんなモノ近くにうろついているわけがないんだけどな。

さて、そろそろ冒険者ギルドが見えてくる頃か。

なんだか騒がしいようだが何があったのか?


シークレットダンジョン勢力

スライム(極小)

火6匹、水6匹、風8匹、土7匹、光4匹、闇8匹、混沌8匹、時5匹、無7匹

スライム(小)

火15匹、水17匹、風10匹、土14匹、光13匹、闇19匹、混沌10匹、時8匹、無12匹

スライム(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1 匹、無2匹

妖精(欠片)

火3匹、水4匹、風5匹、土7匹、光2匹、闇4匹、混沌3匹、時4匹、無5匹

妖精(小)

火23匹、水25匹、風29匹、土27匹、光26匹、闇23匹、混沌18匹、時23匹、無24匹

妖精(普通)

火1匹、水1匹、風1匹、土1匹、光1匹、闇1匹、混沌1匹、時1匹、無1匹

ケサランパサラン(中) 20匹

綿妖精(小)一匹

火4匹、水5匹、風5匹、土4匹、光4匹、闇4匹、混沌4匹、時4匹、無4匹

風綿スライム(小)1匹

魔ラット 2体

プレイリーウルフ 2体

ポイズンスライム 1体

ヘドロスライム 1体

スケルトン 11体

機械兵 1体

ストーンゴーレム 1体

ガスゴースト 10体

ポイズンローズ 1体

ガーゴイル 1体

ストーンパペット 1体


表層 シグルンビュルム城&帝都全域

味方モンスター、罠等仕掛け 無し


第1階層 荒野エリア

地雷(各種)、電気柵、落とし穴(各種)、火炎放射器 無数

配置モンスター ケサランパサラン(中)、妖精(欠片、小)全属性


第2階層 簡易迷路エリア

射出装置(各種)、 無数

配置モンスター スライム(極小、小)全属性


第3階層 毒沼地エリア

毒沼(各種) 薔薇園 廃墟 多数

配置モンスター ポイズンローズ ガーゴイル ヘドロスライム ポイズンスライム ガスゴースト 風妖精(小) 機会兵


第4階層 高低差方向混乱エリア

山→谷→山→渓谷→山→海→山→海溝→山→地下→山→浮島→地下(マントル層イメージ)…etc.....蟻の巣洞窟ゴール

(約北アメリカ大陸程の広さ)

方向混乱フィールド


コアルーム

ダンジョンサポーター エリーナ

コア

マスター居住区



サブダンジョン 導きのダンジョン勢力

表層 称号教会

味方モンスター、罠等 無し

コアルーム

サブダンジョンマスター 光ラメスライム(小)


サブダンジョン ヘファイストスのダンジョン勢力

表層 レスラの武器屋

味方モンスター、罠等 無し

コアルーム

サブダンジョンマスター スィデラススライム(小)


サブダンジョン 大精霊の農業ダンジョン

表層 大農場

コアルーム

味方モンスター

ニュウモウ 2750体

ケイラン 1507体

ミートゥン 3540体

ランムメン 2073体

イータビット 970体

アースホース 129体

ナイツホロウ 350体

サブダンジョンマスター ゴールドニュウモウ


臣下

レスラ 武器屋の店主 スキル 鑑定持ち

マグルド・フォール スキル 鑑定士、称号覚醒持ち

ファルサ・ミドナ 大精霊の農業主

アルガノ・ミドナ 大精霊の農業従業員


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