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第0章:あれからとこれから…

リリリリ…


少し寂れた公園に携帯の着信音が鳴り響く。


「あ…お母さん。うん…もうすぐ帰るから。」


私は電話を切ってベンチから立ち上がり、空を見上げた。


「…今日も空は綺麗だよ。あなたも輝いてますか?」


そう呟き私は夕暮れの町へ駆けだしていった。



…あなたとあの日、もし出会わなければ…


こんなに…楽しい事も、嬉しい事も、喜ばしい事も、愛しいと思う事もきっとみんななかったんだね…


ーでも、あなたと出会ってなかったらこんなにも、悲しくて、切なくて、辛くて、腹立たしくて…そして、虚しいという事もきっとなかったんだー


あれからもう3年もたつよ。


あなたは今も輝いてますか?

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