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神聖祓魔師 二つの世界の二人のエクソシスト  作者: ウィンフリート
平行世界へ
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第67節 ベルンハルト枢機卿 砦にきたる その2

話がどんどん進んでいきます。

オットーが少年を連れて礼拝堂に入っていくと、枢機卿様が祭壇に向かって跪き祈っていた。二人が入ってきたことに気付いた枢機卿様は、立ち上がり後ろを振り返った。


「おや、君が噂の少年だね?オットー卿、私の我儘を聞いてくれてありがとう」


少年は一歩前に進み、枢機卿様の前に跪き、頭を垂れた。これは私を祝福をしてくださいという意味だった。枢機卿様は手慣れた感じで、祝福をしようと両手を少年の頭の上に差し伸べた。


「全能の神の豊かな祝福があなたの上にありますように」そう言いながら、僕の頭の上に両手を乗せて祈ってくれた。僕は何かが飛んで来て、枢機卿様の手を通じて流れ込んでくるのを感じた。

それは暖かい光のようなものだった。オットー卿も音もなく、しかし確実に何かが起きたことに気づいて「枢機卿様、今のは?」と尋ねる。


ベンルハルト様は、感動していた。涙が堪えられず流れてくる。


「私は長い間司祭として生きてきたが、神の臨在をこんなに身近に感じたことはなかった。


今確かに私の懇願に神は応えてくださり、私を道具として・・・神様は、祝福をこの少年に授けて下さったのだ。私は聖霊が働くのを感じることができた。やはり、秘跡は、司祭を通じて行われるのだ・・・


デーモンとの終わらぬ戦いであるが、今、私は確信した。神は我らの側にいてくださり、助けてくださっているのだ・・・」


ベルンハルト枢機卿様は、ハンカチで目を拭い、話し始めた。


「すまぬ。少し取り乱してしまったようだ。


さて、デーモンの攻撃は多彩だ。物理的にも精神的にも、外部からも内部からも、ありとあらゆる手を用いてくる。複合的なのだよ。


しかも、多面的だ。私が祓魔師の修行を始めたのも、帝国内部に密かに攻め込んでくるデーモンに対抗するためだった。


痛いところ、柔らかいところを狙ってくるのだ。例えば、この砦で言えば、三人の中心人物の一人を狙って、憑依しようとしたり、三人の親しい人に取り憑くなどして、三人を不和にしたり、仲違いさせたりしようとするのだ」


「そうなのですか。困ります。何か防ぐ手立てはないのでしょうか」オットー卿が少し心配そうに尋ねた。

「常に祈ることしかないだろう。祈りは、神の前にすべてを投げ出すことなのだ。すべてを投げ出し、お任せする。神は計らってくださるだろう。


そして、神が望まれるように、柔和で寛容な人となること。


自分のことのように他者を愛することだろうな。これがまた難しいのだが・・・しかし、そこをデーモンがつけ込んでくるのだよ」


枢機卿様は、少し考えて、また、話を続けた。


「この少年が、砦にいる限りは、大丈夫かもしれないがね。そう、申し訳ないが、ちょっと肌を見せてくれないか?」


オットー様は、自分のことかと思って騎士服を脱ごうとした。


「いや、オットー卿ではなく、少年だよ。君、いいかい?あと済まないが、オットー卿、外してもらえないか?あと、人払いを頼む」


オットー様は、真っ赤になって恥ずかしそうに礼拝堂から出て行った。それから僕は例の痣かなと思って、服を脱いで見せた。


枢機卿様は、目を見開いて観察している。

「やはりな。当時の記録そのままだ。君は自分の名前が思い出せないらしいね。

あー、もう服を着ていいよ。もしかしてだが、ミヒャエルという名前にピーンときたりしないかい?」


「そういえば、この前、夢の中で、お母さんらしき人に、そのように呼ばれましたが、でも、記憶がないので、本当かどうかも分からないんです」


「うむ、ちょっといいかな?」


枢機卿様は、首にかけたストーラの片側を手に取り、僕の肩にかけた。紫のストーラは、淡い光を放ち始める。「やはりな、すごい波動だ」そういうと、枢機卿様は、すぐにストーラを外した。


「君の能力や、風貌、目の色、髪の色などからすると、170年前に、地獄に送り込まれた少年の姿に合致するのだ。170年前だ。だから解せないのだがね。君は170年の時を飛び越えてしまったのか?それとも文書とは全く違う人物なのか。記憶が戻るといいのだが。公爵領の司教より上がってきた報告書によると、君は地獄から戻ってきたようなのだ。最初は悪魔の奸計ではないかという説も上げられていたがね」


頭を、がーんと、殴られたような衝撃だった。僕は、170年前の人なの?どういうことなんだろう。僕は、実は死んでいるとか?枢機卿様は驚いている僕の顔を見て続ける。


 「まぁ、今見たように、君の体からは、非常に高い聖性が発動されている。全ての聖性の源は神様なのだよ。だから君は神様に愛されているのだ。実は私も同じだ」


 枢機卿様は、服のボタンをはずし、肩の前のほうを見せてくれた。そこには、僕と同じ青い痣があった。


 「これは、聖性発動紋なのだ。聖性の高い子は、選別され、生まれてすぐに教会に奉献される。そして、この紋をつけられる。これは教会の極秘事項なのだから、絶対、他の人に話してはいけない。わかったね。君の体をデーモンが狙っている。捉えられたらバラバラにされて、実験材料にされるだろう」


 頭を、がーん、の次は、ゴーンと、後頭部を後ろから殴られたような気がした・・・


枢機卿様は、僕の表情を窺いながら、すこし時間を取った。


「すまないね。幼い君には、こんなことを受け入れらないかもしれない。でも、自分が一体何者なのか知りたいだろう?」


僕は、コクリと頷いた。


「よろしい、すこし時間を取って話そう・・・まだ、9時課ぐらいかな・・・なにか飲みながら話そう。私の部屋に一緒にきてくれないかね?」


そういって、枢機卿様は、歩き出した。礼拝堂を出て、砦の城部分に入り、階段を上っていった。この前僕が寝ていた部屋に入っていった。


中には、真面目そうな若い司祭がいた。枢機卿様が声をかける。

「ダミアーノ神父、例の少年だ。シードルを飲ませてあげたいのだが・・・」

ダミアーノと呼ばれた神父様は、すぐに部屋を出ていった。僕は一礼をして見送った。


ダミアーノ神父様が帰ってくるまで、枢機卿様は無言だった。


神父様はすぐに戻ってきた。そしてグラスにシードルを注いで、僕に出してくれた。僕はお礼を言って一口頂いた。冷たくて美味しい。幸せだよ。久しぶりに飲んだ・・・


 「さて、ダミアーノ神父。彼に君の肩を見せてあげてくれないか?」

 「ということは、やはり、少年にもあるのですね・・・」

 「そうなのだよ、我らは仲間なのだ」


 ダミアーノ神父様は、司祭服の沢山あるボタンを外し、青い痣を見せてくれた。


 「私は、子供の頃、孤児院に居たのだ。親が私を奉献の子としたのだよ。


 子供の頃、奉献されたことに随分苦しんだ。私は要らない子だったのだと。父も母も同じ都市に住んでいたのだ。また、祭日などのミサで見かけることがあってね。とても寂しかった。兄や弟は普通に暮らしているのに、どうして私だけここにいるのだと。


そして、体に青い痣があることから、随分いじめられたよ・・・青あざ君と呼ばれてね。時々入浴があるのだが、その時が一番つらかった」


ダミアーノ神父様が口をはさんだ。

「枢機卿様もですか・・・私のローマでの渾名は、青あざ公でしたよ」と笑った。

「あはは、子供の考える渾名なんて、バリエーションがないよな・・・彼らも悪意はないのだろうが・・・」

「まぁ、皆同じ境遇ですからね・・・でも、枢機卿様はご実家が辺境伯様ですから、まだよかったのではないですか?」

「それを言われると少し辛いな・・・」


枢機卿様は、僕に向き直り、話し始めた・


「まず、青い痣のことだが、これは聖性を無理やり発露させるための門だ。言い方は悪いが、つまりここから聖性をどんどん垂れ流すのだ。

わかりにくいだろうからと言い換えると、魔法使いも同じなのだよ。魔力は体内で生み出される。それが魔法となって体外にでるわけだが、その時に魔法の穴というところから出されるのは知っているだろう?」


僕はコクリと頷いた。


「よろしい。残念ながら、魔法も聖性も実は同じなのだよ。ルシファーが天使だったことは知っているだろう・・・聖性の発露も魔法の発動も、基本原理が同じなのだ。ただ、その使い方が、高貴な血を招き、または汚れた血を招くのだ。


魔法も魔力を使い過ぎると枯渇する。聖性自体は神様から与えられた命の力から生み出されるので、基本的には枯渇しないのだが、著しく減ると死ぬ・・・驚いているな。まぁ滅多に死なないから安心しなさい。死ぬ前に気絶するから大丈夫だ。


神様から頂いた、聖性は使えば少なくなるが、使えば使うほど、使える量、回復する量が増えていく。神様が備えてくださっていた、体の機能なのだ。その肩の紋は、小さいころから無理やり出させることにより、許容量を増やすためのものなのだ。皮肉なことに、この紋を使用するやり方は、悪の魔法使いが使っていたやり方と同じだ。だから、青い痣があるからといって、仲間とは限らない。気を付けるように。


地獄の炎で、人々を苦しめていた火炎魔法使いを、なんとか教皇庁のエクソシスト達が倒し、体を検分したところ、あちこちに魔法陣が刻まれていた。そして、炎を出す手の平は、青く大きな痣のような魔法陣が刻まれていた。この魔法陣の作用を利用し、聖なる力を引き出すために改良したのが、我らの体に刻まれた痣のように見える紋なのだ。


そして、今、教皇庁で働くエクソシストの殆どに、その紋が刻まれている。君は、その紋がありながら、教皇庁に属していない唯一の人なのだ」


「そ、それはどういう意味ですか?」僕は怖くなって聞いた。


「いや、君の場合は、特殊だ。地獄に送り込まれたものの中に居たようだからな。仕方ないし、君を責めているわけではないよ。

それよりも、私や他のエクソシスト達が、一番心配しているのは、デーモンに君を奪われることなのだ。もし、そのようになってしまうと、君は体に邪悪な魔法陣を刻まれて、恐ろしい魔法使いに改造されてしまう可能性があるのだ・・・」


なにそれ、今日はもう帰って寝たいよ。次から次へと・・・


「もう一つ、最悪な場合を君に伝えないといけない。君の体を、悪魔が乗っ取るかもしれない可能性だ。君の体を使い、受肉し、実態のある存在として、魔王を創造するかもしれない」


ああ、もうだめ・・・できることなら気を失ってしまいたいよ。


「この根拠は、例の炎の魔法使いだ。残念ながら死体は奪われてしまったので、研究できなかったのだが、明らかに、体の中に宿主がいて、体を食い破って出てきたようなのだ。出てきたのは恐らく悪魔だろう。その悪魔が体を持ち去ったようだ」


もう、もっとだめ。ひどいよ、なんでこんなに脅かすの?僕は既にがくがくブルブルしていた。


「普通の体では、悪魔の魔力を支えきれないで、死んでしまうが、君の体は恐らくすでに器として完成されているようなものだからな・・・恐ろしい魔王の完成だ」


枢機卿様は、がくがくブルブルして、青ざめている僕を見て、しまったという顔をしていた。


「で、君を保護したいのだ。悪魔から守りたいのだが・・・公爵様が首を縦に振らないのだよ・・・まぁ、宮宰殿の入れ知恵だろう・・・公爵軍としては、君の力を使いたいのだ。だが、どうしても嫌なら、我々のところに来るという手もある。私たちが連れていくことは波風がたつので不可能だが、君自身が、自分の意思で、歩いてくるという手がある。それだけの聖波動だから、多分大丈夫だ。今すぐに返事をなんていわないから、よく考えて判断してほしい。私からの話は以上だ。長く時間を取って申し訳なかった。ダミアーノ神父、送ってあげてくれないか」


「まだ、シードルを飲んでないぞ、そのままビンごと持っていってよいので、さぁ送るから行こう」

お、ダミアーノ神父様、優しい。


「自分で歩けるので、大丈夫です。ありがとうございました・・・」

ちょっと声が上ずって震えていたかもしれないな・・・


僕は階段をとんとん下りていった。途中で隊長執務室のドアがあいて、オットー様が無言で、口に指をあてて手招きしている。これは、話の内容を聞きたいのだな・・・僕は呼ばれるまま中に入った。中には砦の三人が待ち構えていた。


「さぁ、お菓子があるぞう・・・お食べ」オットー様がネコナデ声を出していて気持ち悪い。お菓子で吊るつもりだな・・・でも、お腹が空いているからその話にのっちゃおう。

僕は、頂きますといって、焼き菓子のようなパンを食べた。シードルも飲みながら・・・


「ところで使徒殿?どんなことを聞かれたの?」きた、本題だ。


僕は包み隠さず全て話した。正直は一番いい作戦だよね。結局のところ、今の僕を守ってくれるのは、砦の人たちなんだもん。


「やはりな・・・ベルンハルト様も同じ紋を体に刻まれていたとはな・・・だから結界馬車なしで大丈夫なのか・・・」とオットー様が言った。

「ワシには、全く知らされてないぞ」ブルーノ神父がぶつぶついっているけど、そりゃそうだよね。極秘事項だもの。ていうか喋って大丈夫かな・・・


「公爵様が手放したくないのなら、我らもそうでないとなるまいが、使徒殿、君の好きなようにしなさい。ここが良ければ、ここにいればいいし。枢機卿様のところに行きたいなら、それもよし。公爵様の意思に逆らうこともできないので、送ることはできないが・・・」オットー様は優しいね。でも、僕は使徒じゃないよ・・・


「しかし、教皇庁の実力は恐ろしいのう・・・何人かの学者が大攻勢前に編み出していたのだろう。あまりに異端くさいし、禁術っぽいから、封印されていたのを、大攻勢を機会に解禁されたのかもな。類推の域をでないが。恐らく、炎の魔術師がヒントだ。ちょっと歴史書をあたってみるか」

ブルーノ神父様は、そういいながら出ていった。いいなぁ、歴史書なんてあるんだ。読んでみたい。


トントントンと執務室のドアを叩く音がした。オットー様がドアを開けるとレオナルドさんだった。

「オットー隊長、下げ渡しされる傭兵の方をご紹介ください。ある程度、武具調整のあたりを付けたいので・・・」

「わかった。マエストロ?作業はどちらでなされるかな?」

「砦の鍛冶師か街に鍛冶屋がいるのでしたら、作業場をお借りしたいです」

「では、砦の鍛冶師に話をしよう」


オットー様は、砦の庭に面したところに、鍛冶師の作業場があるので、ついてくるように指示をした。

「使徒殿もついてくるように」この足でカール達のところにいくようだ。なんでも自分でやらなくてもいいのだけど、オットー様はやる気満々だ。なにかあったのだろう。いつもと違う。


階段を下りて、砦の正門前の中庭にいく。レオナルドさんは、息子を呼んで下りてきた。


中庭には砦の色々な機能が集約されている。馬小屋の隣に鍛冶師の作業場があった。蹄鉄を造ったりもするからだろう。他にも、壊れた兵士用の剣や槍がおいてあり、鍛冶師は、ちょうど歯の欠けた剣の修理をしていた。


「フランツ、教皇庁から派遣されたマエストロ、レオナルドを紹介したい」

修理中の剣を置くと、炉の前から立ち上がったフランツは、振り返ってレオナルドを見た。

「どうも、フランツです。で、何用です?」

なんだか、職人は難しいなと思いながらオットーはどう切り出そうかとしていたら、レオナルドが口を開いた。

「作業の途中で申し訳ない、マエストロ。私はレオナルド、鎧職人です。作業を進めながら、お話しを聞いてください」

「いや、大丈夫だよ。オットー様に申し訳ないから、で、なにかい?炉を貸してくれとかって話だろ?」

「はい、炉はそんなに使わないと思いますが、場所をすこしお借りできれば・・・こちらの砦の傭兵さんの体に、古い鎧を調整して合わさないといけないので・・・」

「へー、面白そうだな。いいよ、使ってくれ。工具とかは持ってきたのかい?」

「はい、持ち歩いていますから、お借りしなくても大丈夫だと思います」

「ま、いいよ。ここだと道具も手作りだから、大したものはないから」


オットーは安心した。砦に一人しかいない鍛冶師は、器用な男で、色々と工夫するのが得意だ。好奇心が旺盛で、変わったものを作ることがある。もっと偏屈かと思ったがそうでもないのだなとオットーは鍛冶師を見直していた。


「じゃ、フランツ、すまん。あとで来るので。これからカール達に会いにいかなくてはならぬのだ」

「へい、オットー様、こっちはいつでも大丈夫です」

「わかった」オットーはまだ話したそうなレオナルドを急かして鉱山街へ歩いていった。


アグネス様からの情報で、彼らは、今日はお休みしているらしい。恐らく傭兵用の寮だろう。鉱山街の外れのほうに傭兵の寮がある。これは夜中などに発生した、スタンピードの際に、彼らに戦力となってもらうためでもある。


傭兵寮は3階建てだ。オットーは、入口を開けた。ここにくるのは初めてだ。そういえば、カールの部屋が分からないな・・・仕方ないので、カール?と大きな声で呼んでみた。ガタン、ドーンと大きな地響きがして、ドドドドドと走る音と共に誰かが近づいてきた。階段上から、カールが顔をのぞかせて、「オットー様?どうされたのですか」といいながらすごい勢いで降りてくる。「おや、使徒様もいるのか」カールが破顔一笑した。気が楽になったようだ。


「カール、休んでいるところ済まぬ。ちょっと紹介したい人がいるのだ。全員を集めてくれるか?あ、男だけだ」

「かしこまりました」そういって、階段をまた大きな音で上がっていった。上階のほうでガヤガヤ声がし、全員がドシンドシンと下りてきて、階段の前に並んだ。

「全員揃いました」カールは威勢がいい。

「よし。では、マエストロ、空飛ぶザクセン人の男共を紹介する。リーダーのカール、槍使いのアレクシス、前衛、盾使いのクレメンスとコンラートの4人だ」

「お初にお目にかかります。鎧職人のレオナルドです。ちょうど4人なのですね。よかった」


 話がよく見えないようで、カール達が戸惑っている。

「ほら、この前、ドロップした具足一式を覚えているか?」オットーが見かねて教えた。

「あー、下げ渡してくださることになったやつですね。で、それで?」

今度はレオナルドが教えた。

「鎖帷子も、ヘルムや、諸々そのままでは、お体に会いませんでしょう?だから教皇様が、私を遣わしてくださったのです。あの具足を造った職人の子孫なのです。ですので、お体に合わせますので、お時間を頂きたく思いまして、オットー様にお願いしたところなのですよ」


「おお、本当ですか?ありがたい。みんな聞いたか?やったな」

みんな喜んでいるようだ。特に、クレメンスとコンラートの感激度合いがすごいようだ。そうか、いつもヘルムを磨いていたものな。


170年までの人物とか言われると驚きますよね。


どういうことなのでしょう。謎は、そのうち暴かれるでしょう。

とりあえず、ミヒャエルが彼の名前なのかもしれません。


次話は明日の予定です。鎧の調整とかがあります。

宜しくお願いします。

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