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神聖祓魔師 二つの世界の二人のエクソシスト  作者: ウィンフリート
平行世界へ
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第48節 本当に邪眼?

遅くなりました。

新キャラ出したのですが、ちょっと後の部分との整合性がとれなくて、急遽内容変更です。

「さてと・・・午後もお客さん待ちしようかな・・・それとも、あ、そうそう、君の名前教えてくれるかな?」

話しかけるのだが、答えてくれない。最初は口がきけないのか思ったが、さっきはありがとうって言えたよね。まず、目を合わそうとしない・・・なにかあったのだろうね。

困った。今夜のご飯のこと考えないといけないし。


そんな状態でどうしようかと考えていると、ベルタさんがやってきた。

「あ、いたいた。悪者君!元気そうね」

「こんにちは。お久しぶりです。もしかして何か御用ですか・・・」

「そうなのよ。ちょっと教えてほしいことがあってね」


ベルタさんが聞きたいのは、僕が孤児院に収容されたことがあると聞いていたから、どういう感じの施設だったか教えてほしいらしい。

砦全体で弱者救済をなんたらかんたら・・・砦の文官として、オットー様から何か案を示してほしいと言われたとか。オットー様は、騎士として、弱者の救済や保護をしなければならないと思っているのだって。騎士道ってやつらしい。で、砦の隊長に就任して、落ち着いてきたから、なんかやりたいらしい。本来、教会や修道院があれば、隊長がやらなくてもいいらしいけどね。

「私としてもね・・・私が、戦闘で死んでしまうことだってあるから・・・その時に私の子供が路頭に迷うとか、考えるだけで苦しくなるの・・・だから、折角、オットー様から提案を受けたので、何かしたいのよ。実際、君の隣にいる子だって、そうじゃない?」

ベルタさんはそういって、ちびっ子に視線を移した。ちびっ子は目を伏せたままだ。心を閉ざしている感じだね。それから僕を見つめていった。

「ねね、なんでもいいからあなたのいた修道院について教えて?」


僕は、修道院が聖ベネディクト戒律を採用していることを思い出したけど、戒律の内容までは知らないと言った。ただ、病者への看護とか、弱者の救済というようなことは、よく聞いたと言った。すこし嘘だけどね・・・だって、殆ど居なかったからね。すぐに攫われてしまったもん。でも、戒律は読んだことがある気がする。


「で、聖ベネディクト戒律とか、内容覚えてない?」

「え?それはさすがに読んだことないですから・・・あ、そうだ、ブルーノ神父様とかアポロニアさんに聞いてみてはどうですか?」

「そうね・・・でもさ、変よね。私に依頼するよりも、ブルーノ神父様に依頼すべき内容じゃないかしら・・・」そういって、ベルタさんは鉱山口から出ていった。


ベルタさん、大変だね。確か、今牢獄に人がいないっていってたな。多分ベルタさんが精神的に悩まないための工夫かな・・・仕事ないとつらいもんね。さて、どうしよう。この子と一緒じゃ鉱山にも入れないよ。荷物も持てないだろうしなぁ・・・まてよ、浮遊を使えば、持たなくてもいいんだよ・・・そうだ!


「ね、君?名前がないから呼べないんだけど・・・あ、僕も名前ないのと同じだ・・・」

「わたし・・・クリスタ・・・」

「あ、そうなんだぁ・・・いい名前だね」

あれ・・・クリスタって女子の名前じゃ・・・

「もしかして、女の子なの?」

「うん」


やば、今の発言やばいよね・・・女の子って思ってなかったってばれちゃったよ。


その時、鉱夫さんが、走ってやってきた。カウンターにアグネスさんを探している。


「あ、坊主、お父さんが見つかったぞ・・・アグネス様はいねえのか・・・いや、坊主が親父にあってからでいいか・・・よし、行こう」完全に死亡フラグだよ・・・


アグネスさんがお昼で居ないので、兵士さんに一声かけて、鉱夫さんは、ついてこいと言った。僕らは一緒に走りだした。ハインリヒの大広間まで、走れたが、クリスタはもう限界だ。体が小さいから、そんなに持久力はない、坑道の一つから数人の鉱夫さんが駆けだしてきた。

「おめえ、速いよ・・・ついていけねぇぞ・・・」

「まあな」

「あ、小僧を連れてきたのか・・・よし、ここからはゆっくりいこうぜ」

「なんだよ、息が苦しいからか?」

「まぁな・・・でも、あの状態じゃ引っ張りだせないぜ・・・兵隊さんに言ったか?」

「あ、見つかったことだけだ」


僕たちは、通称3号と言われる垂直坑道を滑り台で下りた。

それからコボルドの横道と呼ばれる洞窟の前まで来た。

「ここはよ、狭いんだよ・・・コボルドじゃないと通れないから、そうつけられたんだけど、でも、無理をすればぬけられるんだ。ところがな、先週落盤があったんだよ。俺らもまさかあいつがここを通るなんて思ってねぇから、探してなかったんだが・・・」

そのあとを足の速い男がつなげた。「もしかしてって思ってな、見てみたんだよ・・・そしたら、あいつの足みたいのがあってよ・・・おそらく、あいつなんだ」


クリスタが叫んだ。「私の、私のせいなんです。私が邪眼だからなんです」

なに、邪眼って?クリスタは泣いていた。泣きじゃくりながら続けた。

「お母さんが死んだのもみんな私の目のせいなんです」

チョットマッテクダサイ・・・ビューザーブリックって発音してたよね。

つまり、邪な目か・・・なんだそれ?


うーん、邪眼ってなんなんだろう。いや、今はそんな時じゃない。

僕らはそのライナーの横穴というところに入ってみた。入ってすぐのところに確かに、足が見える。僕は。考えた。浮遊を使えば、大きな落盤した石を浮かせられるかもしれない。もう、ぺっちゃんこだろうけど、石を浮かして、そのあとで、クリスタのお父さんも浮かして、引っ張ればいいな。


死体は怖いけど、このままってわけいかないよ。しかし狭すぎだ。


僕は、大きな落盤した石に触りながら、フジェーレと魔法をかけた。大きな石が雲のように浮き、体が見えた。今度はクリスタのお父さんの御遺体に触れて、またフジェーレと・・・あれ、なんか動いた。とりあえず、触りながら浮いている御遺体を引っ張る・・・クリスタは顔面蒼白で、カタカタ震えてる。


なんか変だな・・・御遺体って冷たいんだよね・・・妙に暖かいんだけど・・・


「おい、呼吸してないか?」足の速い鉱夫さんが叫んだ。

おいおい、生きてるよ。ぼくはクリスタにお父さん生きてるみたいだよって言った。


「え?」クリスタの瞳は、いわゆる、ヘーゼルの瞳と言われる、北の方の人に多い瞳の色だ。なんというか、色が変化するんだよね。よく目の色を変えるっていう言葉があるけど、それなんだ。周囲の環境次第で、色が変わって見えるんだ。だから、自分の目を邪眼って言ってたんだろう。瞳は明るい色に変わっていった。


僕は、お父さんを引っ張りだしたけど、浅い呼吸で、瀕死状態だ。意識はない。


とにかく、ぷかぷか浮いた状態で、引っ張って歩いた。いつ死んでもおかしくない状態だろうね。僕らはぷかぷかさせながら、立て坑を梯子で上った。重さが感じられないぐらいにぷかぷかしているので、結構楽だった。鉱夫さんの一人が、体を曲げたらいけないだろうと、服を引っ張って移動している。そして、ハインリヒの大広間につき、あとは、引っ張りながらぷかぷかとカウンター前まで走った。アグネスさんが、遺体回収班の準備をしているところに、ぷかぷか浮いた本人が来たものだから、みんなびっくりしてた。回収班には、空飛ぶザクセン人がいて、アポロニアさんがいたので、回復魔法をすぐにかけてもらった。


クリスタのお父さんは一命をとりとめたのだ。


意識は戻らないけど、呼吸がしっかりしてきたクリスタのお父さんは、砦の兵士さんに連れられて、ぷかぷかしながら、砦に運ばれた。


砦にいくと、ベルタさんが、驚いていた。すぐに二人の親子の部屋を復元しないとっていってた。


やったね、クリスタ。今日からまた、お部屋があるよ・・・


僕は無いけどね・・・やっぱり自分の寝る場所は欲しいよ・・・


ありがとうございました。


アップすることにこだわりすぎていて、内容が詰められなくなってきているように感じます。


次話からは、主人公オヤスミです。

宜しくお願いします。

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